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tyounekogami 2024年09月29日(日) 13:16:16履歴
「蛇呪の婢」とはいわゆる "モンスター娘" であり、ヘビ人間によって創造された女性型CMBの分類を指します。TRPG用に新設された種族グループです。その起源はショゴスに様々な遺伝子情報(霊的因子含む)を取り込ませた種族、あるいはショゴスが内包する邪神ウボ=サスラの因子を部分的に引き出した種族とされています。それを行ったのは生命創造・改変が可能な技術を備えていた頃(およそ3億〜2億年前)のヘビ人間だそうです。ヘビ人間が奉仕種族として彼女らを創造し、共に栄えていました。しかし、イグ神の呪いでヘビ人間が衰退した際、蛇呪の婢もその呪いに巻き込まれる形で大きく衰退しました。退化したヘビ人間と共に、異種族(特に人類先祖や、敵対神格勢力)と争った際、その多くが滅びました。クトゥルフ神話においてヘビ人間が魔女や妖精伝承の起源の一端となったように、蛇呪の婢もまた亜人種伝承の起源になったとされます。
現在、彼女らの多くはドリームランドにいます。地球に残っている者のほとんどはヘビ人間の管理下で人間社会に潜伏しています。
目次
現代地球での蛇呪の婢の上半身は、人間の女性に似た姿をしています。イグ神の呪いによって、彼女らは完全な人型の品種にはどうしてもなれず、異形の部位が大きなままです。人化能力が使える者も、あくまで本来の姿は異形のままです。彼女らの多くはドリームランドにいますが、ヘビ人間に仕え地球で活動している者も一定数現存しています。蛇呪の婢は2億年を超える時の中で数多の種族に分化していきましたが、共通して以下の「イグ神の呪い」が種族テンプレートに組み込まれます。
「[[イグ神の呪い>蛇呪の婢#Curse_of_Yig]]」 --[-150]「[[レンズ]]/[[イグ神の呪い>蛇呪の婢#Curse_of_Yig]]」蛇呪の婢に共通する性質かつ、大きく影響を与える要素として「イグ神の呪い」があります。「蛇呪」とはこの呪いを意味し、これはヘビ人間がイグ神に呪われた際に、蛇呪の婢もまたそのとばっちを受けことに由来します。この「神の呪い」はヘビ人間のそれと比べてかなり緩いとは言え、蛇呪の婢も種として深刻な弱体化を受けています。彼女らは異能や技術の多くを失い、男が生まれず他種族の男性を必要とします。ヘビ人間が人間と交配可能なのと同様に、蛇呪の婢も人間やヘビ人間やその他の汎人類の男性と交配可能です。
- 「レンズ/イグ神の呪い」[-150cp]
- [-50]「脆弱/自然には存在できない」
- [-20]「弱み/イグの神罰/まれ/4倍」
- [-40]「弱み/蛇の毒/ときどき/×4」
- [-20]「苦手/イグの滅びの神罰/まれ/ダメージ頻度/毎秒1d負傷」(元-10cp、計+100%:「準備時間減少/5L/32倍として毎分1d負傷を毎秒1d負傷に」+100%)
- [-15]「苦手/イグの滅びの神罰/まれ/ダメージ頻度/毎秒1d疲労」(元-10cp、計+50%:「疲労のみ」-50%、「準備時間減少/5L/32倍として毎分1d疲労を毎秒1d疲労に」+100%)
- [ -5]「誓い/イグ神やその眷属に従う」
- [ -0]「女性しか生まれない」
- [ -0]「蛇関連の姿になれない」
--[ +0]「[[レンズ]]/[[潜伏種>蛇呪の婢#spy]]」
蛇呪の婢の潜伏種は、人に擬態して人間社会に溶け込むことが可能になった種です。現代社会に適応したヘビ人間が後援についているため、彼らのサポートを受けることができます。しかし、同時に彼らに奉仕する役目と、彼らの特殊な処置を週1回受けなければ進行する「死の秒読み」を持ちます。基本的には人間社会における工作員であることが、彼女らの主な使命です。
中には「死の秒読み」を克服した者もおり、そういった者はPC妖怪としても使えるでしょう。
彼女ら自身はヘビ人間の都合に振り回される存在ではありますが、必ずしも人類と敵対しているわけではありません。地球存亡の危機などの際は、人類や他の人外勢力と共闘することもありえます。なお、クトゥルフ神話的には、ヘビ人間と深きものとグールは、崇拝対象や眷属系譜の血縁関係が(特にクトゥルフの縁者的に)近い傾向にあります。彼らは同盟を結びやすい関係です――が、必ずしも仲が良いわけとは限りません。
「レンズ/潜伏種」[+0cp]
--[-55]「[[レンズ]]/[[召喚種>蛇呪の婢#called ]]」
召喚種は、禁断魔術でほぼ情報生命体と化した種族です(そのため、 “邪悪な存在” と扱われます)。現在は召喚される奴隷として、他種族に隷属しています。彼女らの本体はもはや実体世界にはありません。彼女らは支配者の必要に応じて召喚され、その都度受肉し、精神をインストールされます。実体を得た彼女らの肉体は非常に短命です。
蛇呪の婢の生物的起源はショゴスですが、召喚種の肉体的因子にはショゴス要素はほぼ残っていません。しかし魔術的にカスタイマイズ可能になったことで、より多彩な能力を獲得できました。ただ、デフォルトでは自我はほとんど残っていない「オートマトン」です。
彼女らの召喚獣としての性質には「再召喚従僕」の妖力版を用います。しかしFPは存在するため、それを電池代わりに使う邪法使いもいるやもしれません。
彼女らの「財産」はすべて装備に費やされます(生活費などの制約は無視します)。
「レンズ/召喚種」[-55cp]
以下の並びは五十音順
- アラネア(Aranea):アラクネに似た種族。下半身がクモ。
- ウルマルス(Urmalus):ウルマフルッルーに似た種族。下半身が哺乳類系肉食獣。
- エミルセス?(Emilsess):いわゆるスライム娘。場合によってはショゴス以外の異界の「グー」……特にウーズやカオス・ウーズとも関連付けられるかもしれません。
- クロリセス?(Chlorisess):アルラウネに似た種族。下半身が植物(特に花)。
- ケンタリス(Kentaris):ケンタウロスに似た種族。下半身が馬。古代種はもっと異形の姿をしている。
- ゴーティエス?(Ghotiess):マーメイドに似た種族。下半身が魚類。
- シラリクス(Scyllallyks):スキュラに似た種族。下半身が頭足類。
- ハルパゼイン(Harpazein):ハーピィに似た種族。腕部と下半身が鳥類。
- [[]]():
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