汎用TRPG「ガープス(GURUPS)」について、だべったりつづったりする所。 魔法関連ルールの編集者募集中!

GURPS Cthulhu Punkより。
一旦、仮設します。情報があればお好きなように。ただし、CMBとはいえ、有名どころの神格なのでリスペクトは欠かさぬように。

旧支配者「クトゥルフ」(Cthulhu)

イメージBGM

画像出典:↑
クトゥルフ神話TRPG
マレウス・モンストロルム
↑illust:脳痛男まーるぶまんじゅう山下 和真↑画像出典:
恐怖と混沌のクトゥルフ神話
ビジュアルガイド

 
↑画像出典:マゼラン

参考:ニコニコ大百科ピクシブ百科事典

 クトゥルフ(Cthulhu)とは、クトゥルフ神話に登場する架空の神、あるいは宇宙生物である。「大いなるクトゥルフ」(Great Cthulhu)などとも呼ばれる。
 クトゥルフ神話の名に冠されている、いわば顔役のような邪神。初出はハワード・フィリップス・ラヴクラフトの小説『クトゥルフの呼び声』(The Call of Cthulhu、1926年)。以降、多くの作品に登場している。人間では太刀打ちできない太古の地球の支配者であり、「コズミックホラー(人間の繁栄が宇宙からすれば短いものであるとした宇宙的恐怖)」を象徴するキャラクターとして、また「クトゥルフ神話」ジャンルの代名詞として知られている。
 この固有名詞は人語ではなく、Cthulhuは英語の当て字にすぎないという設定がある。日本語では幾つかの表記があるが(クトゥルー、ク・リトル・リトル、クルウルウ、クスルウー、九頭竜など)、当サイトでは、一般的な表記のひとつである「クトゥルフ」を用いる。

 旧支配者の一柱とされ、ダーレスによる分類では四大元素の一つ水に属する。
 原始宇宙の混沌、万物の創造主アザトースの孫に当たり、星間を飛び交う風の神々の首領ハスターとは敵対している。
 3億5千万年前の地球に緑色の二重恒星にて暗黒のゾス星系から眷属を引き連れて飛来した宇宙生物。
 神とされるものの、いわゆる霊的な存在ではなく地球外生命体である。これは他の多くの旧支配者に共通する。とはいえ、肉体的な死を迎えても滅びない等、我々が考える「生物」ではないのは間違いない。
 ラヴクラフトの小説「狂気山脈」によれば、太古の地球で彼より先に地球を支配した種族古のもの(エルダーシング)と勢力を争った。しかし3億年前に星辰の変化(クトゥルフにとっては生命活動に関わることらしい)や地殻変動が起こり、ルルイエと共に海底に没した。その後ムー大陸で崇拝され、現代まで密かに信仰が続いている。

ふんぐるい むぐるうなふ くとぅるう るるいえ うがふなぐる ふたぐん
Ph'nglui mglw'nafh Cthulhu R'lyeh wgah'nagl fhtagn
――「死せるクトゥルー、ルルイエの館にて、夢見るままに待ちいたり」 の意味

 ルルイエが浮上しクトゥルフが復活するとき、この世が滅ぶという予言がある。かつて地球の半分を支配したクトゥルフの信仰や存在が隠されているのは彼の敵から存在を隠すためだと崇拝者たちは考えているが、3億年も眠っているクトゥルフは信者たちなど何の関心もない。ラヴクラフトの小説「クトゥルフの呼び声」にあるようにルルイエで眠るクトゥルフが復活するには、星の位置が再び元に戻れば良いのであって、信者たちの祈りや儀式は何の意味もない。

いあ!いあ!くとぅるふ ふたぐん!
Ia! Ia! Cthulhu fhtagn!
――クトゥルフを讃えるときに使われる言葉

■代表的な性質
  • 人間に近い姿、触手のようなヒゲを備えたタコに似た頭部、鉤爪のある腕、そして蝙蝠に似た翼を持ち、全身が緑色の鱗あるいはゴム状のコブに覆われている。全身は、30m以上。恐ろしいオーボエのような声を出す。しかしこれらは、仮の姿であり望むままに変身可能な不定形な生命体である。
  • クトゥルフは現在、海底に沈んだ太古の石造都市ルルイエに封印されている。それでも星辰が適切な位置に近づいたごくわずかの期間や地殻変動によってルルイエが海面に浮上した時、クトゥルフの意思が外界に漏れ、芸術家や子供など感受性の強い人間が悪夢や精神異常などに陥ることがある。彼らは次第に眠ることを拒絶し始め自殺する。そうでない場合、いずれ眠ったまま極大の恐怖の表情を貼り付けて絶命した姿で発見される。
  • 数多の化身と眷属達
  • 肉体が封じられている為、精神体や人々の夢を介して顕現する化身が多い。
  • 名の知られていないカルトも含めれば、クトゥルフを崇める教団はそれこそ無数にあると思われる。地球での信徒の規模はCMB随一と言われている。

関連


目次:

モンスター・データ

第4版でのデータ

 フェイクトゥルフにおいては、妖怪の一種として扱います。クトゥルフの化身である顕現体は、主に海洋生物の肉体を憑代にし、その心身を変異させて姿をなすとされています。
編集者募集中。
モンスターデータ

第3版でのデータ GURPS Cthulhu Punk pp.101-102

GURPS Cthulhu Punk』 pp.101-102より。
このデータは1995年頃のものです。なので知力とかに「ぶっ飛んだ」数値が含まれています。これは広範な呪文を平均レベル40以上で使用できるとも解釈できます。
なお、CoCサプリ『マレウス・モンストロルム』おいても下記と同じような数値です(鈎爪の威力が22d6や再生が毎ラウンド6HPなどの差異はありますが)。よって『GURPS Cthulhu Punk』での生命力201160点はエラッタと見なします(これに限らず、『GURPS Cthulhu Punk』には似た傾向の「あえておかしくしたような表記」部分が多々あります)。
■クトゥルフ顕現体
体力:140、敏捷力:21、知力:42、生命力:20/160
移動力:24*、よけ:不明、受動防御/防護点:6/21
致傷力:17d 切り攻撃範囲:20、
大きさ:40、体重:1000トン
生息地:ルルイエ(R'lyeh)
クトゥルフ神話恐怖判定:-15

 偉大なるクトゥルフは、人類の出現より遥か前に地球にやって来た星間種族の父であり、王であり、祭司であり、神です。 原始的な過去のある時点で、クトゥルフとその子孫の多く(クトゥルフの落とし子、p.114参照)は巨石都市ルルイエに埋葬され、そこで数千年にわたる冬眠状態に入りました。
クトゥルフの身体形状はやや不定形です。 たとえば、彼は、飛行するために、体重の大部分を翼に移し、翼幅を大幅に伸ばし、体をより細くすることができます。また、単一の手足や触手を細くして伸ばして、避難所(小さな穴や隅)に隠れている犠牲者を追い詰めることができます。
 ただし、一般に、彼のすべての形態は同じ定義的特徴を保持します。すべての正しい箇所に爪、翼、触手が表れます。 どのような形状であっても、クトゥルフはクトゥルフとして認識されます。
 クトゥルフはおそらく他のどの旧支配者よりも、人間の崇拝者たちによって神として崇拝されています。 なぜなら、クトゥルフは眠っている状態でも、世界中の敏感な人間に夢や幻影を送っているからです。 人間の文化進化の何世紀にもわたって、これらの半ば理解されているクトゥルフの心の垣間見ることが、グリーンランドからアフリカ、そして中国に至るまでカルトを生み出してきました。 彼の崇拝は未開文化の間(または文明社会の退廃的な僻地)で最も強い傾向があり、特に海で生計を立てている人々の間に広まっています。 ほとんどのカルトは、ルルイエが復活する日が来て、クトゥルフの人間のしもべたちが来て、その生物が眠っている巨石の黒い扉を開けるよう呼び出され、その後クトゥルフとそのしもべたち(オリジナルと人間の両方)が目を覚ますだろうと教えています。 彼らは世界中で暴れ回り、彼らに抵抗しようとするすべてのものを一掃します。 クトゥルフの崇拝者にとって、クトゥルフはさまざまな名前で知られていますが、これらの名前 (トゥトゥ、トゥル) のほとんどは、オリジナルの認識可能な変形です。
 ルルイエは定期的に復活し、クトゥルフ自身も一時的に隠れ家を出て動き回ることが知られていると報告されています。 この活動が、短いとはいえ本当の覚醒を表しているのか、それとも単なる“夢遊病”の一種であるのかについては、当局の間でも議論が分かれています。 しかし、そのような一時的な威の顕示でさえ、世界的なカルトや心霊活動の顕著な増加を引き起こすことが知られています。 20世紀初頭のルルイエ浮上は特に詳しく記録されています。
攻撃手段
 クトゥルフは各ラウンドでペナルティなしで両手の爪で攻撃し、指定されたダメージ(17dの切り)を与えることができます。 彼はまた、触手で攻撃できるように前かがみになり、11dのきダメージを与えることもあります。彼は各ラウンドごとに最大4回触手攻撃を行うことができ(これも、爪を使っている場合でもペナルティはありません)、最大4人の犠牲者を同時に触手で拘束する可能性があります。
禁断魔術
 また、完全に意識を持ったクトゥルフであれば、クトゥルフ神話に関連した膨大な魔法の力(特に禁断魔術)を難なく安全に操作できるとされています(ただし、彼には《ノーデンスとの接触》や、《夜鬼の召喚・従属》する力はありません)。 彼は夢を通じて《深きものとの接触》や《クトゥルフとの接触》の儀式の知識を人間に伝えることができるかもしれません。
移動
 クトゥルフは最大16の速度で飛行でき、最大20の速度で泳ぐことができます。
回復力
 クトゥルフはラウンド毎に1HPを再生します。 残りHPが-100以下に減少すると、彼は破裂し、不快な緑がかった蒸気の雲に溶けます。その後 彼は自分のエッセンスを集結させ2d+8分で再構築するでしょう。 クトゥルフを永久に破壊できる既知のパワーは存在しません。たとえ彼が水爆爆発の爆心地に捕らえられたとしても、彼は10〜20分で回復します。彼は放射能を帯びるだけです。
GURPS Cthulhu Punk』p.101の旧支配者共通仕様として、彼らは異能用の疲労を毎秒1点自動回復します。

原書表記?

クトゥルフ勢力

 クトゥルフ勢力(クトゥルフ“神話”勢力ではなく)は、地球におけるCMBの中でも最大規模を誇ります。彼らの息がかかっている者は湾岸地域にはほぼ必ずいることでしょう。
 また、クトゥルフ自身がそうであるように、クトゥルフ勢力もまた邪神ハスター(とその勢力)と敵対しています。
 クトゥルフは夢によるテレパシーで信奉者に指示を送っています。カルトには、クトゥルフを信仰するクトゥルフ教団がある他、傘下に幾つものカルトを持ち、人間の信者に加えて非人間の信者(奉仕種族)がいます。過去においては、ムー大陸で崇拝されていたとされます。

関連地域

石造都市 ルルイエ(R'lyeh)
 ルルイエとは、現在は海底に沈んでいますが、やがて地上に浮上するとされている古代都市または島です。大いなるクトゥルフが眠り夢見ながら再浮上を待つ場所であり、クトゥルフ神話の中核をなす要素のひとつです。星辰が正しい位置についたとき、クトゥルフは目覚め、ルルイエは再び浮上すると伝えられています。ルルイエはかつて地球を旧支配者達が支配していた頃、クトゥルフとその末裔たちが治める都市でした。その頃は今は失われた大陸に存在していました。
 ルルイエのおおよその位置は、南緯47度9分 西経126度43分、太平洋の海底。現実にはポイント・ネモ(太平洋到達不能点)に程近い絶海の海域です。また南太平洋にはクトゥルフ神話のムー大陸があり、位置が重複します。この位置情報は作品によって変化することもあります。
 ルルイエは異常極まりない冒涜的な象形文字・彫刻・巨像に覆われた、非ユークリッド幾何学的な外形を持つ奇怪な数多の巨大建造物により構成されています。ミスカトニック大学のウィルマース・ファウンデーションの調査では、広さは50万平方キロメートル(日本列島の約1.3倍)、眠っているクトゥルフの眷属は500体以上いるそうです。
 クトゥルフ神話において、1925年頃に一度、短期間であるが浮上したことがあります。このときは、世界中で精神に異常をきたすものが急増し、邪神崇拝者たちの活動が活発化しましたが、ルルイエが海中に没するとともに沈静化しました。これ以降、クトゥルフ神話的事件の数は上昇傾向にあるそうです。
暗黒星 ゾス(Xoth または Zoth)
 ゾスは惑星および星系の名です。それは、ほの暗き緑色の二重恒星。暗黒のゾス星系。生きている星。などと呼ばれています。
 ゾスは隣接する 3つの惑星アビス(Abbith)、イマール(Ymar)、ザオス(Zaoth)とともにゾス銀河を形成しています。ゾス星系はおうし座の近くにあると言われていますが、現代の宇宙技術ではその正確な位置をまだ特定できていません。ここはクトゥルフが生まれ育ったとされる地です。そしてクトゥルフが女神イダ=ヤアーと交配してガタノソア、イソグサ、ゾス=オムモグ、クティーラ、クトゥルフの落とし子などを生み出した場所です。また、ゾスはイクナグンニスススズとズスティルゼムグニの故郷でもあり、後者の「夫」ギスグスとその子孫である幼いツァトゥグアの一時的な故郷でもありました。
 クトゥルフは妻と子供達を連れて地球へと去りましたが、クトゥルフの第1の妻イダ=ヤアーはそこに留まり、今でもゾスの地下洞窟に住んでいます(彼女はゾスの化身とも呼ばれています)。
 ゾスの主な住民は、クトゥルフの落とし子であるゾシアン(Xothians)です。彼らはクトゥルフに似た姿をしており、肉体を変形・改造することができます。彼らの建築は、非ユークリッド幾何学を用いた奇妙な角度で知られています。
 因みに、ゾスにはXothとZothがあり、創作としてはZothのもじりがXothとおぼしいです。 「Xoth」は緑色の二重恒星。旧支配者クトゥルフの一族の出身地。カーター作品内ではゾス神話群としてワンジャンルをなします。「Xoth」は地球ではエジプト名「ソティス(Sothis)」と呼ばれたため、Xothは女神ソプデトの星シリウスである可能性があります。
 Zothはスミス作品の神々の系譜における、イクナグンニスススズ(ツァトゥグァの先祖)の出身地です。

 惑星アビス(Abbith)は、七つの星の周りを回る惑星です。そこには宇宙の究極の秘密を知る金属の頭脳が住んでいます。フリードリヒ・フォン・ユンツトの『無名祭祀書』によれば、ニャルラトホテプはこの世界に住んでいる、または投獄されているとされています(ただし、この点に関しては異説あります)。
 惑星イマールまたユマル(Ymar)は、アビス、ゾス、ザオスと同じ星団にある惑星です。リン・カーターの『星から来て饗宴に列するもの』では、イマールはアルゴル星を周回し、ツァトゥグアの子孫である旧支配者ズヴィルポグア(Zvilpogghua)の故郷であると言われています。
 惑星ザオス(Zaoth)は、ゾス近郊の惑星です。そこは金属の頭脳「ザオスの金属脳(the Metal Brains of Zaoth)」の本拠地であり、ユゴス語書籍の素晴らしい図書館を収容しています。惑星ヤディスがドールによって破壊された後、大惨事から生き残った数名がここに逃げてきました。



関連アイテム

魔導書『ルルイエ異本』(R'lyeh Text。中国語表記では『螺湮城本伝』)
 ルルイエの地名を冠した書籍として「ルルイエ異本」があります。内容はルルイエの主であるクトゥルフとその眷属たちなどの知識や歴史、呪文などが記されているとされる半ば正体不明の書物です。
 TRPG『クトゥルフの呼び声』においては、漢文で書かれたと設定されました。日本のTRPGではそれを膨らませて、夏王朝の時代に書かれた『螺湮城本伝』(「螺湮城」は「ルルイエ」の中国語表記)という原典と人皮で装丁されたイタリア語版の存在が設定されました。山本弘著『クトゥルフ・ハンドブック』ではイタリア語版の起源として、マルコ・ポーロが中国から持ち帰ったものをフランソワ・プレラーティが翻訳した、という経緯が語られ、Fateシリーズ作品に反映されることになります。なおそこでは、プレラーティーが所有していたこの『ルルイエ異本』は、彼がオリジナルを部分的にイタリア語翻訳した所謂、抄訳本だそうです。未翻訳の原文は人類以前の言語(おそらくはルルイエ語)で書かれているため、数度の翻訳を介してようやく人類が理解できる言語になっている再話・翻案です。

データ
内訳:48+45+37=130cp
 2レベルのクトゥルフ神話魔道書 [48CP]、
 ER/禁断魔術20点 (魔道書の限定/不快な副作用を除く:−26%) [45CP]
 内蔵魔力炉[37]
《シアエガの招来》、《クトゥルフとの接触》、《深きものとの接触》、《父なるダゴンとの接触》、《母なるハイドラとの接触》、《石の呪い》、《クトゥルフのわしづかみ》、《忘却の波》

詳細については妖具使いと魔導書を参照してください。

wikipedia:ルルイエ異本(ルルイエいほん、R'lyeh Text)
「ルルイエの円盤」(Disk of R'lyeh)
 この純金製の円盤は現在3つに割られ、地球の各地に点在しています。破片は各重量50kgで、3つ合わさると直径60cm・厚さ2.5cmの円盤を形成します。
 円盤自体には魔力はありませんが、そこに書かれている「ルルイエ象形文字」を翻訳すると、ルルイエの位置、星辰配置が揃う前でもルルイエを浮上させられる儀式や必要なアーティファクトの情報を読み取ることができるそうです。
 一方、この円盤は星辰配置を無視してルルイエを沈めることもできるため、クトゥルフ崇拝者も対抗勢力も、この円盤を欲しているとか。

関連特徴

  • クトゥルフ勢力に属している者には以下の不利な特徴を持つことが多いです。
    • [-15]「熱狂/クトゥルフ、次いで眷属序列の高いもの(ダゴンやハイドラなど)」
    • [-10]「狭量/クトゥルフの敵対勢力(特にハスター勢力)」
    • [-80]「/旧神やハスター勢力や人類守護者達/ハンター/たいてい(12)」
言語や文化
 深きものクトゥルフ勢力の所属は「文化/クトゥルフ」として統一します。また、使用言語も「言語/クトゥルフ」です(正しくは「ルルイエ語」なのですが、分かりやすさ優先です)。
「後援者」や「歓待される」
 クトゥルフ勢力は「後援者」としては30cp級の勢力です。「歓待される/クトゥルフ勢力」は10cp級で、世界中(の特に海関連地域)に存在しています。
 有名どころのカルトには以下のものが挙げられます。
  • ダゴン秘密教団、マーシュ家
    • ダゴン、ハイドラ、クトゥルフを崇める教団。1840年、南海の島々から禁断の知識を持ち帰ったオーベッド・マーシュ船長により、港町インスマウスに設立されました。構成員のほとんどは深きものとその混血児で太古から続くクトゥルフの軍勢が形を変えたものと思われます。1928年にアメリカ政府に存在を暴かれ、拠点を壊滅されるも地上の侵略とクトゥルフの復活を今もなお目論んでいるそうです。
  • 銀の黄昏教団
    • 1657年にフランスで結成された魔術秘密結社。目的はルルイエの浮上とクトゥルフの復活であり、世界有数の魔術師達がその結成に関わっています。
  • 中国奥地
    • 教団の不死の指導者が潜んでいるといいます。TRPG由来の設定では、漢字では『鬼歹老海(クイタイラオハイ)』と書かれ、そもそも漢字の『鬼』(=死者)はクトゥルフの頭部を象った象形文字だといいます(現代中国語では「克蘇魯」と書かれる)。ルルイエ異本の原本が夏王朝の時代に書かれました。
  • 北米の地底世界クン=ヤン(20世紀)
    • 崇拝者達の言い分では、クトゥルフや旧支配者は善神で、悪の旧神に幽閉されたとしています。
  • ムー大陸
    • 3億5千万年前に地球に飛来したクトゥルフの活動拠点となっていました。3億年前にルルイエが水没し、クトゥルフが眠りに着きました。その上、1億6千万年前に冥王星からユゴス星人が飛来するとクトゥルフの眷属たちは一蹴されたそうです。しかし20万年前にムー大陸に人間が文明を築くとクトゥルフ信仰が復活しています。その後、ガタノソアによってムー大陸は壊滅しています。
「地位」と「階級」
 クトゥルフ勢力は神権政治であり、「階級」は彼らにとっての「地位」と「軍人階級」「警察階級」「宗教階級」を兼ねています。よって「階級」1レベルにつき10cpコストになります。「階級」は習得できる「神授」のステージに影響するだけでなく、制御下における眷属人員の規模(以下のものは人間換算)にも関わってきます。以下の図は『GURPS Social Engineering』p.14のコラムに由来しています。クトゥルフ勢力の眷属(特に海妖達)は基本的に皆高い忠誠心を持ちます。
 「階級」の指揮範囲の拡張を望む場合、それは1レベル分につき5cpコストです。
階級
レベル
指揮範囲
(Command)
1最大 5名ファイアチーム(Fireteam)規模
2最大 20名分隊(Squad)またはセクション(Section)規模
3最大 100名小隊(Platoon)または小規模中隊(Small Company)規模
4最大 500名中隊(Company)または小規模大隊(Small Battalion)規模
5最大 2千名大隊(Battalion)規模
6最大 1万名連隊(Regiment)、旅団(Brigade)、または小師団(Small Division)規模
7最大 5万名師団(Division)または軍団(Corps)規模
8最大20万人軍隊(Army)規模
以降+3毎×100-
指揮範囲の数値は「5/20/100」のリズムで増えていきます。
 クトゥルフ勢の「地位」や「階級」は地球の支配的勢力(ゲームに登場する主な社会)から見れば適用機会が少いため、補完的ボーナスとして、資金を払って取得できるクトゥルフ勢の性質(いわゆる神殿武器など)は、その「階級」1レベルにつき購入価格が-10%(最大-80%まで)されます。また「専用アイテム」でCP禁断魔術魔化エネルギーと交換する際、魔化エネルギーは1cpにつき「階級」×100点とします(これはGMの特別な許可がない限り悪役NPC用の処置です)。
「才能/黒智の徒」 [10CP/L]
<クトゥルフ神話知識>、<宗教儀式>、<神学>、<神秘学>、<秘伝>、<自然知識>、<伝統療法>、<心理学>、<強靭精神>、<紋章学>、<瞑想>、<夢見>
評価:協力的な宗教関係者
最初は「闇の信徒」にでもしようかと思いましたが、CMB悪魔/魔族はあくまで別の存在、という事で。

クトゥルフの神授

 クトゥルフを神として信者が得られる「神授」もあります。神授特徴はパワー修正神授/クトゥルフ」だけでなく、大抵上記の「熱狂」「狭量」を「盟約」として施されます。
 神授特徴をデザインしたい場合、『GURPS Powers: Divine Favor』も参考にしてください。僧侶魔法に関しては《深淵魔術!》なども参考にしてください。「神の代行者/クトゥルフ」を持つ者には、テレパシーや夢や無意識領域関連の性質を持つ者もいます。
  • クトゥルフ神聖性
    • 彼やその化身およびその周辺や、彼(及び従属神)の神殿やルルイエなどにおいては「濃密」として扱います。
    • 対立する神格勢力圏内でない限り、海洋や海岸付近は「密」として扱います。
    • ほとんどの地域やポケット次元(「支配領域」参照)では「並」として扱います。ドリームランドも含みます。
    • 「疎」以下は対立する神格勢力圏内のものです。ハスターの神殿などは「なし」扱いになるかもしれません。

 クトゥルフ神授は、邪法や禁断魔術とも扱れます。禁断魔術は自然のマナと対立するため、「クトゥルフ勢力の本場である海洋では機能不全に陥るのでは?」という意見もあります。事実、クトゥルフの解釈の一つには、クトゥルフは海洋によって力を削がれているという説もあります。しかしそれでもなお、クトゥルフの能力(特にテレパシー)は地球全土を覆い別次元にも干渉しうるため、彼の権能や神聖性は、対立神格勢力圏内でない限り、上記のように扱います。
  また、クトゥルフの僧侶はクトゥルフ眷属から力を借り受けた禁断魔術神授として習得できます(習得可能なものは「階級」レベルによって異なります)。

クトゥルフの眷属(配下の者達)

 クトゥルフの眷属の内、神格級であれど旧支配者ほどの格はないものを「レッサー・オールド・ワン」とも呼ばれています(小神、下級神、従属神、とも訳されます)。これは、ダゴンやハイドラがいます。「父なるダゴン」と「母なるハイドラ」は下級神であり、水棲種族「深きものども」(ディープワンズ)の上位種で、深きもの(および人間との混血)を従えています。
 クトゥルフの旧支配者級の従神としては、オトゥーム(曰く、クトゥルフの騎士)、ムナガラー(曰く、クトゥルフの右腕)とシュド=メルなどが挙げられます。作品によってはニャルラトホテプがクトゥルフの使者として活動していることもあります。
奉仕種族 深きもの(Deep Ones)

 深きもの参照。クトゥルフの奉仕種族です。深きものどもはクトゥルフ傘下のCMB中最多の構成員です。彼らはクトゥルフやその従属神を崇拝し、奉仕しています。彼らは人間との混血種も活用し、世界中の人類国家に干渉しているとされています。

 禁断魔術:《深きものとの接触

小神 ダゴン(Dagon)

 下級神で、クトゥルフのしもべ。深きものの上位種で統率者。深きものの太父「父なるダゴン」(Father Dagon)。元ネタはメソポタミア神話の豊穣神ダゴン
 身長6メートル以上(作品によって変動。例:高さ約30階建て相当。90m〜140m)、よどんだ両目は突出し、分厚くたるんだ唇と水かきのついた手足を持つ2足歩行をする半魚人と言われます。ダゴンやハイドラを、小型化し人間大にしたものが、深きものどもだと言えます。作品によってその姿には独自設定が加わることが多々あり、リヴァイアサンやクラーケンや人魚や単眼巨人や大ナマズのような形状だったりします。
 ダゴンは「深きものどもの長老・指導者」兼「旧支配者クトゥルフに仕える従者(小神、従属神)」と位置付けられています。クトゥルフ同様に、四大霊では水の精に属します。
 彼は稀ではあるが霧の雲としても現れるとも、 その目を見てしまうと人間は狂気に陥るともされています。
 彼は深海に現在も存在しており、かつてのルルイエやアトランティスの文明が滅亡してしまったことを嘆いているようです。
 彼にはハイドラという伴侶がいるとされ、マサチューセッツのインスマスでは両者とクトゥルフを崇拝する「ダゴン秘密教団」が存在しました。
 ブライアン・ラムレイ作品において、クトゥルフの娘である女神クティーラの後見人や護衛役をダゴンが受け持っているとされています。

禁断魔術候補:《ダゴンの海路》;海を媒介とした瞬間移動です。一党を引き連れ、海と繋がっているあらゆる海域に移動できます。


小神 ハイドラ(Hydra)

 下級神で、クトゥルフのしもべ。深きものの上位種。深きものの太母「母なるハイドラ」(Mother Hydra)。ダゴンの配偶者とされます。
 人に化ける女怪とされることもあり、その際は頭髪が先端に目のついた触手となる(メドゥーサに近い)そうです。彼女は美女に変身したり、神格をも傷つける猛毒を扱ったり、クティーラの影武者を生み出したり、自他を再生させたり、水棲生物や水妖を従える能力があるそうです。
 なお、ハイドラ単体でフォーカスが当たることは少なく、また同名の神、母なるハイドラではないハイドラが別におり、解説書などでも別物と強調注記されます。

禁断魔術候補:《ハイドラの慈悲》;目標の肉体を復元します。


独立種族 クトーニアン(Chthonian)と 旧支配者 シュド=メル(Shudde-M'ell)

 クトーニアンはクトゥルフ配下(ただし独立種族)の地底種族です。外見は目のないイカに似ており、短い触手を持っています。高温の溶解液を吐くことで、岩と地中を掘って暮らします。テレパシー能力を備えており、仲間同士で交信する他、人間の精神にも干渉します。岩盤を掘り進み爆弾すら容易に耐える強靭な身体を持ちますが、水に弱いです。また核爆弾の放射線を用いれば、長のシュド=メル以外は死にます。
 彼らの繁殖力は低く、メスは僅かな数しか卵を産みません。そのためクトーニアンは自分達の卵と子供を必死に守ります。幼生の間は炎で焼き殺すことが可能。卵は有害な放射線を遮断するために、殻の厚みが10センチメートルもあります。
 彼らの種族は『グ=ハーン断章』で知られる西スーダンにあるという地底都市グ=ハーン(G'harne)という、アフリカ都市の近くに封じ込められてましたが、地殻を貫くトンネルを掘ることによって脱出し、世界中に広がりました。

 シュド=メル(またはシャッド=メルとも言う)はクトーニアン族の長老で、長い年月を生きて神と化しています。彼は最大最古のクトーニアンであり、クトーニアンにとって彼は、深きものどもにとっての父なるダゴンと母なるハイドラにあたります。しかし、シュド=メルは小神ではなく旧支配者とされ、巨大で不死身に近い存在です。その姿は体長2キロメートルほどの長さを持つ、触手のようなものが生えた頭から酸を吐く灰色の芋虫のような巨大生物です。彼は人間の対邪神組織に捕らわれたクトーニアンの幼体を救いに一族と共に向かった際、幼体に仕掛けられた核爆弾で一族は皆殺しにされたが、シュド=メル自身は傷を負ったものの生存しました。
 過去にシュド=メルを崇拝していた教団があり、グ=ハーンの種族やドルイドなどに崇拝されていたといわれていますが、現在での崇拝は知られていないそうです。主なシャッド=メルを崇拝していた教団は「大いなる暗黒」と「マトビ」であったといわれ、ガールンの都市を建築した種族も崇拝していたといわれています。もし昔ながらの崇拝を隠れて続ける存在がいるとしたら崇拝は続いているということになるでしょう。

禁断魔術候補:《メルの溶解液》;岩をも溶かす強酸を降り注がせます。

奉仕種族 ユグ(Yuggs)と 小神 ウブ(Ubb)

 ユグは巨大(体長3.6m、直径1.2mほど)で青白い灰色のウミウシのような姿をした怪物で、別名「ゾス=オムモグの従者ウミウシ」と呼ばれます。彼らは旧支配者のゾス=オムモグやイソグサの奉仕種族です。
 ユグはクトーニアンと同じような姿をしているといわれています。クトーニアンの頭部には触手が生えていますが、ユグは触手の代わりにヌタウナギのような吸盤がついており、触手に象られた口からは鋭い歯が何重にも生えているそうです。
 彼らの存在に関しては『ザントゥー石板』や『ポナペ教典』に記され、彼らの計画の一端を知ることができるかもしれません。
 ユグ時折、人間のカルティストと手を組むこともあり、自分たちの地下の隠れ家から膨大な量の貴重な宝石や金属を持ちだし、取引材料にします。ユグはカルティストから「赤い捧げもの」または「赤の供物」(The Red Offering)と呼ばれるものを受け取りますが、これはユグの神に捧げられる人間の生贄を指します。
 ユグが棲んでいるのは太平洋の深海にあるとされるゾス=オムモグの墓所やゾス=オムモグやイソグサの崇拝地であり、彼らのゾス=オムモグ崇拝の大神官ウブとともにゾス=オムモグの解放を夢見ているそうです。

 ウブはユグ種族の長で、彼らの大神官です。クトゥルフの子供らイソグサとゾス=オムモグの従神(レッサー・オールド・ワン)です。別名〈妖蛆の父〉、〈蟲の父〉。
 ちなみにユグと深きものどもとの交配した子孫はユッギャ(Yuggya)と呼ばれ、様々な生物の姿の混じった人間の姿をしているといいます。
 ときに「Yuggya」はユグの単数形である「Yugg」の複数形として扱われることがあり、混乱を招いています。

禁断魔術候補:《ウブの蔵出し》;術者は自身の財産(アイテムや従者含む)を自宅から召喚する。


奉仕種族 クトゥルフの奴隷(Thralls of Cthulhu)

 クトゥルフの奴隷はかつてはクトゥルフを崇拝する人間でしたが、特別な儀式を続けることによって変容をしていった奉仕種族です。クトゥルフの祝福によって与えられたものは人間の肉体を犠牲にして得る永遠の命です。
 その姿は灰色に近い青色で、でっぷりと膨らんだ人型の塊であり、メタンガスの臭いのするゼリー状の体液を汗のように滴らせています。体毛はなく、黄色い目は常に開いています。鋭い歯に触手のようなものが生え、耳がないため空気中の音を聞くことができませんが、水中ではよく音を聞くことができるといいます。発する声は悍ましく吐き気を催すほどです。

旧支配者 オトゥーム(Othuum)

 深海の存在オトゥームは下位の旧支配者であり、別名「クトゥルフの騎士」(Knight of Cthulhu)と呼ばれています。彼は父なるダゴン、母なるハイドラと共にクトゥルフの眷族とされる水の旧支配者で、クトゥルフと同様に魔導書『水神クタアト』(クタアト・アクアディンゲン)に召喚の秘術が載っているとされます。
 ルルイエが浮上しクトゥルフが復活する時、オトゥームもまた復活するといいます。オトゥームは(主に怒った時の)クトゥルフの代行として部下の奉仕種族「オトゥームの手先」(Minions of Othuum)や深きものどもにテレパシーで指示を出します。彼は自らの領土が海底から浮上した際にしかテレパシーを十全に機能させることができないため、部下の奉仕種族らのテレパシーを中継点とします。また、クトゥルフ勢力の海底拠点に同居して使役される海棲ショゴス「シー・ショゴス」(Sea-Shoggoth)も配下にいるかもしれません。
 かつてオトゥームは、クトゥルフからのテレパシー指示で、海底の火山島を浮上させる任務を帯び、その一環で地上に配下の魔導師ペシュ=トレン(Pesh-Tlen)を送り込みました(そしてその使命を丸投げしたとか)。使命を孫請けしたペシュ=トレンはオトゥームの拠点である北海の深淵ゲル=ホーの魔導師で人外種族であり、その正体は触手と複数の口を備え黒光りする3メートルほどの粘性生物です。ペシュ=トレンは個体名であり、彼は「オトゥームの手先」に属するそうです。ペシュ=トレンはテレパシーによって自身と人間の精神交換が可能ですが、眼球部位まで入れ替わるという副作用を抱えています。
 クトゥルフ神話TRPGサプリメント『マレウス・モンストロルム』にてオトゥームは、その従者であるペシュ=トレンに似ていると理論づけられています。すなわち、触手で覆われ、うごめいている中に特異なエイリアンの顔を持つ、ねじれたロープの塊のような怪物です。
 オトゥームはクトゥルフを始めとする大洋の神格との繋がりによって崇拝されることはありますが、人間内にはオトゥームを直接崇拝する者がほとんどいないとされています。そのため、陸上で暗躍するペシュ=トレンはかなり苦労したそうです。
 オトゥームの名を冠した魔導書には『全知の神オトゥーム』(『全能のオトゥーム』とも。英名は「Othuum Omnicia」。オトゥーム・オムニシア)があるそうです。これは「賢者の石について」「妖蛆の秘密」「ネクロノミコン」「象牙の書」(エイボンの書)に並び立つほどの稀覯本と語られています。内容はオトゥームの崇拝の仕方や召喚方法の他、強力かつ多彩な悪魔祓いの知識がラテン語で記されているそうです。

禁断魔術候補:《オトゥームの流弾》;目標に神の怒気のごとき凄まじい精神打撃を与える。強力な代わりに、術者も傷つく。


旧支配者 ムナガラー(M'nagalah)

 別名「テティスの王」「むさぼるもの」「クトゥルフの片腕(右腕)」「永遠なるムナガラー」とも呼ばれる旧支配者の1柱。
 触手が生えた肉塊で、露出している内臓と目玉が膨れ上がっているという悍ましい容姿をしているとされます。また、カソグサの落とし子によく似た容姿をしているともされます。
 ゴンドワナ大陸しかなかった太古の地球のただ1つの海であるテティス海の支配者で、クトゥルフの名代として君臨していたとされ、人間には崇拝されていないが召喚されるとその前触れとなるシューシュー、ブツブツ、という音、あるいは水気を含んだ何かが身もだえているかのような音とともに現れるといいます。
 ただしこの神に遭遇したり、召喚した場合はその場にいる者たちを即座に潰すか、無理やり触手を体内に侵入させて体の内部と外側をひっくり返し、最終的にはその肉塊の中へと引き込まれて自身の一部としてしまうので、召喚者は何かしらの方法で防護したり、ムナガラーの視界から隠れなければならないそうです。

禁断魔術候補:《ムナガラーの領海》;一定範囲を一時的に「ムナガラーの支配領域」および「邪悪な領域」で「海」としても扱う。既にあるものには影響はないが、演出として異界が重なるようにうっすら見える。

クトゥルフの母や妹や妻

 クトゥルフの家系図は複数説あり、絶対的な設定はありません。クトゥルフの血筋は作家「H.P.ラヴクラフト」「C.A.スミス」「L.カーター」「J.S.パルヴァー」「ブライアン・ラムレイ」などの設定があり、それらを強引に統合すると以下の女神プトマクの設定になります。
元旧神の外なる神 プトマク(Ptmak)

 プトマク(またはプトゥマック)はクトゥルフの母であり、ナグの妻であること以外詳細不明な女神です。各説あるクトゥルフの家系図の矛盾を解決し統合する場合、彼女の設定は非常に盛られる形になります。具体的には、女神プトマクは元は旧神(アザトースらを生み出した旧神勢力)であり、アザトースの娘であり、アザトースの子「両性具有神クグサクスクルス」の女性面の化身(説によってはイェブとも同一視される)であり、アザトースの孫「ヨグ=ソトース」の女性化分身ということになります。
 これらはクトゥルフの親の家系図各パターンの矛盾解消を一手に引き受けた場合の設定です。その場合、クトゥルフの親の家系図は以下のように収束します。
  1. 旧神としてのプトマク → 旧神クトゥルフと旧神クタニド
    1.  後にプトマクとクトゥルフは旧神勢と離反。クトゥルフはプトマクに取り込まれた後、アザトースの血族として再誕。
  2. アザトース → 両性具有神クグサクスクルス(の化身プトマク) → クトゥルフ
  3. アザトース → 無名の霧と闇 → ヨグ=ソトースと女神シュブ=ニグラス → ナグと女神プトマク → クトゥルフ
    1.  ナグはイェブと双子であり、両性具有神クグサクスクルスの分体の女性的側面はイェブとも呼ばれている。
  4. アザトース → 無名の霧 → ヨグ=ソトース(の化身プトマク) → クトゥルフ
  5. アザトース → 女神プトマクとナグ → クトゥルフ
    1.  ナグはイェブと双子であり、両性具有神クグサクスクルスの分体の男性的側面はナグと呼ばれている。
 「プトマクがクトゥルフの母である」という設定を遵守すると、彼女はかつて旧神であり、アザトースの娘であり孫でありひ孫でもあることになります。いささか強引ですが、フェイクトゥルフにおいては女神プトマクはそのように扱います。
 彼女の分類は、かつて旧神だった「外なる神」で、不滅で不定形であらゆる存在・次元に浸透・同化・吸収でき、数多の化身・分体を持ちます。その正体は無名の霧かニャルラトホテプなのかもしれません(メンドクサイ時は全部あいつのせいにしときゃええねん)
 プトマクの象徴は創造と生生流転を表す「母なる多頭龍」「原初の混沌」です。地球の伝承において、神々の母たる蛇女神ナンムやティアマトや、聖書における天地創造以前の闇海テホム等の由来になったとされます。
 プトマクの代表的な子供には旧神クタニド、クトゥルフ、ギズグス、フジウルクォイグムンズハー、ハスター、ヴルトゥーム、ナグ、イェブ、ドヌムル、ツァトゥグァ、その他の落とし子達が挙げられます。プトマクは多くの神格と同化できる母神です。彼女はイグ神の母「末法の龍神」や女神イダ=ヤアーや旧支配者ハイドラの母かもしれません。女神スクタイやドヌムルやクティーラやヌクトーサやヌクトルーや小神ハイドラやロイガー族(の一部)はプトマクの巫女かもしれません。

●上記の設定を加味して既存のクトゥルフの家系図をまとめたもの
  1. 旧神としてのプトマクは旧神クトゥルフと旧神クタニドの兄弟を産む。
    1. 後にプトマクとクトゥルフは旧神勢と離反する。その後プトマクはクトゥルフを取り込み、アザトースと同化し、アザトースの娘として再誕する。
  2. アザトースの子供
    1. アザトースから、ニャルラトホテプ、無名の霧、闇、が産まれた。またアザトースの娘プトマクが両性具有神クグサクスクルスとして産まれる。
      1. 女神プトマクはニャルラトホテプか無名の霧、両性具有神クグサクスクルスの化身で、女神「末法の龍神」の母かもしれない。
  3. 無名の霧と闇の子供。両性具有神クグサクスクルスの子供。女神「末法の龍神」の子供。
    1. 無名の霧からヨグ=ソトースが、闇から女神シュブ=ニグラスが産まれた。
      1. クグサクスクルス(= プトマク)の子供に再誕したクトゥルフとギズグスとフジウルクォイグムンズハーらが従兄弟として産まれる。ギズグスはツァトゥグァの父となる。クトゥルフがツァトゥグァの叔父になる。
      2. また、クグサクスクルスの分裂体の内、男性面がナグ、女性面がイェブと呼ばれることもあるため、クトゥルフはクグサクスクルスの子であり、ナグとプトマク(= イェブ)の子であるという設定とも矛盾しない。
    2. 女神「末法の龍神」が蛇神イグとロコンを産む。
  4. ヨグ=ソトースと女神シュブ=ニグラスの子供。そして女神シュブ=ニグラスと蛇神イグの子供。
    1. ヨグ=ソトースと女神シュブ=ニグラスの間に双子の神ナグとイェブが産まれる。
    2. 女神シュブ=ニグラスと蛇神イグの間に女神ウトゥルス=フルエフルが産まれる。
      1. ヨグ=ソトース(= プトマク)にはクトゥルフ、ハスター、ヴルトゥームの三人の息子が居る。その母親は不明なので、プトマクが母でも矛盾はない。
  5. ナグと女神プトマクの子供。ナグと女神ウトゥルス=フルエフルの子供。イェブの娘。
    1. ナグと女神プトマクの間にクトゥルフが産まれ、イェブがツァトゥグァの父となる。
    2. ナグと女神ウトゥルス=フルエフルの間に蛇女神カソグサが産まれ、クトゥルフの異母妹かつ第三の妻となる。
    3. イェブの娘ドヌムルが産まれクトゥルフの従姉妹となる。
  6. クトゥルフと蛇女神カソグサの娘。クトゥルフとイダ=ヤアーの子供。
    1. クトゥルフは緑の惑星ゾスで育ち、そこでイダ=ヤアーを第一の妻とし、両者の間にガタノソア、イソグサ、ゾス=オムモグの三人の息子とクティーラ姫とクトゥルフの落とし子達が産まれた。
    2. クトゥルフは女神スクタイを第二の妻とするが、自らの手で殺害する。
    3. クトゥルフは蛇女神カソグサを第三の妻とし、両者の間に双子の女神ヌクトーサとヌクトルーが産まれる。
  7. クトゥルフは眷属としてダゴン、ハイドラ、深きもの等を産み出す。リヴァイアサンはクトゥルフに連なる者(またはクトゥルフの化身)とされている。
  8. クトゥルフと喧嘩した蛇女神カソグサはリヴァイアサンと結婚する。また、クトゥルフの娘クティーラ姫がリヴァイアサンとの間にクラーケンを産みだす。

禁断魔術候補:《プトマクの抱擁》;GMが許可した相手を選ぶ。相手は混沌に飲まれ死ぬ。

旧支配者 イダ=ヤアー(Idh-Yaa)

 この女神はクトゥルフの1番目の妻の旧支配者で、かつてクム=ヤアー(Quum-yaa)とも呼ばれていました。彼女は緑色をしたゾスの二重星の地殻の下に棲む雌性生物です。イダ=ヤアーの姿は巨大な青白い蛆虫のような怪物です。
 彼女の異名は「強大なる母」(The Mighty Mother)、「ゾスの女主人」(The Xothic Matriarch)、「クトゥルフの配偶者」(Cthulhu's Mate)などです。
 彼女はクトゥルフの妻であると同時に半兄妹であり、彼との間に、ゾス三神(ガタノソア、イソグサ、ゾス=オムモグ)と女神クティーラ、そして多くのクトゥルフの落とし子を産みました。
 クトゥルフと彼の子供たちが地球に向かったとき、イダ=ヤアーはゾス星系に残ったと考えられています。
 イダ=ヤアーはゾスの生物によって崇拝されているそうですが、地球での崇拝は知られていません。しかし『ポナペ経典』(Ponape Scripture)にはその存在のことが記されているといいます。
 イダ=ヤアーは全ての呪文を知っているとされます。
 イダ=ヤアーは食事または戦闘時に粘着性の仮足を繰り出し、犠牲者を己の体内に取り込み消化吸収しようとします。彼女の崇拝者にとって彼女に取り込まれることは最大の報酬であり、彼女の生贄に選ばれないことはむしろ恥ですらあります。
 彼女の両親は不明ですが、その性質からシュブ=ニグラスの化身(またはそれに連なる者)という説もあります。また、彼女の解釈の中には、「彼女の本体はクトゥルフが生まれ育ったゾス星そのもの」とか「食事でブラックホールができる」とか「星辰正しき位置の刻にアザトースに匹敵する存在を産む」というもあります。

禁断魔術候補:《ヤアーの液牢》;犠牲者をおぞましき粘液で包み込み拘束し、溺れさせながら圧力で破壊し、最後にはマイクロブラックホールに呑みこんでいきます。

旧神(または旧支配者) スクタイ(Sk'tai)

 クトゥルフの2番目の妻とされる女神です。彼女は旧神として扱われることもあり、エピルフォン(Eppirfon)という妹の旧神がいたそうです。スクタイはクトゥルフとの間に息子ティス(またはティース。T'ith)を作ったようですが、スクタイ自身はクトゥルフに殺害されたそうです。彼女の設定はそれ以外詳細不明です。

 因みにクトゥルフの息子の旧支配者シャーラッシュ=ホーの母が、スクタイ以外のクトゥルフの妻という言及はありません。そのため、クトゥルフの妻三柱の内、消去法で、スクタイがシャーラッシュ=ホーの母(そしてラヴクラフトの先祖)ということになります。その場合、彼女は死者(特にグール)と関連づけられる神格か、(クトゥルフの第3妻カソグサ同様に)イグ神に連なる者だったり、その系譜の子を産むのに相性の良い神格だった可能性があります。

禁断魔術候補:《スクタイの空白》;不可視非実体の穴を作り、その周辺が「外的干渉する異能」が機能不全になる領域に変えます(演出的には、エネルギーが分解され穴に吸い込まれていきます)。

旧支配者 カソグサ(Kassogtha)

 女神カソグサ(カソーグタとも)はクトゥルフの3番目の妻で、クトゥルフの異母妹でもあります(両者の父はナグで、カソグサの母は女神ウトゥルス=フルエフルです)。カソグサの母方の祖母がシュブ=ニグラスで、祖父が蛇神イグです。
 カソグサ彼女の異名は「クトゥルフの花嫁」(The Bride of Cthulhu)、「病気のリヴァイアサン」(The Leviathan of Diseases)、「宇宙的病魔」(Cosmic Sickness)です。
 彼女は双子の女神ヌクトーサとヌクトルーの母親。またクトゥルフと喧嘩し、リヴァイアサンとも結婚したといわれています。
 旧支配者カソグサは巨大な蛇の女神です。彼女は病気、性魔術と拷問の女神として知られており、カルト教団「孤立の娘たち」で信仰されています。地球人のカソグサ崇拝者はかなり小規模のようです。しかし、彼女の影響力が連続殺人鬼やテロリストに関与していることも確認されています。
 カソグサの姿は触手の塊として記され、その触手が普段は丸められています。それを伸ばすと数キロ規模の驚くべき長さになり、犠牲者は逃げたり隠れたりする間もなく捕まることでしょう。
 カソグサはクトゥルフとの間に双子の娘ヌクト―サとヌクトルーを出産しました。娘たちの姿はクトゥルフの初めの妻イダー=ヤアーの娘クティーラに似ているといわれます。クトゥルフの3柱の娘たちは仲が良いのでしょうか。
 カソグサは棲む場所の水(やその他の液体)は毒化し、カソグサ自身も毒ガスを発するといわれます。
 カソグサはクトゥルフと過ごしていたときに争うほど狂暴な性格だったといわれています。
 カソグサは木星に存在する竜巻(地球の3倍ほどの大きさ)のなかに幽閉されており、カソグサの崇拝者はそこから救い出すために躍起に儀式を行っているそうです。その儀式は、単独または小集団で性交、拷問、ドラッグを伴う血まみれの儀式だそうです。
 カソグサはクトゥルフなどと同様にテレパシーで交信し、人々に語りかけることもあるといいます。そのテレパシーは甲高いブーンとした恐ろしい声が頭の中に響くらしいです。その言葉は荒々しく繋ぎ合わされ、人外言語が混ざっているとか。
 カソグサは人間含め他者の体内に入り込み同化することができます。そして宿主から遺伝子を奪って新しい存在を創造することができます。新しい存在が誕生すると、宿主の体を引き裂いて産まれてきます。人間と同化した際、人体はカソグサの存在に形状を保てなくなり、新たな存在を産み出すための異形となり果てます(大抵はとぐろをパンパンに含んで皮がゴムのように伸び、体が膨張して身動き取れない姿になります)。

禁断魔術候補:《カソグサの托卵》;犠牲者の肉体を苗床としてクリーチャーを産みだします。また、犠牲者はその間、「病気のガス」と「旧支配者の邪悪なテレパシーメッセージ」を放出し続けます。常人ならクリーチャーを産む際か途中で心身が耐えきれず絶命することでしょう。クリーチャーは産まれる際、犠牲者の肉体を内側から破りながら出てきます。


旧支配者 ドヌムル(D' numl)

 ドヌムルはイェブの娘でクトゥルフの従姉妹とされる女神です。五大湖の底に眠っており、五大湖近くのネイティブアメリカン(インディアン)たちの幾つかの部族の間で、水底の大いなる精霊や魔神として伝えられています。姿形、能力等は不明です。

 フェイクトゥルフにおいては、彼女は女神プトマク(の化身であるイェブ)の娘でもあり、「水底の大霊」「湖妖の女王」「陥溺の女神」「嵐と冬の魔神」の異名を持ち、氷や冷気を纏った不定形な水の姿をしています。彼女は五大湖の主「ゴッシー」(Gossie)または「グレッシー」(Gressie)と呼ばれるUMAを化身としています。その姿は首長竜(または多頭の巨大怪獣)で、水や雨や嵐を操り、遥か遠くまで届く炎弾(または雷撃)や、祝福を与える不思議な炎を吐くとか。彼女の炎は彼女が望まぬ限り水でも消えず、彼女の怒りを買ったとある人間の都市は雨天にも関わらず一晩で跡形もなく焼失したとされます。ゴッシーは飛行機の発明者ライト兄弟の兄の方ウィルバー・ライトと接触した可能性があります(実体か夢によるものかは不明)。ウィルバーは五大湖付近で意識混濁中に美しい人と出会い、また怪物ヒトデの大群に襲われたそうです。ライト兄弟が生涯女性に興味がなかった要因が彼女だったかもしれません。彼女は美女に化けることもでき、また水だけなく、様々なものに「溺れさせる」権能を持ちます。
 彼女はまたウンクテギラ(またはウンクテヒやウンセギラ)を化身とし、ネイティブアメリカンは彼女を嵐や洪水を引き起こす怪物や、人々を水中に引きずり込む魔物として恐れていました。また彼女は強力な風や冷気を操ることもでき、しばしば五大湖南岸に豪雪をもたらすため、天候に関する崇拝の対象にもなっていました。彼女の崇拝者は地球ではあまり知られていませんが、生贄を伴う漁業・水害・天候関連儀式や、ドラッグを用いて霊感を得るシャーマンや芸術家の小集団が存在しています。
 彼女は世界中の「湖の怪物」(ネッシーやオゴポゴなど)とテレパシーで繋がっており、それらを知覚端末としているそうです(一説にはそれは彼女が産んだ「ドヌムルの落とし子」かもしれないとか)。
 彼女の加護を受けた知的種族は、彼女の角からできたメダル状の物体を受け取り、それを持っていれば超常的な状態異常にかからなくなるとされます。
 彼女の配下の内、五大湖付近で活動している奉仕種族には「トキシック・ブロブ」(Toxic Blobs)がいます。これは人間の出した環境汚染物質を大量に取り込んだ毒性のショゴスが正体だそうです(大本はクトゥルフ勢がかつて古のものと戦争していた時に奪って自らの眷属に作り変えたものです)。彼女は太古の古のものとの戦いで彼らの拠点を襲撃した際、保管されていたウボ=サスラの体組織を大量に取り込んだそうです。その後、彼女は水棲生物の先祖や、水棲爬虫類に似た「ドヌムルの落とし子」を多数産んだとか。

禁断魔術候補:《ドヌムルの記章》;目標は超常的な異能による状態異常にかからなくなる。


クトゥルフの子供達

 クトゥルフ自身の認知はさておき、以下の者達は彼の子孫です。
クトゥルフの落とし子(Star-Spawn of Cthulhu)

 クトゥルフの落とし子参照。種族名はクトゥルヒ(Cthulhi)とも呼ばれます。クトゥルフと1番目の妻たる旧支配者イダ=ヤアーの子供とされ無数にいます。彼らはかつてゾス星よりクトゥルフが飛来した際に、共に地球に降りたクトゥルフの眷属です。
 彼らには変身能力があるので決まった容姿はありませんが、たいがいは小型のクトゥルフの姿をしていて、主人に仕えています。
 数十億年前に地球に飛来した時には、主人のためにムー大陸に巨大な都市を建造し、その頃地球を支配していた古のものたちと戦いを繰り広げた際には、主力の尖兵として働きました。クトゥルフ古のものの戦争は、一応和解という形で決着がつきましたが、実質的には古のものたちは海中に追いやられる結果になっていて、ここでもクトゥルフの落とし子たちの恐ろしさが伺えます。
 彼らはクトゥルフが海底都市ルルイエに封印された時、そのほとんどが共に眠りにつきましたが、深海にまだ活動している個体もいるかもしれません。また、クトゥルフが地球に飛来してくる以前から、宇宙に拡散した個体も多数存在しています。母のイダ=ヤアーは地球へ向かったクトゥルフには同行せずゾス星に留まったため、クトゥルフの落とし子には彼女の元にいる個体や、他の場所にいる個体の存在が示唆されています。ゾス星にいるクトゥルフの落とし子はゾシアン(Xothians)とも呼ばれています。
 クトゥルフ神話TRPGでは、地球のクトゥルフの落とし子には5体のエリートがおり、各地でルルイエ浮上の兆候を監視しているとされています。5箇所の内訳は、|羚颪了殻、▲▲ぅ譽爐虜叔の地下、グリーンランドの氷河、ぅ椒好肇鵑△襪い魯蹇璽疋▲ぅ薀鵐匹砲△訶‖陲涼浪柴況◆↓テ酳討離▲泪哨鸚醂域とされます。

禁断魔術:《クトゥルフの落とし子との接触


旧支配者 ガタノソア(Ghatanothoa)

 ガタノソアには表記ゆれがあります。ガンタ(Ghanta)、グタンタ(Gtantha)、ガタノトア、ガタノトーアとも呼ばれます。
 クトゥルフと第1妻イダ=ヤアーの息子、ゾス三神が1柱で長兄。妹にクティーラがいる。ガタノソアは暗黒神とも呼ばれ、彼はロイガー族の別名、または指導者の名称だという。
 ガタノソアはムー大陸で信仰され、棲みかである火山ヤディス=ゴー山に封印されている。
 コリン・ウィルソンの『ロイガーの復活』によると、地球に飛来したロイガー族の首領がガタノソアとされている。この星間種族は旧支配者の『ロイガー』とは全く別の存在である。
 人間がガタノソアを見ると、たちまち皮膚が硬化して石のようになり、脳と主要器官だけを生かされ、意識を保ったまま永遠に身動きもできないまま生きなければならない。
 これはガタノソアを映した写真はもちろん、精巧な絵や像を見た場合でも避けられない。

 20万年前の原始ムー大陸において、人々はガタノソアに毎年12名の若い戦士と12名の娘を生贄にしていた。ムー大陸の人々はガタノソアとその神官に多くの生け贄を捧げたが、それはガタノソアを鎮められなければ、棲みかを出て生け贄を探し求めるだろうと恐れていたからである。
 『無名祭祀書』にシュブ=ニグラスの大神官であったトヨグという人物が言及されている。
 トヨグはガタノソアとその従者に敵対した。トヨグはガタノソアを滅ぼすため、ツトヨの作成したガタノソアを見た者をその影響から守る魔術的な文字で覆われた巻物を持って、ガタノソアのいるヤディス=ゴー山に登頂した。
 ガタノソアに仕える神官はこれに反対し、トヨグの魔術的な巻物を効果のない偽物とすり替えた。
 トヨグはヤディス=ゴーの頂上への旅から二度と戻らず、ガタノソアを滅ぼすことが出来なかったためこの神のカルトはさらに大きな力を獲得した。
 トヨグの登頂から一万年後、ガタノソアの神官はムー大陸の他の全ての神すべての寺院を閉鎖することが出来るほどの力を持つに至った。
 史上最も強力な魔術師の一人であるザンツーは、新たにユトグタの神官に任命された直後に寺院の閉鎖の布告を受けて怒り、自らの神を召喚しようとした。
 しかし、その行いが知らず知らずのうちに大陸の破壊を引き起こしてしまった。
 こうしてガタノソアもろともムー大陸は海に沈んだが、ガタノソアのカルトの多くの分派が生き延びた。

 20万年前の原始ムー大陸において、人々は毎年12名の若い戦士と12名の娘を生贄にしていた。ガタノソアを崇拝する神官と教団はムー大陸で最も力を持っていた。
 この教団はクトゥルフを崇拝する教団とは対立していたが、クトゥルフとガタノソア自身が本気で争っていたとは考えづらい。
 現代のガタノソアの信仰は環太平洋を中心に世界各地で見られる。アトランティス、エジプト、クンヤン、カルデア、ペルシア、バビロン、アフリカ、中国、メキシコ、ペルーなどでも崇拝の痕跡が確認されている。
 これらのカルトはガタノソアの水の牢獄から、主人を解放出来る日を待ち続ける。

 なお、ロイガー族は独立種族である。彼らはガタノソアに仕えているが、ガタノソアがどれだけ支配を及ぼしているかは不明。彼らは未知の精神エネルギーで構成された非物質的存在である。かつてムー大陸を支配し、人間を奴隷としたが力を失い地中に逃れた。ロイガー族は現在でも生き残っており、人間から力を吸い取る。時に物質的な姿をとるときには上の竜に似た身体を作り出すため、世界中の神話やヘビ人間に関係があると考えられている。

禁断魔術候補:《ガタノソアの威容》;術者はガタノソアのオーラを纏い、その姿を見た者を石化させます。


旧支配者 イソグサ(Ythogtha)

 「Ythogtha」はユトグタとも読まれます。イソグサはクトゥルフと第1妻イダ=ヤアーの息子、ゾス三神が1柱で次男です。彼はムー大陸のイエーの深淵に封印中とされています。関係性は、兄神とは険悪、弟神とは良好です。
 別名:「深淵のもの」「深淵の忌わしきもの」(The Thing in the Pit)。
 イソグサの姿は人型の蛙、もしくは額が触手に囲まれた1つ目の深きものの様だといわれますが、その正確な姿について言及された文献は今の所、存在していません。
 イソグサはクトゥルとイダ=ヤアーが産んだ2人目の子供だといわれており、旧神によって“ルルイエ”に連なる王国“イェー”の深淵に幽閉されているそうです。かつて魔術師ザントゥーがイソグサ解放を試みたことがあり、その詳細はザントゥー石板に記録されているといわれています。
 また、ウッブやユッガスに奉仕され、一部の深きものに崇拝されているとそうです。
 なお、父クトゥルフがルルイエの夢を見せる様に、イソグサもまたイェーの夢引きを行うとされており、その媒体としてイソグサの従者が地球に持ち込んだとされるイソグサを模した石像が用いられているのではないかと考えられています。

禁断魔術候補:《イソグサの夢引き》;犠牲者は眠るたびに悪化するイェーの悪夢を見せられます。犠牲者の命や活力は睡眠で回復することができなくなります。その活力はウッブ達の儀式のリソースとして吸い上げられているとか。犠牲者は睡眠中、悪夢の世界に囚われ、実体世界の肉体は衰弱していき、心は狂気に囚われていきます。この魔術を使用・維持するには犠牲者の肉体のそばに「イソグサを模した石像」が無ければなりません。術者が強力であれば、悪夢を見せる前に、起きている犠牲者を(《誘眠》《集団誘眠》のように)寝かせることができます。


旧支配者 ゾス=オムモグ(Zoth=Ommog)

 クトゥルフと第1妻イダ=ヤアーの息子、ゾス三神が1柱で末弟。海底のルルイエに眠る。異名は「深みに棲まうもの(The Dweller of the Depths)」。
 その存在は『ルルイエ異本』や『ポナペ経典』で言及されており、それによればその姿は恐竜や爬虫類のような頭の付け根に触手の髭が茂っており、地に這いつくばったヒトデの様な4本の平らで血を啜る腕を持ったトウモロコシの様な円錐の巨大な体を持つとされます。
 また、ゾス=オムモグは水棲していると知られており、移動方法について言及はされていませんが、一説にはイスの大いなる種族と同様にナメクジのような足があるのではないかといわれています。
 現在は旧神たちによってポナペ島やルルイエの近くにある海溝に封印され、兄のイソグサ同様にウブやユッガスに奉仕されているとされています。ほかに、自らを模した彫像に意思を込め、これらを用いて人々に自身の意思を夢を通じて語り掛けているとか。なお、彫像の1つはサンポーン海洋考古学研究所で破壊されてしまったそうです。

禁断魔術候補:《オムモグの肖像》;「ゾス=オムモグをかたどった像」を媒介として、「恐怖」(クトゥルフ神話恐怖判定-5)のオーラを放ちます。


旧支配者 クティーラ(Cthylla)
 女神クティーラはクトゥルフと第1妻イダ=ヤアーの末娘です。つまりゾス三神の妹です。
 クティーラの異名には、秘密の姫、シークレット・ドーター(Secret Daughter)、翼ある蛸、クラーケンの母(the Kraken Mother)、ヨタ・ヘム(Yotha-Hem)などがあります。
 彼女はゾス星で生まれ、そこからクトゥルフと共に地球にやって来たと言われていますが、現在は人類未知の場所に住んでいるとか。
 父親と同様に、彼女は自分の体を望み通りの形に変形したり、翼を大きくして飛行できるようにするなど、体のプロポーションを自由に変えることができます。
 彼女はクトゥルフの直仔の中でも最も若く、狡猾で、危険な存在とされています。 彼女はかつてクトゥルフらが封印された後も、ある程度活動できる状態にあり、父の復活を早めるために暗躍していました。
 彼女はリヴァイアサンと交わり、クラーケンを産んだとされています。
 クトゥルフは遠い未来に自分が滅ぼされたとしても、クティーラの子宮に宿って生まれ変わり、復活するつもりでいます。
 クティーラはクトゥルフの血族のなかでも特に重要な立ち位置にいるため、単独で存在することはほとんどなく、その情報は秘匿された上で、ダゴンとヒュドラやクトゥルフの落とし子深きものやその他のクトゥルフの眷属の何れかが護衛についています。

禁断魔術候補:《クティーラの影武者》;目標は一時的に、元の性別に関係なく女性となり、クティーラに似た気配となり、クトゥルフ勢の護衛対象になります(そしてクトゥルフの敵対勢力の攻撃目標になることでしょう)。場合によってはクティーラから一部の権能を借り受けられます。

旧神(または旧支配者) ティス(T'ith)

 ティス(またはティース)はクトゥルフとその第2妻スクタイの間に生まれた息子です。
 母のスクタイはクトゥルフに殺されています。彼女は旧神だった説があることから、ティス自身も旧神の可能性があります。彼が旧支配者かどうかは、その他の詳細情報も含めて不明です。
 因みに、クトゥルフ自身がかつて旧神だった説や、彼の兄弟にはクトゥルフそっくりの旧神クタニドもいることから、クトゥルフの血族に旧神が紛れていても不思議ではありません。

 一説にはシャーラッシュ=ホー(やそれに同一視されるモルディギアン)の兄弟ともされ、その場合ティスは水・水棲生物・爬虫類・死者と関連づけられる神格(またはそれと対をなすもの)の可能性が高くなります。
 フェイクトゥルフにおいては、ティスは水子のような「生まれてこれなかったもの」や蛭子のような「出来損ない」を導く神として扱います。彼は輪廻転生や魂の循環を受け持ち、クトゥルフの保険であるクティーラの子宮に転生の儀を施しました。父クトゥルフは母スクタイの仇であるため、何かしら思う所はあるのかもしれませんが、CMBの精神は人とは全く異なるため、その真意は不明です。
 ティスは歴史改変や並行世界の崩壊の際に生じるエネルギーを自身の次元に引き込む存在ともされます。そのため、時空に関する怪異(ヨグ=ソトースやイスの大いなる種族ティンダロスの猟犬など)の知識も備えており、寵愛者に伝授することもあります。
 ティスはクトゥルフ同様かそれ以上のシェイプシフターであり、その真の姿は知られていません。恐らくはクトゥルフのような頭足類の特徴を持つ姿か、流れや循環を象徴する蛇か竜か力の渦のような姿と推測されています。
 ティスはクトゥルフ直系の水妖勢力とはまた異なる派閥にいるとされます。
 彼の眷属には魂の器としての専用のショゴスがおり、ティスの寵愛者はその器を転生先として生まれ変われるとされます。時には異世界の魂をショゴスに憑依させる“逆異世界転生”を行うこともあります。

禁断魔術候補:《ティスの蛭子》;専用のショゴスを召喚し、死者(または異世界の住人)の魂をそのショゴスに憑依させ、定着させます。そのショゴスには明確な自我はありませんが、ある種のプログラムとして機能しています。

旧支配者 シャーラッシュ=ホー(Shaurash-ho)

 クトゥルフの息子であり、ラヴクラフトの先祖です。彼の詳細は不明です。彼はクトゥルフとその第2の妻スクタイの間に生まれた子と推測されています。
 シャーラッシュ=ホーは「墓の間を徘徊する者」(The Prowler Among the Tombs)、「全てのグールの父」(Father of All Ghouls)の異名を持つことから、クトゥルフの父神ナグからグール関連の権能を受け継いでいる可能性が高いです。
 またシャーラッシュ=ホーはグールが崇拝する旧支配者「納骨堂の神 モルディギアン」(Mordiggian The Charnel God)やナグ(またはナグーブ(Naggoob))と同一視されることがあります。

 ラヴクラフトはクラーク・アシュトン・スミスに宛てた手紙の中で神々の家系図を記し、自分自身をクトゥルフの子孫とし、先祖の家系にアザトースから端を発したいくつかの名を記述しました。
 それらの内、ナグの子クトゥルフから子孫(ラヴクラフトとオワイン)への系譜は、以下の順に続きます。
  1. 「墓の間を徘徊する者にして全てのグールの父シャーラッシュ=ホー」(Shaurash-ho (The Prowler Among the Tombs, and Father of All Ghouls))
  2. グールのヨガシュ」(Yogash the Ghoul)
  3. 「妖蛇クバア」(K'baa the Serpent)
  4. 「穴掘りゴース(ゴスまたはゴートとも)」(Ghoth the Burrower)
  5. ウェールズのランウィ(Llunwy of Wales)
 ランウィの子孫がハワード・フィリップス・ラヴクラフトと、ウェールズ公「オワイン・グウィネズ」(Owain Gwynedd)とされます。

禁断魔術候補:《ナグーブの晩餐》;効果範囲内の死体とアンデッドを分解消滅させます。これは冥界(特にモルディギアンのような死者を喰らう神のもとに)に送ったようなもので、犠牲者のいた位置にわずかな痕跡が残ります。被害者が神に食われる前(GM判断)にそこで《呪い除去》を唱えればその犠牲者は帰ってこれます。

ヨガシュ(Yogash)

 異名は「グールのヨガシュ」(Yogash the Ghoul)。クトゥルフの孫で、シャーラッシュ=ホーの子で、クバアの親で、ラヴクラフトの先祖で、グールであること以外は詳細不明の存在です。
 彼の妻はイグ神に連なる者だと推測されます。

禁断魔術候補:《ヨガシュの冤罪》;目標は一時的にアンデッドとしても扱われます。


クバア(K'baa)

 異名は「妖蛇クバア」(K'baa the Serpent)。クトゥルフのひ孫で、ラヴクラフトの先祖であること以外は詳細不明の存在です。クバアはヨガシュの子であり、「リトル・ピープル」族のゴースの親とされます。
 クバアはアングロサクソン人やウェールズの系譜に繋がり、子孫に大地の妖蛆がいることから、イグ神かヘビ人間との関連も示唆されています。恐らく母方の系譜にイグ神に連なる者がいると推測されます。
 ヘビ人間はイギリスにおいて「リトル・ピープル」含む妖精・魔女伝承の起源であり、ヘビ人間の魔術師は不老で死者関連魔術を一般能力として持っています。またクバアはクトゥルフグールの系譜にも連なることから、クバアも水神や死者に関する能力を所持している可能性があります。系譜を遡りだすと、ヨグ=ソトースなどの大物神格が絡みだします。

禁断魔術候補:《クバアの讒言》;指定した範囲を「イグ神の呪い」の領域と扱います。これは実際に呪いの効果を賦与するというより、その呪いに呼応する弱点性質を起動させるためのものです。この禁断魔術はクトゥルフ勢とイグ勢双方に害さない状況でのみ使用できます(裏切者の粛清とかは可)。


ゴース(ゴスまたはゴートとも)(Ghoth)

 異名は「穴掘りゴース」または「潜伏者ゴース」(Ghoth the Burrower)。クトゥルフの玄孫(やしゃご)で、ラヴクラフトの先祖で、「大地の妖蛆」と同一視される「リトル・ピープルの一人」(one of the Little People)です。そのことを含め、彼はヘビ人間であり、妻がニャルラトホテプに連なる者であること、ウェールズのランウィ(Llunwy of Wales)の父であること以外は詳細不明の存在です。

 なお、「大地の妖蛆」は人間や神話生物と混血することもあり、彼らは地下に棲み、イギリスに広大な地下通路網を持っています。そのことから、「大地の妖蛆」であることは、ゴースの二つ名「the Burrower」(穴掘り人、穴に棲むもの、潜伏者)とも合致します。また解釈によっては、ゴースは『地を穿つ魔』(The Burrowers Beneath)たるクトーニアン(クトゥルフ配下の地底種族)の混血種だった可能性もあります。
 彼の妻であるローマの貴婦人ヴィブルニア(Viburnia)は西暦103年に属領ブリタニアのイスカ・シルルム(Isca Silurum)に配属された第11軍団の一人「P・ヴィブリニウス・マルコ・レガタス」(P. Viburnius Marco Legatus)の娘です。ヴィブルニアは「L・ヴィブルニウス・マルコ」(L. Viburnius Marco)の孫娘であり、ニャルラトホテプの化身の古代ローマ貴族「ハエクのヴィブルニア」(Viburnia of Haec)のひ孫にあたります。
 ラヴクラフトはゴースとヴィブルニアの婚姻を、「この組み合わせは 世に知られていない地獄のような悲劇だった。」(This union was an hellish and nameless tragedy.)と記しました。

禁断魔術候補:《ゴースの見立て》;地下通路や地下水路やそれらの出入り口を探知します。GMが許可するなら成功度に応じてある程度の「ダンジョンマップの情報」を公開させます。


ランウィ(Llunwy)

 異名は「ウェールズのランウィ」(Llunwy of Wales)。「ウェールズ」とはイギリスの構成国の1つですが、イングランドの古語で「外国人」という意味もあります。
 ランウィはゴースと貴婦人ヴィブルニアの子で、クトゥルフの来孫(らいそん)。無名の霧と闇とニャルラトホテプやヨグ=ソトースやシュグ=ニブラスやイグやナグやクトゥルフに連なる者。名だたるクトゥルフ神話の血統のハイブリッドです。アザトースだけでなく、説によっては旧神の子孫でもあります。
 ラヴクラフトとウェールズ公「オワイン・グウィネズ」(Owain Gwynedd)の先祖です。
 他の詳細情報は不明。


禁断魔術候補:《ランウィの怒り》;術者は自身の性質を選び、それを失う代わりに、その性質に払われていたCPをエネルギーに変換します。


ハワード・フィリップス・ラヴクラフト( Howard Phillips Lovecraft、1890年8月20日 - 1937年3月15日)

 H.P.ラヴクラフトはアメリカ合衆国の小説家です。怪奇小説・幻想小説の先駆者の一人。後にクトゥルフ神話や「宇宙的恐怖(コズミック・ホラー)」と呼ばれる概念の創始者です。ラヴクラフトの創造した怪神、異次元の神、神話体系は世に広まり、多くの作品に影響を与え続けています。
 異名は「神意(プロヴィデンス)」「外なる者(アウトサイダー)」。
 彼はクラーク・アシュトン・スミスに宛てた手紙の中で、自らをクトゥルフやランウィの子孫だと記述しました。

Wikipedia:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%AF%E...
ピクシブ百科事典:http://dic.pixiv.net/a/%E3%83%A9%E3%83%B4%E3%82%AF...


旧支配者 ヌクトーサとヌクトルー(Nctosa, Nctolhu)

 クトゥルフと第3妻カソグサの娘たちです。双子の姉妹で仲良しです。その姿は双子らしくそっくりな姿と性質を持つ存在とか、クティーラに似た姿として知られており、様々な水棲生物の形態をとることができます。彼女らは木星の大赤斑の中に幽閉されているそうです。
 なお、彼女らの名前の邦訳(音訳カナ)は定まっておらず。クトゥルフ神話TRPG資料『マレウス・モンストロルム』では、ヌトゥーサとヌタルフとされています。「Nctolhu」は、クトゥルー、クトゥルフそれぞれに近い2通りの邦訳がされています。
 この姉妹の本当の姿は巨大な殻を持ち、8つの節足、末端に爪を持つ6つの長い腕を持つ姿だといわれています。前述したように姉妹は木星の赤斑に幽閉されており、テレパシーによって相手に意思を届けることができるといいます。
 召喚されたこの双子は、戦闘時に高度な協調攻撃を仕掛けてくるとか。

禁断魔術候補:《ヌクトの共鳴》;術者と他の目標1名を対象とし、互いを繋ぐ「チームワーク」と「意図を察する些細な共感能力」を与えます。また対象は互いを用いる協調攻撃を行うことができ、その協調攻撃を行うためのペナルティを-3点分まで相殺します。

クトゥルフの化身

 クトゥルフは肉体が封じられている為、精神体や人々の夢を介して顕現する化身が多いです。
ビーモス(ベヒーモス)(B'Moth)
 夢とテレパシーを通して顕現する青、緑黄色に輝く霧のような姿です。物理的な力を一切持ちませんが、強力な精神能力があります。ビーモスの精神支配下に置かれた動物や人間はビーモスの肉体の延長として操られます。被害者はその間その事実に気付きません。
 ビーモスはアフリカや南米などに住む原始的な民族によって崇拝され、文明破壊と自然の回帰を求めていると言われます。そのときにはワニやサメに生贄を捧げているとか。

禁断魔術候補:《ビーモスの白熱霧》;白熱する霧の渦に犠牲者を巻き込み、精神的抵抗力を激減させます。

↑画像出典:まーるぶまんじゅう

コラジン(Chorazin)
 クトゥルフの意識体です。クトゥルフとして夢の中に現れます。人間の精神を貪り、力を蓄えると物理的に顕現することもできるといいます。海洋生物の肉体を支配し肉体を形成すると、合体しクトゥルフの物理的な化身となります。この化身はクトゥルフと同等の力を持つそうです。人類文明の発達に便乗し、電脳世界に干渉することもあります。

禁断魔術候補:《コラジンの受肉》;合計10トン以上の質量を持つ海洋生物の肉体を贄としてクトゥルフ顕現体と同性能のコラジンを召喚します。HP0になると、コラジンは退散します。

↑画像出典:まーるぶまんじゅう

すべてのサメの父(Father-of-all-Sharks)
 聖書にあるリヴァイアサンの可能性があります。古代のカルカロドン・メガロドンなどの巨大なサメに似た姿ですが、大きさは倍ほど(約40メートル級)もあります。幽霊のように白く、海はその周りで輝いている様に見えます。絶えず空腹で目の前のものをすべて貪り食うらしく、常に激怒で狂乱しています。大きな外航船すら一噛みで壊滅させるそうです。深きものに崇拝されており、彼らは全てのサメの父を呼び出す儀式を知っていますが、制御不能の為呼び出すのは最終手段です。彼らの共同体全体が脅かされる最悪の事態に呼び出されます。

禁断魔術候補:《巨大鮫の召喚》

↑画像出典:まーるぶまんじゅう

ルムル=カトゥロス(L'mur-Kathulos)

 レムリアのカトゥロス。人間で、アトランティスの神官(魔術師)です。彼はハスターの盟約に関連する存在です。昔の入信者は彼の弟子の一人になるために最も耐えがたい試験を受けていたそうです。クトゥルフの精神を具現化することを命じられた魔術師です。(ロバート・E・ハワードが創作した「カスロス」へのオマージュとしてラヴクラフトが創作しました)。
 彼の顔は髑髏のようにやつれているものの、黄色く、痩せた黄色い手、でこぼこした関節と残酷に曲がった爪、そして亡者のごとき錆びた声だったそうです。
https://lovecraft.fandom.com/wiki/Kathulos_of_Atla...

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消耗品型特徴


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戦闘
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GURPS Template Toolkit 2: Races
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