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tyounekogami 2023年09月19日(火) 22:02:23履歴
武器ステータスでの原書名「aff」は「affliction」(「特殊効果」の原書名)の略記であり、これを「苦痛」と訳して武器表等で用いるのは悪手と言える。負傷の種類や、その攻撃による効果を省略形で表した物です。
攻撃が命中すると、目標は防護点を超えたダメージ分だけヒットポイントを失います。これは、小型貫通体(表では貫-)による攻撃なら半分、「切り」と大型貫通体(表では貫+)による攻撃なら50%増し、「刺し」と巨大貫通体(表では貫‡)による攻撃なら倍になります。疲労ダメージは、ヒットポイントではなく疲労点を減少させます。「特殊効果」(aff)は負傷ではありませんが、武器の解説に示されているように、生命力判定に失敗すると特定の効果を受けます。こうした追加ルールについては、第11章「戦闘」の「ダメージと負傷」を参照してください。

「武器ステータス」ページの内容
第4版では「ダメージ」が、「基本致傷力」と「威力」と「攻撃種類」と「負傷」でゲームターム上使い分けられていることに注意が必要である。
ダメージ (damage) は、ダメージ判定で振られた防護点を通過する前の値を指す。
負傷 (injury) は、防護点(DR)を通過して致傷修正による乗算(切りで1.5倍など)を施した後の実際に減少するHPの値を指す。
すなわち
●{ (ダメージ) - DR(防護点)} × 致傷修正 = injury(負傷)
となる。致傷修正の値は、命中部位、「無生物・均一・集合体へのダメージ」などの修正によって変わりうる。
攻撃型 | |||||
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名称 | 省略1 | 省略2 | 原書表記 | 省略3 | 備考 |
叩きダメージ | 叩き | 叩 | Crushing | cr | 「防護点」を引いたダメージがそのまま負傷の値となる(ただし、首への致傷修正は×1.5)。「突き飛ばし」をもたらしやすい。効果的に「鈍的外傷」を与える。 |
切りダメージ | 切り | 切 | Cutting | cut | 「防護点」を引いたダメージの1.5倍が負傷の値となる。生物にも「無生物」「均一」の目標にも共通して×1.5の致傷修正をもつ。首への致傷修正は×2。「鈍的外傷」と「突き飛ばし」を起す。 |
刺しダメージ | 刺し | 刺 | Impaling | imp | 「防護点」を引いたダメージの2倍が負傷の値となる(ただし、四肢への致傷修正は×1、重要器官への致傷修正は×3)。「無生物」に対する致傷修正は×1、「均一」に対する致傷修正×1/2。目や重要器官を狙うことができる。「鈍的外傷」を与えることができる。ハイテクの柔軟な防具をすり抜ける可能性あり。 |
侵蝕ダメージ | 侵蝕 | 侵 | Corrosion | cor | 酸による侵蝕、分解やそれに似たようなもの。「防護点」を引いたダメージがそのまま負傷の値となる。顔と首への致傷修正は×1.5。基本ダメージ5点与えるごとに本来のダメージに加え「防護点」を1点ずつ減少させる。生物はHPと同じ割合で自然な「防護点」を回復。 |
毒ダメージ | 毒 | 毒 | Toxic | tox | 病気、毒、放射線などで細胞にダメージを与える。ふつう機械には効果がない |
焼きダメージ | 焼き | 焼 | Burning | burn | 炎、エネルギービーム、電気的な炎によってダメージを与える。着火する可能性がある。「防護点」を引いたダメージがそのまま負傷の値となる。「収束ビーム焼き攻撃」である場合、目や重要器官を狙うことができ、重要器官への致傷修正は×2。 |
貫通ダメージ | 貫通 | - | Piercing | - | 弾丸のように速くて鈍い投射体か、投げ矢や針のように鋭いが「刺し」に分類するには小さいもの。目や重要器官を狙うことができ、「鈍的外傷」を与える。重要器官に対して×3の致傷修正をもつ。さらに以下の4つに分類される |
小型貫通体 | 貫- | 貫- | Small Piercing | pi- | 吹き矢のような低エネルギーの投射体や徹甲弾のように目標に穴を開けて貫通し小さな傷を残す攻撃に使う。生物に対しては「防護点」を引いたダメージの半分が負傷の値となる。「無生物」に対する致傷修正は×1/5、「均一」に対する致傷修正は×1/10。 |
貫通体 | 貫 | 貫 | Piercing | pi | たいていのライフルとピストルの弾丸に使用。「防護点」を引いたダメージがそのまま負傷の値となる。「無生物」に対する致傷修正は×1/3、「均一」に対する致傷修正は×1/5。 |
大型貫通体 | 貫+ | 貫+ | Large Piercing | pi+ | 大口径の銃弾やホローポイント弾のように大きな傷を残す銃弾に使う。生物に対しては「防護点」を引いたダメージの1.5倍が負傷の値となる。「無生物」に対する致傷修正は×1/2、「均一」に対する致傷修正は×1/3。 |
巨大貫通体 | 貫‡ | 貫‡ | Huge Piercing | pi++ | 大型貫通体よりも大きな傷を残す攻撃に使う。生物に対しては「防護点」を引いたダメージの2倍が負傷の値となる。「無生物」に対する致傷修正は×1、「均一」に対する致傷修正×1/2。 |
疲労ダメージ | 疲労 | 疲 | Fatigue | fat | 致死的ではない攻撃。低アンペアの電気ショックや"精神攻撃"、低体温症や飢えのように相手を弱体化させるもの。HPではなくFPを減少させるもの。機械には影響しない |
鈍的外傷2倍 | (未定) | Double Blunt Trauma | dbt | (叩き以外で)2倍の鈍的外傷を与える。焼きと侵蝕でも10点ごとに1点の鈍的外傷を与えるようになる | |
突き飛ばし2倍 | (未定) | Double Knockback | dkb | 突き飛ばしの距離が通常の2倍になる | |
爆発ダメージ | 爆発 | 爆 | Explosion | exp | 爆心地の周囲にいる者を巻き込んで負傷させる可能性がある爆発を伴う攻撃。ダメージの値を爆心地から距離の3倍で割り、周囲に適用する。爆発によって「破片ダメージ」を与える可能性 |
破片ダメージ | 破片 | Fragmentation | frag | 爆発による破片が飛び散って周囲にいる者に「切り」を与えることがある。破片が飛び散る距離は破片ダメージのサイコロ数×5メートル | |
着火攻撃 | 着火 | Incendiary | inc | 連動した焼きが1点ある | |
放射線 | (未定) | Radiation | rad | 毒の場合、通常のダメージ1点の代わりに1ラド、焼きの場合、通常のダメージに加えてダメージ1点あたり1ラドを与える | |
サージ | (未定) | Surge | sur | 電子機器や「電気式」の者を無力化する |
- 弾薬(Ammunition)
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