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tominosyou 2024年03月04日(月) 16:48:09履歴
『ベーシックセット』の「第5章:魔法」は『魔法大全』で上書きします。第4版『ベーシックセット』第2章「有利な特徴」の「有利な特徴の起源」より。B35P
「魔法」は、「呪文」と呼ばれる技能を利用して操作する強大な力です。呪文を唱えることによって、魔法使いは魔法のエネルギー――「マナ」と呼ばれます――を操作し、ありとあらゆる効果を引き出します。ゲーム世界によっては魔法は不安定な技であったり、科学そのものであったりします。
呪文には、それぞれ別の目的を持つ何百もの種類があります。特定の目的に最適な呪文を見つけ出すのは、骨の折れる作業です。非常に熟練した魔術師なら、新たな目的には新たな呪文を創り出し、新分野を切り拓くこともできます。しかし、魔法の実験は初心者や気力の乏しい者には向いていません。
優秀な魔法使いは、魔法を学習・使用するため「魔法の素質」と呼ばれる特徴を先天的に持っています。レベルを問わず「魔法の素質」をもったキャラクターを魔術師と呼びます。多くのゲーム世界では、魔術師だけが魔法を使うことができます。またすべての世界において、魔術師は「魔術師でない者」よりもうまく魔法を使うことができます。
魔法を使う場合、呪文に指定された「準備時間」の間、呪文詠唱に集中せねばならない。「集中」の行動を選択すること。必要な時間だけ、集中を途切れず続けられたら、その能動ターンの終了時に発動判定。集中時間が1ターンの呪文の場合、あるターンのはじめに「呪文を唱える」と「集中」を宣言し、次の行動順のキャラクターの行動が始まる直前に、発動判定を行なう。
集中時間が1ターンの射撃呪文は、発動したターンに即発射することはできない(発動判定とは別に必要な「呪文の射撃」は攻撃行動の一種であり、その枠はそのターン中の「集中」に既に使われていて次のターンを待たなければならない。発動判定のタイミングである能動ターン終了時に1段階目のチャージをすることになる)。
朦朧状態では集中は不可能。
エラッタ修正:呪文を発動させるタイミングの「ターン終了時」は「能動ターンの終了時」であり、当人の手番の終了時のことである。つまり次の行動順のキャラクターの手番の直前である。「ターンの終了時」は当人の次の行動できるターンの直前を指す(それまでに他者の行動順が入る)。「能動ターンの終了時」は当人の手番の終了時を指す(他者の行動順に移る直前)。「能動ターン」の概念は、第4版ベーシックやユエルの時点ではちゃんと訳されていなかった。ガープス・ユエル・サプリメント123P参照。

魔法関連参照用の定型文
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