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tominosyou 2022年12月11日(日) 15:50:18履歴
以下の“選択ルール”は、小火器・榴弾・焼夷弾にしか用いません。「故障」(Malfunctions)というのは武器の機械的な不調のことです。不発や弾詰まりです。ファンブルとは異なり、故障はふつう使用者を危険にさらすことはありません。
このルールを用いる上では、小火器・榴弾・焼夷弾は「故障値」(Malfunction number または Malf.)という数値を用います。これはそのTLによって決まります。
TL | 故障値(Malf.) |
---|---|
TL3 | 12 |
TL4 | 14 |
TL5 | 16 |
TL6以上 | 17 |
優、ないし特優の銃器は故障値が+1されます。安価な武器は-1されます。武器の種類によっては故障値が高かったり低かったりするものもあります。それぞれの説明で示されます。酷使されていたり、メンテナンス不足だったり、ダメージを受けたりしている時には、GMは故障値を自由に下げてかまいません。
攻撃者の技能レベルとは関係なく、命中判定のサイコロの目で故障値以上の目を出してしまうと武器は故障します。正確な効果は武器によります。
[[故障>故障#BREAKDOWNS]]
有志による情報提供。(機械的処理のため、誤字脱字を含む可能性大)『ベーシックセット』の第17章「科学技術とアーティファクト」のp.459/139「故障」より。
日常生活で起こる装備の故障の大半は、戦闘によるダメージではなく、酷使や損耗が原因です。GMは、複雑な人工物(無生物)に対して、以下のルールを適用できます。
[[メンテナンス>故障#Maintenance]]可動部分のある人工物や、非常に複雑なもの、常に圧力にさらされているものを正常に働かせるには、定期的なメンテナンスが必要です。これには、あらゆる武器と車両、精密な光学機器(カメラ、暗視装備など)、ネジ回しやナイフより精巧な品物が含まれます。
こうした機械類には、「メンテナンスが必要」の不利な特徴で述べたように、適切な技能による定期的な“メンテナンス判定”が必要です。メンテナンスの頻度は、さまざまです。市販の地上車両なら、1週間あたり、1〜20人数×時間」のメンテナンスが必要です。武器、とりわけ銃には、毎日あるいは使うたびごとに清掃が必要です。工場やジェット戦闘機といった、大型で複雑なものになると四六時中というわけでないとしても1日あたりに膨大な「人数×時間」のメンテナンスが必要です。
メンテナンスを行なわなかったり、判定に失敗すると、生命力が減少します。この生命力の減少は累積し、「損傷の効果」や「泥や砂による装備の故障」で解説したすべての生命力判定に影響します。失われた生命力を取り戻すには、前述の修理のルールを用いてください。生命力を1点回復するごとに、別個の大修理として扱います。
これらのルールは、次の品物には当てはまりません。可動部分のない品物、倉庫に保管された装備(野外に置かれていないもの!)、密閉容器を備え、未使用で野外に置かれている人工物。
[[泥や砂による装備の故障>故障#Slime_Sand_and_Equipment_Failure]]過酷な条件下では、メンテナンスを行なっていても、故障の可能性が高くなります。メンテナンスが必要な人工物をうっかり悪条件にさらしてしまうと(たとえば沼に落とす、砂嵐のなかに置き忘れる、火山灰に埋める)、生命力+4の判定を行ないます。生命力は、その段階での値を用います――メンテナンスをしていないぶんの減少を含みます。生命力の数値のない品物については、生命力10と見なします。極端な環境(砂漠、沼、密林など)では、それぞれの品物について、不十分な手入れに対する判定に加えて、毎日1回の判定を余分に行なわねばなりません。
判定に失敗すると、装備は故障や作動不良を起こし、小修理を行なうまでまったく働かなくなります。ファンブルすると、大修理が必要になります。GMはこっそり判定を行なっておいて、普通に使おうとしたときに作動しないことを明かすようにしてもかまいません。
修正値: Modifiers
- 毎日、清掃とメンテナンスに充分な時間を取れるなら+1(GMの判断)。
- 使いすぎたり、環境が特に劣悪な場合-1~-2。
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