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tyounekogami 2022年10月30日(日) 13:00:02履歴
- まずは、妖具を使うための基本的特徴を…。
- 悪名高い魔道書を、妖具としてガープスで用いる方法
- 魔道書の例
- オリジナル魔導書
- 枯渇宝典/日本語版 [114CP]
- 八幡大菩薩新義由来/日本語版 [78CP]
- 和寇草子/日本語版…[107CP]
- 秘教古伝/日本語版 [107CP]
- 慧翻子太歳星/漢語版 [106CP]
- 黒蓮蟲聲経:漢語の仏典 [78CP]
断罪の書 /英語版 [78cp]- 焔の皇子/フランス語版 [105CP]
- ピカトリクス/ラテン語版 [73CP]
- 黒の聖書(Bible Black)/英語版 [59cp]
- 『
大奥義書 』/フランス語版 [64cp] - アブラメリンの書/ゲオルグ・デーンによるドイツ語版からの英訳版 [65cp]
- ミュンヘン降霊術手引書(ネクロマンサーズ・マニュアル)/ラテン語版 [64cp]
天使ラジエルの書 /ヘブライ語写本 [65cp]- ガルドラボーク/スウェーデン語版 [61cp]
- 『ギリシア語魔術パピルス(英語版)』(通称PGM) [63cp]
- 『黒い雌鳥』/フランス語版 [65cp]
- アルス・アルマデル・サロモニス(Ars Almadel Salomonis)/英語版 [62cp]
- アルバテル(Arbatel De magia veterum)/ラテン語版 [66cp]
- アルス・ノウァ(Ars Nova)/ラテン語版 [63cp]
- 『悪魔の偽王国(プセウドモナルキア・ダエモヌム)』/ラテン語版 [64cp]
- クトゥルフ神話系
- オリジナル魔導書
魔道書は0〜5レベルまでの6段階に分かれています。
魔道書を「オン」にすると、見た目が明らかに異常と思えるものに変わり、魔道書レベルと同じレベルの魔法の素質を契約者に与えます。これには、1ターンの準備行動が必要です。また、オフにする場合も同様に1ターンの準備行動が必要です。これによって与えられる魔法の素質は、持ち主の素質と重複しますが、キャンペーン設定の才能の上限レベルを超えることはできません。
特定の呪文系統1系統と《活力回復》のみの技能レベルを上げる場合は1レベルごとに+14CP、2系統なら+15CPで済みます。
また魔道書は、「ER/魔法」を与えることがあります。
内訳:
魔法の素質 0レベル (切り替え可能:+10%、魔導書の限定:−31%。計−21%) [4]
1レベルで下記を追加。以降も同様の特殊な背景と魔法の素質を追加。
特殊な背景/魔法の素質4レベル以上の習得可 [10]
魔法の素質 +1レベル (切り替え可能:+10%、魔導書の限定:−31%。計−21%) [8]
呪漠経典(じゅばくきょうてん)とも呼ばれる。
水霊の天敵や渇きに関する神格について記されている東洋系の魔導書。
一時期写本がオカルト系犯罪者集団に出回ったことがあり、その多くが焚書された。
この本は常に乾燥していて、吸った水分はすぐになくなる。
能力:計136CP
[ 22CP] 1レベル魔道書
[ 36CP] 《水破壊》《脱水》に関してのみ4レベル魔導書として扱う
[ 2CP] 《水破壊》《脱水》の前提条件を無視できる
[ 4CP] 呪文の《水破壊》《脱水》を各2CPで取得。この本だけでも技能レベルは「知力+4」
[ 72CP] 専用アイテム/《水破壊》(アイテム自身のみ:−50%)+《発電》3点
不利な特徴:計-22CP
[-20CP] 契約時MC+20
[ -1CP] 才能がない/《水破壊》《脱水》を除く水霊系呪文
[ -1CP] 喉が直ぐに乾く。飲み物に限定された「くいしんぼ(12)」。
「契約時MC+20」はフェイクトゥルフの特徴です。妖具の所有者として力を扱えるようにするために、魂を魔導書に喰わせます。MCが溜まると、その点数に相当するマイナスCPの不利な精神的特徴を取得しないといけません。すで-20CP分はMCを溜める特徴で払っているので、契約者はCPを獲得できないまま-20CP分の精神的特徴を植え付けられます。特に決めていないなら、「熱狂/渇きの神格」[-15CP]と、「軽い妄想/脱水症状で死んだ生物の魂は渇きの神への供物になる。強くて賢い魂ほど良質の供物」[-5CP]を取得します。
八幡大菩薩は鍛冶の神であるとともに、武芸の神でもあり、侍たちの守護神でもありましたが、この神が、ヘブライの唯一神ヤハウェに由来するという異説もあります。この書『八幡大菩薩新義由来』は、九州北部の島嶼部で発見された鎌倉初期の古文書であり、この異説を裏付けるユニークな書物です。
その内容は、かって、八幡様によって、七日の間に世界が作られた話から始まります。
船王百合若が箱舟に乗って洪水に沈んだ世界をさすらう物語や、山上で神から十条の盟約を受け取る聖神官、無言のうちに語られた世界の終りなど、聖書に通じる物語が多く含まれています。
百合若が世界をさすらう物語の中には、人を惑わす鳥の歌姫『崔燕(さいえん)』など、ギリシア神話のイリアスと通じる物語もある一方で、星の揺らぎに眠る沈黙の九頭龍、森の黒き子山羊、風に乗りて歩む者など、クトゥルフ神話に通じる物語も含まれています。
能力:計78CP
[40CP] 2レベル魔道書
[15CP] 死霊系及び治癒系の呪文に関してのみ3レベル魔道書として扱う
[23CP] ER/魔法10点 (魔道書の限定/不快な副作用を除く:−26%)
室町時代、中国沿岸から南洋を荒らしまわった日本人の海賊/水軍衆とされる和寇の一派が、南洋から持ち帰った謎の石板を解読して作られた書物です。
能力:計107CP
[58CP] 3レベル魔道書
[15CP] 水霊系及び風霊系の呪文に関してのみ4レベル魔道書として扱う
[34CP] ER/魔法15点 (魔道書の限定/不快な副作用を除く:−26%)
大正十年ごろに、奈良南都大学の教授である無崎岑喬が、明智呈三という筆名で著した研究書です。
日本各地の地方宗派や仏教遺跡について神秘学的考察を加えています。
能力:計107CP
[58CP] 3レベル魔道書
[15CP] 地霊系及び幻覚/作成系に関してのみ4レベル魔道書
[34CP] ER/魔法15点 (魔道書の限定/不快な副作用を除く:−26%)
ハイパーボリアの大魔道士/賢者であるエイボンの残した魔道書の中国語版です。
翻訳したのはあの太公望であるとも、崑崙の仙人であるとも言われています。
秦の始皇帝はこの本に書かれた不老不死の力を得るため、道士である徐福を東方に派遣しました。
能力:計106CP
[58CP] 3レベル魔道書
[14CP] 地霊系に関してのみ4レベル魔道書
[34CP] ER/魔法15点 (魔道書の限定/不快な副作用を除く:−26%)
『アル・アジフ』の訳文が混入した漢語の呪法経典です。一説には般若心経の原点とも云われています。
大黒天(マハーカーラ)を本尊とする密教宗派である、黒蓮宗の根本経典でもあります。
同宗派は戦国時代の一時期、比叡山の実権を掌握するほどに繁栄しましたが、そのおぞましい実践がかの織田信長の知るところとなり、信長軍による比叡山焼き討ちの一因となったとも伝えられています。
「一切空、一切無、一切夢。色即是空」
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[22CP] 1レベル魔道書
[16CP] 死霊系呪文及び転送系呪文及び精神操作系呪文に関してのみ2レベル魔道書
[40CP] ER/魔法18点 (魔道書の限定/不快な副作用を除く:−26%)
17世紀の悪名高い魔女にして毒薬商人ラ・ヴォワザンことカトリーヌ・モーヴォワザンによって著されたとされる、アザゼル信者たちの秘密経典です。
近代フランスの錬金術や黒ミサ等に関する第一級の資料でもあります。
この本は1680年にヴァチカンによって、『ネクロノミコン』『屍食教典儀』と並ぶ3大禁書に指定されました。
能力:計105CP
[58CP] 3レベル魔道書
[15CP] 火霊系及び治癒系に関してのみ4レベル魔道書
[32CP] ER/魔法14点 (魔道書の限定/不快な副作用を除く:−26%)
ピカトリクスとは、中世ヨーロッパの魔導書(グリモワール)の中でも、400ページにわたる最大の情報量を誇ると言われている魔導書です。元々は、アラビア語で書かれた魔導書「賢者の極み(ガーヤト・アル=ハキーム)」であり、これはそのラテン語版です。
なお、このアラビア語版原書は、1020年に発見された非常に古い、歴史ある魔導書とされています。
基本的な内容は、9〜10世紀に近東で作られたヘルメス主義(錬金術師のヘルメス・トリスメギストスによる神秘学思想のこと。占星術、錬金術、神智学、自然哲学の要素を持つ内容の思想)、サビアニズム(イスラムの聖典コーランの中の啓典の民、つまり異教徒として扱われてきたマイノリティ集団の思考や思想のこと)、イスマーイール派のグノーシス主義(イスラム教シーア派の一派で、自己の本質と神との二元論が特徴的な思想)ほか、思想、占星術、錬金術、魔術に関するテキストが多く見受けられます。別名では、「完全版・天界魔術書」とも言われています。この魔導書が西洋魔術へもたらした影響力は、かなり多大なものだったという声は研究者の間でも多く言われていることです。また、ルネッサンス時代の造形美術を語る上で、この魔導書の存在は不可欠とも言われています。
ピカトリクスの内容は四部に分かれており、実のところ著者は明確にはわかっていません。イスラムの歴史学者イブン・ハルドゥーンは「歴史序説」の中で、1005〜1008年の間に死去した数学者アル=マジュリーティーではないか、と推測しています。また、他の学者は、ピカトリクスという表題は、アラビア語の文献におけるブクラーティース、またはビクラーティースという名への転写である、と語っていますが、いずれも定かではなく定着した説になってはいません。
内訳:22+15+36=73CP
[22CP] 1レベル魔道書
[15CP] 死霊系呪文及び魔化系呪文に関してのみ2レベル魔道書
[36CP] ER/魔法16点 (魔道書の限定/不快な副作用を除く:−26%)
『大奥義書』は黒魔術に属するグリモワールの一つです。アーサー・エドワード・ウェイトは『大奥義書』を「一連の(グリモワールの)中で最も奇想天外なもの("the most fantastic of the cycle ")」と評しています。この書は1522年の写本に基づくものと謳われていますが、実際には18世紀になってしばらく経ってから書かれた様です。編者はラビのアントニオ・ヴェニティアナとされ、編者の名から、この書の発祥はイタリアであると考えられています。
内容としては、召喚において必要な神秘の杖の作製方法、悪魔の階級と名称の一覧、悪魔との取引を行うためにルシファー配下の悪魔であるルキフゲ・ロフォカレを召喚する手順、その他まじないの類が記載されています。
登場する悪魔
他の多くのグリモワールと同様に、『大奥義書』にも悪魔の階級構造が紹介されています。本書によれば、地獄/魔界は三柱の精霊が支配しています。
支配者たる三精霊
階級 | 精霊 |
---|---|
皇帝 | ルシファー |
君主 | ベルゼビュート |
大公爵 | アスタロト |
そして、これらの支配者の配下に六柱の上級精霊があり、これら上級精霊が三柱ずつ合計十八の準上級精霊(かれらでさえも、大抵は総計1000cp級以上)を指揮しているそうです。
六柱の上級精霊とその配下たる準上級精霊たち
階級 | 精霊 | 配下 |
---|---|---|
宰相 | ルキフゲ・ロフォカレ | バエル/アガレス/マルバス |
大将 | サタナキア | プルフラス/アモン/バルバトス |
司令官 | アガリアレプト | グエル/グイソン/ボティス |
中将 | フルーレティ | バティム/ピュルサン/エリゴル |
旅団長 | サルガタナス | ゾレイ/ウァレファル/ファライー |
少将、総監督官 | ネビロス | イポス/ナベリウス/グラシャ=ラボラス |
他にも何百万という精霊たち(それぞれ総計800cp以下)がいて、これらの上級精霊たちに仕えているそうです。しかし、それらの下級精霊たちに何かを命じる場合には六柱の上級精霊を通じて行えば済むため、下級精霊たちの名を挙げることに意味はないとして紹介はなされておりません。
http://www.elfindog.sakura.ne.jp/grangri.HTM
内訳:22+15+27=64cp
[22CP] 1レベル魔道書
[15CP] 死霊系呪文及び魔化系呪文に関してのみ2レベル魔道書
[27CP] ER/魔法12点 (魔道書の限定/不快な副作用を除く:−26%)
賢者アブラメリンの神聖魔術の書(The Book of the Sacred Magic of Abramelin the Mage)は、15世紀頃のドイツのヴォルムスのユダヤ人アブラハムが著者とされるグリモアで、長き隠遁の準備行によって「聖守護天使との知遇と対話」#1を得た後に、この天使の監督と助力の下で悪魔らを支配する契約をし、その後は様々な文字による特殊な方陣を用いて悪魔を使役するという内容です。
英訳は2つあり、マクレガー・メイザースが1900年に(不完全な)フランス版から訳したものと、近年ゲオルグ・デーンによって原書に近いドイツ語版から新訳が出されています。
フランス版は3部に分かれており、第1部はアブラハムがエジプトで賢者アブラメリンと出会って魔術の奥義を伝授される物語。第2部は聖守護天使と出会い悪魔達を支配下に置く契約をするための行。第3部はその後に様々な目的のために用いる方陣のカタログです。さらにドイツ版では第1部と第2部との間に、雑魔術のレシピの部も含まれています。
第2部の隠遁の行が本書のメインとなっており、術者は6ヶ月(ドイツ版では18ヶ月)の隠遁、聖書を読み、祈り、心を清める生活をした後に、聖守護天使と出会う事に成功します。第3部の方陣のリストは、フランス版ではほとんどが欠けており、メイザースの復元の努力にも関わらず実行は不可能に近いでしょう。一方ドイツ版では全て完全な方陣となっています。
ちなみにフランツ・バードンもこのグリモアに親しんでおり、ピーター・ハウマー編の1725年版を用いていたそうです。
#1 The Holy Guardian Angel、略してHGAとよく呼ばれる。現代魔術(特にクロウリー系)では、この守護的な存在と接触するのが修行の当初の目的の1つとされる。ヨーガでの梵我一如の考えに少し似ている。
https://w.atwiki.jp/memotyors/pages/88.html
内訳:22+16+27=65cp
[22CP] 1レベル魔道書
[16CP] 死霊系呪文及び治癒系呪文及び呪文操作系呪文に関してのみ2レベル魔道書
[27CP] ER/魔法12点 (魔道書の限定/不快な副作用を除く:−26%)
ネクロマンサーズ・マニュアルとは、その名の通り、死者や霊を介する魔術師たち(necromancer)が読むバイブルのことです。15世紀に制作されたグリモワール(魔導書)で、ドイツ・ミュンヘンのバイエルン州立図書館に所蔵されていることから、別名「ミュンヘン降霊術手引書」とも呼ばれます。これらはすべて通称で、正式には手稿「CLM849」と言います。すべてラテン語で記されており、手稿の内容はリチャード・キークヘファーが1998年に出版した『禁断の儀式、15世紀の降霊術師のマニュアル』に収録されました。
ネクロマンサーズ・マニュアルには「降霊術」についての詳細も書かれています。この手稿によると、死者の霊や悪魔を召喚するためには、3つのものが必要だと言います。魔法陣、祈祷文(呪文)、生け贄です。魔法陣は、悪魔などの邪悪なものを呼び出す際に、術者を守る結界の役割を果たします。祈祷文は、よこしまな考えを抱く悪魔に対し、権力を示すための特別な言葉。悪魔の力を抑制するなど、いわゆる言霊のような力が作用します。そして生け贄は、召喚したものに捧げる報酬です。簡易的な儀式の場合は何らかの品で済ませることもあるようですが、供物を集めるのに苦労すれば苦労するほど儀式の質が高まるということで、生け贄には動物の肉や人肉が望ましいとされています。
手稿には、こうした悪魔や儀式の詳細以外にも、幻覚を見せるための呪文について記された箇所などもありました。この手稿は、ネクロマンサーたちにとって有益な情報にあふれた、まさにマニュアルという名がふさわしい書物であったことがうかがえます。
http://xn--230ao56b.com/p275/
内訳:22+15+27=64cp
[22CP] 1レベル魔道書
[15CP] 死霊系呪文及び幻覚・作成系呪文に関してのみ2レベル魔道書
[27CP] ER/魔法12点 (魔道書の限定/不快な副作用を除く:−26%)
神の知識が記されている書物「大天使ラジエルの書」。
持つ者に神秘の力を授けるだけでなく、その内容は神のみが知る秘密で満ち溢れているという本です。
現在は原本は失われてしまい、中身を書き写した写本のみが後世に受け継がれています。
「大天使ラジエルの書」は、神の秘密を守る(同時に神の秘密を知っている)天使ラジエルによって書かれたとされている本です。
その内容は、ありとあらゆる全ての知識が書かれたものとされ、ラジエル以外の天使でさえ知らされていないことさえ書いてあるそうです。
・全宇宙の謎を解くカギとなる1500のこと
・天使の文字や言葉
・魔除けの作り方
・生命や霊について
・地獄について
・エデンの園の区割り
これらさまざまな内容で構成されていたとされています。
ラジエルの書に関する伝説の中には、エデンの園を追われたアダムに対し彼を哀れに思った天使ラジエルが授けたといったものや、神の命でラジエルがアダムに与えたとするものが存在します。
天使すら知らされていない知識が書かれた本を人間が持っていることに反発した天使がいたという伝説もあります。
それによると、他の天使がアダムから書を奪い海に捨ててしまったが、海と死の天使ラハブによって回収されて再びアダムのもとに戻され、代々アダムの一族が受け継ぐことになったという事です。
アダムの一族に継承されていったラジエルの書は、子孫であるエノクが天使メタトロンとなるきっかけを与え、ノアはこの書を参考にしてノアの方舟を築いたとされています。古代イスラエルのソロモン王は、悪魔を従える術や王として君臨する極意を学んだとされています。
ラジエルの書の原本はサファイアで構成されていたとされていますが、現在残っているのはその写本のみです(写本自体は13世紀から存在していたそうです)。
本書はドイツのルネサンス期の魔術において悪名高いものとなり、ヨハンネス・ハルトリープはこれを名指して『ピカトリクス』と並び最も忌まわしい黒魔術の作であると非難しました。アダムの祈りはクエスのニコラスによって二つの説教(Sermo I, 4, 16.25; Sermo XX, 8, 10-13)に書き換えられ、さらにロイヒリンがその著作『カバラの術について』の中でこれを使用したそうです。15世紀のコンラート・ボルスタッターは手稿 Cgm 252 において「アダムの祈り」のラテン語版の改竄に気付いたことを明かしたが、彼はラジエルをラファエルに、セツをセムに置き換えています。
13世紀のカスティーリャ王国の国王アルフォンソ10世が作らせた本が由来となり、時間の流れと共に多くの物語や設定が脚色されて現在に至るという説が一般的になりつつあるのですが……。
http://scenario-material.hatenablog.jp/entry/2013/...
内訳:22+16+27=65cp
[22CP] 1レベル魔道書
[16CP] 死霊系呪文及び治癒系呪文及び知識系呪文に関してのみ2レベル魔道書
[27CP] ER/魔法12点 (魔道書の限定/不快な副作用を除く:−26%)
ガルドラボーク(Galdrabók、アイスランド語で「魔術の書」)は1600年頃のものと推定されるアイスランドの呪術書です。本書は47のまじないを収録した小さな手稿本の形をとっています。
17世紀のアイスランドでは多くの人が呪術師として処刑され、多数の呪術書が燃やされたそうです。アイスランドの魔女裁判記録の統計によれば女性よりも男性が多く裁判にかけられており、呪術書や呪術的シンボルを描いたものを所持していた男性がそのかなりの割合を占めていたと考えられています。その時代のアイスランドの、知られる限り唯一の現存する呪術書が本書であるとされています。
このグリモワールは四人の別々の人物によって編まれており、編集はおそらく16世紀末に始まり、17世紀中葉まで続いたようです。最初の三人の筆記者はアイスランド人で、四人目はアイスランド語の文献から学んだデンマーク系の人物であったそうです。本書を構成するさまざまなまじないはラテン語とルーン文字を素材としており、さらに、Icelandic magical staves(ガルドルと呼ばれるアイスランド呪術特有の、ルーンを組み合わせたような呪術的シンボル)、キリスト教的存在やデーモンや北欧の神々への祈願、薬草や呪術的物品の使用についての教示も記されています。いくつかのまじないは防護的なもので、出産、頭痛、不眠、前にかけた呪文、疫病、海での苦難や遭難といった厄介事にともなう問題に対抗することを意図している。他のまじないは、怖がらせる、動物を殺す、盗人を発見する、誰かを眠らせる、女性を魅了することを目的としています。
本書は1921年に Natan Lindqvist によって原典版にスウェーデン語訳を添えて出版された。英語訳は1989年にスティーブン・フラワーズによって出版され、1992年には Matthías Viðar Sæmundsson による詳細な解説付きのファクシミリ版が出版されました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%AB%E...
内訳:22+16+23=61cp
[22CP] 1レベル魔道書
[16CP] 防御・警戒系呪文及び精神操作系呪文及び肉体操作系呪文に関してのみ2レベル魔道書
[23CP] ER/魔法10点 (魔道書の限定/不快な副作用を除く:−26%)
原典は紀元前2世紀に記されたもので、中には呪文、儀式、占いの方法がずらりと並んでいます。
悪魔を召喚する方法、異世界の扉を開く方法、野生動物から身を守る方法など様々ですが、特に興味を惹かれるのは異世界の存在を呼び出し、命じる方法でしょう。一番多い内容は未来を知る儀式の方法です。たとえば、“鉄のランプ立て”、“乳香”、“汚れを知らぬ無垢な子供”を利用した方法では、深い瞑想状態に入った子供が、炎の中に未来のイメージを見るそうです。
内訳:22+16+25=63cp
[22CP] 1レベル魔道書
[16CP] 知識系呪文及び死霊系呪文及び転送系呪文に関してのみ2レベル魔道書
[25CP] ER/魔法11点 (魔道書の限定/不快な副作用を除く:−26%)
『黒い雌鳥』は1820年にフランスで出版されました。
この本の著者は、ナポレオンのエジプト遠征に従った指揮官の一人だそうです。
ある時彼の軍は、アラブ人の軍に急襲されて指揮官以外が全滅してしまいます。唯一残された指揮官は、逃走中に、ピラミッドから現れた魔術師に出会いました。『黒い雌鳥』に書かれている内容は、この魔術師に教えてもらった魔術だというわけです。
『黒い雌鳥』は前半と後半に分かれています。前半には、四大元素の霊を呼び出す、安全に世界のどこにでも移動できる、透明人間になるなどの、様々な魔術的効果を持っている護符と指輪が紹介されています。
後半には、この世に隠された宝を発見してくれるという、黒い雄鶏の作り方が書かれています。この効果によって、『黒い雌鳥』はトレジャーハンターの間で人気となったのです。
黒い雌鳥の作り方と作るための条件
まず術者は、正午の光に当てても全く汚れのない卵を見つけます。次に、できるだけ黒い雌鳥を選びます。もし別の色の羽根が混ざっていたら、引き抜いてしまいます。
その後、黒いフードを使用します。フードで嘴を除く雌鳥の頭を覆って、何も見えない状態をつくるわけです。更に黒い素材で裏打ちされた箱に雌鳥を入れ、光が差し込まないような部屋へと置きます。
餌も夜だけ与え、雑音で雌鳥が驚かないように注意する必要があります。雌鳥に黒だけを意識させた状態にし、卵を抱かせるのです。
こうすることで、卵は完全に黒に洗脳されます。生まれてくるヒナも真っ黒な雌鳥になるのです。この雌鳥が通常サイズまで成長すると、本能から隠された財宝や黄金を見つけてくれます。
簡単そうにも見えるこの方法ですが、実践者は十分な賢明さと徳を持っていなければならないという条件があります。またゾロアスター教の教祖であるゾロアスターの父にあたるオロマシスが、このような鶏を所持していた最初の人物です。
http://magic.cosmic-egg.com/contents/the-black-pul...
内訳:22+16+27=65cp
[22CP] 1レベル魔道書
[16CP] 死霊系呪文及び魔化系呪文及び動物系呪文に関してのみ2レベル魔道書
[27CP] ER/魔法12点 (魔道書の限定/不快な副作用を除く:−26%)
天の四つの高度と黄道十二宮360度を支配する大精霊についての書。これもアルス・パウリナと同じく天使達のみを取り扱っており、『ソロモン王のテウルギアの書 第二章』とも呼ばれています。Ars Almadel とは「アルマデルの術」という意味です。このアルマデル(Al-madel)というアラビア語がどういう意味かははっきりしていないが、本書では魔術に用いる蝋板を「ソロモンのアルマデル」と称しています。
アルマデルはそれぞれ異なる4つの領域に属する天使に対応しています。文書にはその天使の名(ゲロミロス、アフィリザ等)と頼み方(正しい目的のみ頼むこと)、召喚に適した日付が記載されています。また、天使が召喚された際の身体的な特徴についても触れており、召喚される天使には女性もかなりいるとのことです。
https://www.weblio.jp/wkpja/content/%E3%83%AC%E3%8...
内訳:22+15+25=62cp
[22CP] 1レベル魔道書
[15CP] 知識系呪文及び転送系呪文に関してのみ2レベル魔道書
[25CP] ER/魔法11点 (魔道書の限定/不快な副作用を除く:−26%)
16世紀編纂。著者不明。7つの惑星霊の召喚のグリモアです。内容的には「重度の」キリスト教の影響が濃いようです。そのため、グリモアの世界では珍しく比較的クリーンであり、20世紀のA.E.ウェイトも「儀式魔術の書」の中でこのグリモアを超越魔術の儀式のカテゴリーに入れ、「黒魔術へ導く危険な教授が無い」としています。
題名のアルバテルの意味であるが、これは2つの説があり、神名の4文字、テトラグラマトンを意味するという説と、これらの教授を明らかにした天使の名前という説があります。
このグリモアは「箴言」(Aphorismus)によって分割されており、神の数である7つの箴言でセットにしてあり、それが7つあるので合計で49の箴言があります。箴言の内容は、キリスト教の教訓話がほとんどであり、中世の伝統が濃いといえます。
http://www.elfindog.sakura.ne.jp/arbatel.HTM
内訳:22+15+29=66cp
[22CP] 1レベル魔道書
[15CP] 知識系呪文及び治癒系呪文に関してのみ2レベル魔道書
[29CP] ER/魔法13点 (魔道書の限定/不快な副作用を除く:−26%)
ソロモン王が神殿の祭壇で行っていた祈りの書とされ、魔術一般と聖なる知識について記されています。大天使ミカエルが、稲妻とともにソロモン王に授けた物だそうです。また、ソロモン王はこれと同時に多くの神からの手記を受け取っており、これによって名高い智恵を得たとも云います。Ars Nova とは「新しき術」の意であり、また「名高き術」(Ars Notoria)、「書記術」(Ars Notaria)とも言うのだそうです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%A1%E...
内訳:22+14+27=63cp
[22CP] 1レベル魔道書
[14CP] 知識系呪文に関してのみ2レベル魔道書
[27CP] ER/魔法12点 (魔道書の限定/不快な副作用を除く:−26%)
このグリモワールには『ソロモンの小鍵』の第一章である『ゴエティア』と同様に悪魔の一覧と召喚するのに適した時間と儀式が記されています。『ソロモンの小鍵』の現存する既知の写本は17世紀以降のもので、本書はそれ以前の16世紀に書かれたものです。しかし『ゴエティア』の原形の成立年代についてはっきりしたことは判明しておらず、いずれが先行する文献かは意見が分かれています。フレッド・ゲティングズは『悪魔の事典』の中で、『ソロモンの小鍵』の初期の版は15世紀初頭に遡ると仮定し(「グリモア」の項参照)、『悪魔の偽王国』は『レメゲトン』の初期の版を基に作られたと記しています(『プセウドモナルキア・ダエモヌム』の項参照)。ジョゼフ・ピーターソンは、レジナルド・スコットが英訳した『悪魔の偽王国』には『ゴエティア』と同様にプルフラスの記載がないことから、『悪魔の偽王国』にプルフラスの脱落した版が存在した可能性を指摘し、その版が現行の『ゴエティア』の編成に影響を与えた可能性を示唆しました。
『ゴエティア』で紹介される72の悪魔と『悪魔の偽王国』で紹介される69の悪魔のうち68体は共通しているが、その順番や特徴の一部は異なっています。
『ゴエティア』には登場するが『悪魔の偽王国』に記述されていない4人の悪魔は ウァサゴ、セエレ、ダンタリオン、アンドロマリウス。 逆に『悪魔の偽王国』には登場するが『ゴエティア』に記述のない悪魔はプルフラスである。
https://www.weblio.jp/wkpja/content/%e6%82%aa%e9%a...
内訳:22+15+27=64cp
[22CP] 1レベル魔道書
[15CP] 死霊系呪文及び知識系呪文に関してのみ2レベル魔道書
[27CP] ER/魔法12点 (魔道書の限定/不快な副作用を除く:−26%)
2レベル魔道書 [40CP]、
情報伝達系に関してのみ3レベル魔道書 [14CP]、
ER/魔法11点 (魔道書の限定/不快な副作用を除く:−26%) [25CP]、
wikipedia:エルトダウン・シャーズ(Eltdown Shards)
2レベル魔道書 [40CP]、
地霊系に関してのみ3レベル魔道書 [14CP]、
ER/魔法12点 (魔道書の限定/不快な副作用を除く:−26%) [27CP]
我がメモ帳 @ ウィキ:グ=ハーン断章(グ・ハーンだんしょう、 G'harne Fragments)
プロフィール:
このバージョンは錬金術師ゲオルグ・ザミャーヒによるラテン語先行量産版です。インドの宗教家であるマールターンダ師の秘蔵書であり、また別の1冊がN県鹿骨市雛見沢村の入江診療所のナースである鷹野三四女史の手に渡り、彼女の思想と行動に、狂気にも似た影を落としたという都市伝説もあります。
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内訳:22+14+27=63cp
1レベル魔道書 [22CP]、
死霊系呪文に関してのみ2レベル魔道書 [14CP]、
ER/魔法12点 (魔道書の限定/不快な副作用を除く:−26%) [27CP]
wikipedia:妖蛆の秘密(ようしょのひみつ、ようそのひみつ、英:Mysteries of the Worm、羅:De Vermis Mysteriis)
内訳:22+14+27=63cp
1レベル魔道書 [22CP]、
光・闇系呪文に関してのみ2レベル魔道書 [14CP]、
ER/魔法12点 (魔道書の限定/不快な副作用を除く:−26%) [27CP]
wikipedia:金枝篇(きんしへん、英: The Golden Bough)
内訳:22+14+23=59cp
1レベル魔道書 [22CP]、
風霊系に関してのみ2レベル魔道書 [14CP]、
ER/魔法10点 (魔道書の限定/不快な副作用を除く:−26%) [23P]
wikipedia:セラエノ断章(セラエノだんしょう、Celaeno Fragments)
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内訳:22+15+27=64cp
1レベル魔道書 [22CP]、
死霊系呪文および食料系呪文(!!)に関してのみ2レベル魔道書 [15CP]、
ER/魔法12点 (魔道書の限定/不快な副作用を除く:−26%) [27CP]
wikipedia:屍食教典儀(ししょくきょうてんぎ、仏:Cultes des Goules、英:Cults of the Ghouls)
内訳:40+14+20=74cp
2レベル魔道書 [40CP]、
水霊系に関してのみ3レベル魔道書 [14CP]、
ER/魔法9点 (魔道書の限定/不快な副作用を除く:−26%) [20P]
wikipedia:無名祭祀書(むめいさいししょ、独:Unaussprechlichen Kulten、英:Nameless Cults)
内訳:58+14+34=106cp
3レベル魔道書 [58CP]、
水霊系に関してのみ4レベル魔道書 [14CP]、
ER/魔法15点 (魔道書の限定/不快な副作用を除く:−26%) [34P]
wikipedia:無名祭祀書(むめいさいししょ、独:Unaussprechlichen Kulten、英:Nameless Cults)
内訳:58+14+29=101cp
3レベル魔道書 [58CP]、
水霊系に関してのみ4レベル魔道書 [14CP]、
ER/魔法13点 (魔道書の限定/不快な副作用を除く:−26%) [29CP]
wikipedia:水神クタアト(すいじんクタアト、Cthat Aquadingen)
このページへのコメント
第四版って、百鬼夜翔の劣化版なの?
第4版は、第3版の改訂版です。
第4版は、第3版に比べてデータの整理が進みバランスの見直しがされています。
対して百鬼夜翔は、第3版用の日本独自展開ですので、第4版には直接の影響は与えていません。ですので、劣化も何もありません。
魔道書の価値/ランクの目安を反映させました。
拙いアイディアを掲載していただき、ありがとうございます!
ちなみに魔道書の価値/ランクの目安は、
0〜1レベル:比較的一般に出回っている廉価版
2レベル以上:稀覯書(レアブック)・上級魔道書
4レベル:アル・アジフ級
と構想しております。
第4版は、第3版の改訂版です。
第4版は、第3版に比べてデータの整理が進みバランスの見直しがされています。
対して百鬼夜翔は、第3版用の日本独自展開ですので、第4版には直接の影響は与えていません。ですので、劣化も何もありません。
誤爆です