最終更新:
tominosyou 2022年12月11日(日) 14:16:19履歴
以下の表は「命中部位」のルールと組み合わせて使用してください。
- 「命中部位表」(HIT LOCATION TABLES)
- 「人間と人間型生物の命中部位表」(HUMAN AND HUMANOID HIT LOCATION TABLE)
- 「人間型以外の命中部位表」(NON-HUMANOID HIT LOCATION TABLES)
目次
●存在しない部位:Missing Parts
もしランダムに命中部位を決めた結果、存在しない部位に命中することになったら(例:「負傷耐性/首がない」を持つ目標に対する首への命中)、胴体に命中したものとして扱ってください。
●翼ある人間型生物:Winged Humanoids
意図的に翼を狙う時には-2の修正があります。ランダムに決める時には、9の目は翼への命中です(どの翼に命中したかはランダムに決めます)。10の目は胴体の命中です。負傷を考える上では、翼は四肢として扱います。
●魚の尾を持つ人間型生物(人魚):Fish-Tailed Humanoids (Mermen)
意図的に尾を狙う時には-3の修正があります。ランダムに決める時には、脚への命中は胴体への命中として扱ってください。そして足への命中は尾へ命中として扱います。効果については「四脚、六脚、ケンタウロス型、トリ型命中部位表」を見てください。
出目(3D) | 部位(ペナルティ) | 注釈 |
---|---|---|
― | 目(-9) | [1、2] |
3〜4 | 頭蓋骨(-7) | [1、3] |
5 | 顔(-5) | [1、4] |
6〜7 | 右脚(-2) | [5] |
8 | 右腕(-2) | [5、6] |
9〜10 | 胴体(0) | |
11 | 鼠径部(-3) | [1、7] |
12 | 左腕(-2) | [5、6] |
13〜14 | 左脚(-2) | [5] |
15 | 手(-4) | [6、8、9] |
16 | 足(-4) | [8、9] |
17〜18 | 首(-5) | [1、10] |
― | 重要器官(-3) | [1、11] |
[1] 命中判定に1差で失敗すると胴体に命中します。
[2] 刺し、貫通体、収束ビーム焼き攻撃だけが目を狙うことができます――しかも正面からの攻撃でなければなりません。HPの10分の1を超える目への負傷は視力を奪います。その他については、追加のDR2のない頭蓋骨への打撃として扱います。
[3] 「頭蓋骨」には追加でDRが2あります。すべての攻撃の致傷修正が4倍になります。転倒するかどうかの判定には-10の修正があります。クリティカル命中の時には「頭部クリティカル命中表」を用います。例外:上記の効果は毒ダメージには適用されません。
[4] 「顔」は、あご、ほお、鼻、耳などです。もしオープンフェイスのヘルメットであれば、この部位への攻撃はDRを無視することができます! 転倒するかどうかの判定には-5、クリティカル命中では頭部クリティカル命中表を用います。侵蝕ダメージは致傷修正が1.5倍になります……そして侵蝕ダメージで「大怪我」を負わせた時には、片目が使えなくなります(もし本来のHP以上のダメージを与えた時には両目です)。背後からランダムに攻撃にした時は、頭蓋骨に置き換えてください。
[5] 四肢です。大型貫通体・巨大貫通体・刺しダメージの致傷修正は1倍になります。大怪我を受けた場合、四肢は使えなくなります。ただし、その四肢を使えなくするのに最低限必要な分を超えたダメージはなくなってしまいます。
[6] 盾を持っている側を狙う場合、命中判定へのペナルティは倍になります。盾を持っている側の腕なら-4、手なら-8です。
[7] 人間の男性(および似たような種族の雄)は叩きダメージによる衝撃が2倍になります(最大-8)。転倒するかどうかの判定には-5されます。そうでなければ、胴体への命中として扱います。
[8] 末端。四肢と同じですが、HPの3分の1を超えるダメージで部位が使えなくなる大怪我を与えます。それを超えたダメージはなくなってしまいます。
[9] ランダムに決めている場合、1Dしてください。1〜3なら右で4〜6なら左です。
[10] 「首」は首と喉です。叩きと侵蝕攻撃は1.5倍、切りダメージは2倍になります。首への切り攻撃で死んだキャラクターは、首を落とされたものとして扱うことができます!
[11] 「重要器官」は心臓、肺、腎臓などです。刺しとすべての貫通体ダメージは致傷修正が3倍になります。収束ビーム焼き攻撃は2倍になります。他の攻撃では重要器官を狙うことができません。
すべての負傷の致傷修正は「無生物・均一・集合体へのダメージ」を使用してください。
●集合体:Diffuse
「集合体」
命中部位に関わる転倒するかどうかの修正、衝撃への修正、致傷修正についての影響は無視します(しかし目や四肢や末端が使えなくなる可能性はあります)。刺しと貫通体の攻撃は、どれだけのダメージが防護点を突き抜けたとしても1HPの負傷しか与えません。他の攻撃も2HPを越えてダメージを与えることはありません。
●均一:Homogenous
「均一」
命中部位に関わる転倒するかどうかの修正、衝撃への修正、致傷修正についての影響は無視します(しかし目や四肢が使えなくなる可能性はあります)。
エラッタ修正:訳語不統一 【誤】「均一体」 【正】「均一」
●脳がない:No Brain
「脳がない」
頭蓋骨や顔への命中による転倒するかどうかの修正と致傷修正の変更はありません。目への命中は目を使えなくする可能性がありますが、それ以外は顔への命中として扱ってください(頭蓋骨への命中ではありません)。
●重要器官がない:No Vitals
「重要器官がない」
重要器官や鼠径部への命中は胴体と同じ効果です。
エラッタ修正:訳語不統一 【誤】「重要部位がない」 【正】「重要器官がない」
●無生物:Unliving
「無生物」
命中部位は通常の効果を持ちますが、目、頭蓋骨、重要器官以外を目標とした貫通体と刺しダメージは、致傷修正が減少します。
●クモ型:Arachnoid
クモや似たような八脚の生物。
●トリ型:Avian
2つの翼、2本の足を持ち腕のない生物。例:トリ。
●カニ型:Cancroid
カニ、ロブスター、サソリなど、前肢にハサミを持つ生物。
●ケンタウロス型:Centaur
四脚と人間型の中間の生物。
●六脚:Hexapod
6本足の生物です。例:昆虫。有翼六脚はハエのように翼を持つものです。
●魚型:Ichthyoid
魚、クジラ、および似たような生物。
●タコ型:Octopod
腕を兼ねた脚をもつ、タコや似たような生物。
●四脚型:Quadruped
4本の脚を持ち、腕のない生物。有翼四脚は、ドラゴンのようにさらに一組の翼を持ちます。
●ヘビ型:Vermiform
這う生物(ヘビ、長虫など)やその亜種(翼を持つヘビ、腕はあるが脚のないヘビ人間、など)。
[[四脚、六脚、ケンタウロス型、トリ型命中部位表>命中部位表#Quadruped_Hexapod_Centaur_and_Avian_Hit_Location_Table]]
出目(3D) | 四脚 Quadruped | 有翼四脚 Winged Quadruped | 六脚 Hexapod | 有翼六脚 Winged Hexapod | ケンタウロス型 Centaur | トリ型 Avian |
---|---|---|---|---|---|---|
― | 目(-9) | 目(-9) | 目(-9) | 目(-9) | 目(-9) | 目(-9) |
3〜4 | 頭蓋骨(-7) | 頭蓋骨(-7) | 頭蓋骨(-7) | 頭蓋骨(-7) | 頭蓋骨(-7) | 頭蓋骨(-7) |
5 | 顔(-5) | 顔(-5) | 首(-5) | 首(-5) | 首(-5) | 原書では顔(-5) |
6 | 首(-5) | 首(-5) | 顔(-5) | 顔(-5) | 顔(-5) | 原書では首(-5) |
7〜8 | 前脚(-2)* | 前脚(-2)* | 前脚(-2)* | 前脚(-2)* | 前脚(-2)* | 翼?(-2)* |
9〜10 | 胴体(0) | 胴体(0) | 胴体(0) | 胴体(0) | 胴体(0)† | 胴体(0) |
11 | 胴体(0) | 胴体(0) | 中脚(-2)* | 中脚(-2)* | 胴体(0)† | 胴体(0) |
12 | 鼠径部(-3) | 翼?(-2)* | 鼠径部(-3) | 翼?(-2)* | 鼠径部(-3) | 鼠径部(-3) |
13〜14 | 後脚(-2)* | 後脚(-2)* | 後脚(-2)* | 後脚(-2)* | 後脚(-2)* | 脚(-2)* |
15〜16 | 足(-4)* | 足(-4)* | 足(-4)* | 原書では中脚(-2)* | 腕(-2)* | 足(-4)* |
17〜18 | 尾?(-3) | 尾?(-3) | 原書では中脚(-2)* | 足(-4)* | 末端(-4) | 尾?(-3) |
― | 重要器官(-3) | 重要器官(-3) | 重要器官(-3) | 重要器官(-3) | 重要器官(-3) | 重要器官(-3) |
*:ランダムに決めている場合、1Dしてください。1〜3なら右で4〜6なら左です。盾を持っている場合、ペナルティは2倍です。腕や脚なら-4、末端なら-8です。
†:ケンタウロス型の場合、9〜10は動物の胴体に命中します。意図的に狙って攻撃する場合、どちらもペナルティはありません。
●腕、目、顔、足、鼠径部、脚、首、頭蓋骨、胴体、重要器官:
Arm, Eye, Face, Foot, Groin, Leg, Neck, Skull, Torso, Vitals
人間と同じルールを用いてください。ケンタウロス型の「腕」というのは上部にのみある人間の腕を意味します。「足」には蹄などを含みます。「胴体」には後胴・胸・腹などを含みます。
●末端:Extremity
ケンタウロス型の場合、1Dしてください。奇数なら左、偶数なら右です。
●前脚:Foreleg
前にある右か左の脚です。
●後脚:Hind Leg
後ろにある右か左の脚です。
●中脚:Mid Leg
中脚は六脚生物の、真ん中にある右か左の脚です。
エラッタ修正:原書では表のMid Legの箇所が、日本語版では「中足」と誤訳されている部分が複数ある。●尾:Tail
Mid Leg (-2)*
【誤】中足(-2)*
【正】中脚(-2)*
尾が「追加の腕」か「攻撃部位」と見なされるか、魚の尾である場合、部位が使えなくなるルールの上では四肢として扱ってください。そうでなければ末端(手足)として扱ってください。尾が使えなくなるとバランスに影響があります。地上の生物なら敏捷力が-1されます。水中や空中なら敏捷力のペナルティは-2になって、水中・空中の移動力は通常の半分になります。もし尾が無かったり、あっても非常に短い時には(例えばウサギのように)「胴体」として扱います。
●翼:
部位が使えなくなるルールの上では四肢として扱ってください。翼が使えなくなると飛行できません。
●腕、目、顔、足、鼠径部、脚、首、頭蓋骨、胴体、重要器官:
Arm, Eye, Face, Foot, Groin, Leg, Neck, Skull, Torso, Vitals
人間と同じルールを用いてください。ケンタウロス型の「腕」というのは上部にのみある人間の腕を意味します。「足」には蹄などを含みます。「胴体」には後胴・胸・腹などを含みます。
●末端:Extremity
ケンタウロス型の場合、1Dしてください。
●前脚:Foreleg
前にある右か左の脚です。
●後脚:Hind Leg:
後ろにある右か左の脚です。
●中脚:Hind Leg:
六脚生物の、真ん中にある右か左の脚です。
●尾:Tail
尾が「追加の腕」か「攻撃部位」と見なされるか、魚の尾である場合、部位が使えなくなるルールの上では四肢として扱ってください。そうでなければ末端(手足)として扱ってください。尾が使えなくなるとバランスに影響があります。地上の生物なら敏捷力が-1されます。水中や空中なら敏捷力のペナルティは-2になって、水中・空中の移動力は通常の半分になります。もし尾が無かったり、あっても非常に短い時には(例えばウサギのように)「胴体」として扱います。
●翼:
部位が使えなくなるルールの上では四肢として扱ってください。翼が使えなくなると飛行できません。
出目(3D) | ヘビ型† Vermiform | タコ型‡ Octopod | カニ型§ Cancroid | 魚型 Ichthyoid | クモ型 Arachnoid |
---|---|---|---|---|---|
― | 目(-9) | 目(-8) | 目(-9) | 目(-8) | 目(-9) |
3〜4 | 頭蓋骨(-7) | 脳?(-7) | 頭蓋骨(-7) | 頭蓋骨(-7) | 脳?(-7) |
5 | 顔(-5) | 顔(-5) | 顔(-5) | 顔(-5) | 首(-5) |
6 | 首(-5) | 首(-5) | 首(-5) | ひれ?(-4) | 顔(-5) |
7〜8 | 首(-2) | 腕1〜2(-2)* | 腕(-2)* | 胴体(0) | 脚1〜2(-2)* |
9〜11 | 胴体(0) | 胴体(0) | 胴体(0) | 胴体(0) | 胴体(0) |
12 | 胴体(0) | 胴体(0) | 胴体(0) | 胴体(0) | 鼠径部(-3) |
13〜14 | 胴体(0) | 腕3〜4(-2)* | 脚(-2)* | ひれ?(-4) | 脚3〜4(-2)* |
15〜16 | 胴体(0) | 腕5〜6(-2)* | 脚(-2)* | ひれ?(-4) | 脚5〜6(-2)* |
17〜18 | 胴体(0) | 腕7〜8(-2)* | 足(-4)* | 尾?(-3) | 脚7〜8(-2)* |
― | 重要器官(-3) | 重要器官(-3) | 重要器官(-3) | 重要器官(-3) | 重要器官(-3) |
*ランダムに決めている場合、1Dしてください。1〜3なら右で4〜6なら左です。盾を持っている場合、ペナルティは2倍です。腕や脚なら-4、末端なら-8です。
†有翼ヘビ型の場合、15〜18は翼(-2)です。ヘビ人間の場合、7〜8は右腕(-2)、13〜14は左腕(-2)、17〜18は手(-4)です。
‡イカの場合、17〜18は胴体(0)です。1〜2番以外の腕は、負傷を考える上では末端として扱ってください。命中修正は-3です。
§サソリの場合、12は尾(-3)です。
●腕:Arm
タコ型の場合、1〜4番の腕は物を扱うのに使用し、5〜8番の腕は移動に使用していると便宜上します。
カニ型の場合、腕というのは前肢のハサミのことです。
負傷(「部位が使えなくなる負傷」)などについては、人間・人間型と同じルールを用いてください。
●脳:Brain
タコ型とクモ型の「脳?」は頭蓋骨と同じですが、DRは1です。
●目、顔、足、鼠径部、首、頭蓋骨、胴体、重要器官:
Eye, Face, Foot, Groin, Neck, Skull, Torso, Vitals
人間・人間型と同じルールを用いてください。
●ひれ:Fin
魚型は2〜3のひれやエイのような翼を持つことがしばしばです。どれに命中したかはランダムに決めてください。負傷を考える上では、これは末端(手足)として扱ってください。ひれが使えなくなるとバランスに影響があります。敏捷力に-3されます。
●脚:Leg
カニ型の場合、これは体を支える脚すべてです。どれに命中したかはランダムに決めてください。
クモ型の場合、1〜2番は最も前にある組み、3〜4は前から2番目の組み、5〜6番は前から3番目の組、7〜8番は最も後ろにある組みです。
負傷(「部位が使えなくなる負傷」)などについては、人間・人間型と同じルールを用いてください。
●尾:Tail
「四脚、六脚、ケンタウロス型、トリ型命中部位表」の注釈を見てください。魚型の場合、「尾?」の大部分は胴体と見なされます。これは先端部分だけです。
- 命中部位ルール(HIT LOCATION)
- どこを攻撃するか決める(Deciding Where to Attack)
- 「命中部位表」(HIT LOCATION TABLES)
- 「人間と人間型生物の命中部位表」(HUMAN AND HUMANOID HIT LOCATION TABLE)
- 収束ビーム焼き攻撃(Tight-Beam Burning Attacks)
- 鎧の隙間を狙う(Targeting Chinks in Armor)
- 組みつきと命中部位(Grappling and Hit Location)
- ランダム命中部位(Random Hit Location)
- 「負傷耐性」と命中部位(Injury Tolerance and Hit Location)
- 広範囲の負傷(Large-Area Injury)
- 人間以外の目標と車両の命中部位(Hit Location for Non-Humanoids and Vehicles)
- 「人間型以外の命中部位表」(NON-HUMANOID HIT LOCATION TABLES)
- 「乗り物命中部位表」(VEHICLE HIT LOCATION TABLE)
- 「搭乗者命中表」(OCCUPANT HIT TABLE)
- どこを攻撃するか決める(Deciding Where to Attack)
- 武器への攻撃(STRIKING AT WEAPONS)
- 武器に対する攻撃への防御(Defending Your Weapon)
- 武器を弾き飛ばす(Knocking a Weapon Away)
- 武器を壊す(Breaking a Weapon)
- コラム:敵を取り押さえる(Subduing a Foe)
- コラム:頸動脈締めと呼吸停止(Strangulation and Smothering)
コメントをかく