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tyounekogami 2025年05月31日(土) 15:32:39履歴
とりあえず試作、機能確認。第4版に第3版百鬼夜翔のルールが混在中。
以下は第20章「インフィニット・ワールド」の世界観に対応したデータです。
「[[吸血鬼>ヴァンパイア#Basic]]」 「[[種族テンプレート]]/[[吸血鬼>ヴァンパイア#Basic]]」
- 能力値修正:体力+6 [60]。
- 副能力値修正: HP+4 [8]; 知覚力+3 [15]。
- 有利な特徴:「変身/狼とコウモリ」 [30]; 「呼吸不要」 [20]; 「支配」 [20]; 「無効化/代謝性の危険」 [30]; 「負傷耐性/無生物」 [20]; 「非実体化」(「FP消費/2L」-10%) [72]; 「暗視/5L」 [5]; 「動物会話」(オオカミとコウモリのみ、-60%) [10]; 「年をとらない」 [15]; 「殺されない/2L」(「アキレスのかかと/木材」-50%) [50]; 「ヴァンパイアの噛みつき」 [30]。
- 不利な特徴:「依存/故郷の土が入った棺、1日毎」 [-60];「神の呪い/初めての家には招かれないと入れない」[-10];「HP消耗/人間の血、違法」 [-10];「嫌悪/ニンニク」 [-10];「嫌悪/宗教シンボル/5m以内」[-14];「嫌悪/流れる水」 [-20];「面妖/体温がない*、反射しない、蒼白*」 [-16];「制御できない衝動(12)/人間の血」[-15];「自然治癒しない/部分的」 [-20];「苦手/陽光/毎分1dダメージ」 [-60]。
- * 血を吸った後は除く。
- 「不妊」。
[[ヴァンパイア>ヴァンパイア#Fantasy]] 「[[種族テンプレート]]/[[ヴァンパイア>ヴァンパイア#Fantasy]]」『GURPS Fantasy』pp.111-112より。
基本的な吸血鬼は主に戦闘モンスターです。吸血鬼のより神秘的な力については、下記のヴァンパイア・メイジを参照してください。
- 能力値:体力+9 [90]。
- 副能力値: HP+6 [12]; 知覚力+2 [10]。
- 有利な特徴:「鋭敏味覚・嗅覚/2L」 [4]; 「呼吸不要」 [20]; 「痛みに強い」 [10]; 「無効化/代謝性の危険」 [30]; 「負傷耐性/血液がない、無生物」 [25]; 「暗視/5L」 [5]; 「気温の変化に強い/10L」 [10]; 「年をとらない」 [15]; 「殺されない」(「弱み/木材」-50%) [50]; 「ヴァンパイアの噛みつき」 [30]。
- 不利な特徴:「依存/故郷の土の棺、毎日」 [-60];「神の呪い/招待されない限り、初めて住居に入ることはできない」[-10];「嫌悪/ニンニク」 [-10];「嫌悪/聖なる物/5m」[-14];「嫌悪/流水」 [-20];「伝染性の攻撃」 [-5];「面妖/体温がない*、反射しない、蒼白*」 [-16];「制御できない衝動(12)/人間の血」[-15];「苦手/陽光/毎分1dダメージ」 [-60];「自然治癒しない/部分的」 [-20]。
- * 食事を摂った後は除く。
- 特色:「食事を摂らないと一時的に老化する」[-1]。
- 特色:「真の信仰を持つ者によって退散されうる」;「不妊」。
[[ヴァンパイア・メイジ>ヴァンパイア#Vampire_Mage]] 「[[種族テンプレート]]/[[ヴァンパイア・メイジ>ヴァンパイア#Vampire_Mage]]」ヴァンパイアの中には、魔法を使うときにその特異な性質を利用する特別な魔法の訓練(167ページの「血液魔法」を参照)を習得できる者もいる。この訓練を通じて呪文を使えることが、ヴァンパイアのより印象的な伝説の力の多くの源となっています。普通のヴァンパイアはそれらの力を持たず、主に肉体的な戦いで非常に危険な戦闘員となります。訓練を受けたヴァンパイア・メイジは、〈儀式魔法/吸血鬼の血液魔法〉技能とそれに基づく呪文を持っています。
- 能力値:「知力+2」 [40]。
- 有利な特徴:「魔法の素質/0L」 [5]、「動物会話」(オオカミとコウモリのみ、-60%) [10]、「種族テンプレート/ヴァンパイア」 [80]。
- 特色:「FPではなく血液プールによって強化される魔法(167ページの「血液魔法」を参照)」。
[[血液魔法>ヴァンパイア#Blood_Magic]]一部のヴァンパイアは魔術師となり、アンデッド状態の力を利用して呪文を唱えます。別の姿に変身したり、犠牲者の精神を制御したりするなど、より強力なヴァンパイアの能力は、血液魔法の結果です。この形式の魔法の特徴と制限は、ヴァンパイア・メイジ (p.112)の特色です。
ヴァンパイアはFPを呪文のエネルギー源として使用できません。代わりに、HPを燃焼して呪文を唱えます。普通のヴァンパイアとは異なりヴァンパイア・メイジ は「ヴァンパイアの噛みつき」を使用してHPを通常より高くし、「血のプール」(消費用の余剰HPの貯蔵)を形成できます。
犠牲者が死ぬ前に、通常、3HPにつき1点のエネルギーの割合で、吸収できる生命エネルギーを蓄えることができますが、一度に「血のプール」に登録できる犠牲者は1人だけです。必要に応じて、このエネルギーを使用して呪文を唱えることができます。負傷した場合、「血のプール」を消費して自分を癒すことができますが、癒したHP1点ごとに10秒間「集中」する必要があります。
ヴァンパイア・メイジは、僧侶と同様に呪文リストが限られています。彼らの呪文には前提条件はありませんが、〈儀式魔法/吸血鬼の血液魔法〉に基づく研究または呪文研究が必要です。各呪文は個別の技能です。適切な呪文には、シェイプシフティング、マインドコントロール、天候コントロール、および同様の偉業に関連する呪文が含まれます。
GMの選択により、自発的に血を捧げると、より高いレートでエネルギーを付与できます。つまり、吸収された1HPごとに1エネルギーポイントです。自発的とみなされるためには、申し出は完全に意識があり、取引の性質を認識しており、ヴァンパイアの精神的影響を受けていない人物から行われなければなりません。
一言でヴァンパイアと言っても実に多種多様です。広義の吸血鬼の中でも、現代で一般的に「夜の貴族」とイメージされている吸血鬼のことを「バイロニック・ヴァンパイア(Byronic Vampire)」と言います。バイロニック・ヴァンパイア=狭義のヴァンパイアと解釈されます。
バイロニック(バイロン的)とは、失楽園のサタンのようなダークヒーローのようなものを指します。ここではもっと端的に、ドラキュラ作品などの現代吸血鬼像の雛型になった詩人バイロン卿(第6代バイロン男爵ジョージ・ゴードン・バイロン)に由来します。
フェイクトゥルフのバイロニック・ヴァンパイアには、大まかに下記の種別を設けます。
一般的に多くの人が吸血鬼と聞いて連想するバイロニック・ヴァンパイアはノーブル・ヴァンパイア以上の吸血鬼です。レッサー・ヴァンパイア以下は「バイロニック・ヴァンパイアが登場する以前の民間伝承のゾンビ・妖怪めいた吸血鬼」にあたります。
記されている「地位」のレベルはヴァンパイアの社会における「地位」です。これは眷属の序列や支配力にも影響するでしょう。
- 「地位L-4」ハーフ・ヴァンパイア:
ヴァンパイアは基本的に不妊ですが、稀に性交で子供を作れる者がいます。他種族の妊婦が吸血鬼化した影響で、その胎児が半吸血鬼になることもあります。ハーフ・ヴァンパイアの多くは忌み子です。ダンピール等の吸血鬼に害なす者が生まれるかも知れないからです。「地位L-4」は凶悪犯罪者や抹殺対象のように扱われます(たいていはその社会自体を「敵」に回していることでしょう)。 - 「地位L-3」フェラル・ヴァンパイア:
野生化したスレイヴ・ヴァンパイアです。知能は動物並で、ゾンビや下級グールと同じようなものです。たいてい何らかの勢力によって早々に狩られます。他のヴァンパイアから守ってもらえないどころか駆除される可能性もあります。「地位L-3」は人間社会の「社会的弱者」でいうところの嫌悪の対象、奴隷未満……物乞いどころか害獣のような扱いです。 - 「地位L-2」スレイヴ・ヴァンパイア:
再生能力持ちの素早いゾンビのようなものです。言語を理解できますが、知能はほぼ動物並です。上位種から奴隷として扱われます。 - 「地位L-1」レッサー・ヴァンパイア:
魔法や超能力などの分かりやすい特殊能力は持っていない半人前の吸血鬼です。人間が理性を維持して吸血鬼化し、新参者として吸血鬼社会に受け入れられた場合は、とりあえずここから始めます。有能さや“親”の吸血鬼の家格によってはもっと高い「地位」に迎え入れられます。ただし、根回しも無く新参者がいきなり高い地位につく場合、反感を買うことがあります。- レッサー・ヴァンプ:特に決まった名称はありませんが、レッサー・ヴァンパイアの中でも、人間社会に紛れ込んで国体や社会を内側から蚕食していく者達です。ヴァンプとは「あばずれ・でっちあげ」を意味する言葉でもあります。陽光に耐性がある者でも、有名な太陽のシンボルを見ると理性を失ったりします。戦闘力は最弱の吸血鬼ですが、情報工作に長けます。顔を作り変えたりして人間社会の政治的影響力のある所に入り込みます。性格は三下悪党のような者ばかりです。現代地球で例えると、共産主義者やチュチェ思想・恨の思想に似た形で人間社会を蚕食し破滅に導きます。
- 「地位L0〜2」コモナー・ヴァンパイア:
貴族に対して庶民・平民的なヴァンパイア。「地位L1〜2」だと貴族の家来や側近、四天王ポジションなどになります。名前は特に定まってません。 - 「地位L3〜5」ノーブル・ヴァンパイア:
貴族然とした吸血鬼。ヴァンパイアといえば、一般的にこれを指します。純血種かどうかも家格に影響します。爵位ネタを人間社会に合わせるなら以下の候補があります。なおイギリスでは、男爵より下の、準男爵、ナイトなどの称号は爵位とはみなされないため、これらの称号を持つ者は貴族ではなく平民とされます。- 騎士伯(ナイト Knight)勲功爵、勲爵士とも。
- 準男爵(バロネット Baronet / 女準男爵 バロネテス Baronetess)准男爵とも。
- 男爵(バロン Baron /女男爵、男爵夫人 バロネス Baroness)
- 子爵(ヴィスカウント Viscount / 女子爵、子爵夫人 ヴィスカウティス Viscountess)
- 伯爵(アール Earl / カウント Count / 女伯爵、伯爵夫人 カウンテス Countess)
- 辺境伯(マルクグラーフ Markgraf)軍事地区(マルク:辺境地区、辺境伯領)の指揮官として設けられた地方長官の名称である。異民族と接しているため、他の地方長官よりも広大な領域と大きな権限が与えられており、一般の地方長官である伯(Graf, count)よりも高い地位にある役職とみなされていた。国によって城塞の司令官を意味する城伯・都市伯(独: Burggraf)など似たような爵位がある。
- 侯爵(マークイス Marquis マークエス Marquess / 女侯爵、侯爵夫人 マーチオネス Marchioness)
- 公爵(デューク Duke / 女公爵、公爵夫人 デューケス Duchess)
- 大公(グランドデューク Grand duke プリンス Prince/ 女大公、大公夫人 グランドデューケス Grand duchess)王の一族。大公爵とも。
- 「地位L5〜6」エルダー・ヴァンパイア?:
永い時を生きた上位吸血鬼です。エルダー(elder)は長老という意味合いもあります。中には「地位」を持たない古く強力なエルダー・ヴァンパイアもいます。 - 「地位L6〜7」ヴァンパイア・ロード?:
吸血鬼の王です。 - 「地位L8」ヴァンパイア・オリジン?:
吸血鬼達の始祖。真祖(トゥルー・ヴァンパイア)とも呼ばれる。他の吸血鬼から吸血されて吸血鬼化した者ではない。非常に強力で古い真祖は、生贄を要する神や竜や精霊と解釈した方が良い。
- ルスヴン(Ruthven ):
ルスヴン卿(Lord Ruthve)は吸血鬼という東欧の土俗的な魔物を「夜の貴族」に変貌させた、現代吸血鬼像の元型である。ドラキュラ伯爵の人物造形にも影響を与えた。ジョン・ウィリアム・ポリドリ(John William Polidori)作で吸血鬼小説の祖「吸血鬼」に登場する主人公吸血鬼がルスヴン卿。ルスヴン卿のモデルは、社交界の寵子ジョージ・ゴードン・バイロン卿をモデルにしているとされる。本作「吸血鬼」は、発表当初、「ニュー・マンスリー・レビュー誌」にバイロン作と記載されたため、大衆にバイロン作と信じられた。本作の構想は、バイロンが書きかけていた吸血鬼物語を骨子に作られたもの。ポリドリは、バイロンの主治医だった。「夜の貴族」としての吸血鬼をバイロニック・ヴァンパイアと呼ぶのもここに由来する。 - カーミラ(Carmilla):
レ・ファニュの吸血鬼譚に登場する女吸血鬼の名。ドラキュラ作品に大きな影響を与えた。 - ドラキュラ(Dracula):
ブラム・ストーカーの恐怖小説「ドラキュラ」に登場する男性吸血鬼。転じて、吸血鬼一般を表す言葉としても使用されてしまうこともあった。ドラキュラとはルーマニア語で「竜の息子」という意味である。 - ブルーブラッド(Blue blood):
吸血鬼とは関係なしに、貴族や名門出身者の別称。「青い血」は色素の薄い肌に浮かぶ静脈に由来。 - ブラッドドリンカー(Blue drinker):
「血を飲む者」を意味する言葉。広義の吸血鬼。ブラッドサッカー(Blue sucker。血を吸う者)とも。ちなみにブルートザオガー(Blutsauger)はドイツ語でそのまま「吸血鬼」の意味。 - デイウォーカー(Day walker):
陽光に耐性のある吸血鬼。 - サブサイダー(Subsider):
「落ちぶれた者」的な意味。フェラル・ヴァンパイアのように理性を失い凶暴化した吸血鬼を指す。吸血鬼社会にとっても駆除すべき食人ゾンビ的な存在。出典は吸血鬼映画『デイブレイカー』より。 - ノスフェラトゥ(Nosferatu):
吸血鬼の総称として使われる言葉。語源は "nosfur-atu" という古代スロヴァキアの言葉であり、それ自体もギリシャ語で「病気を含んだ」を意味する "νοσοφορος" が由来である。ヴァンパイアは病気を運んでくるものと見なされていた。 - ミディアン(Midian):
闇の種族が住む秘密の地下都市。転じて「夜の種族」(ナイトブリード Nightbreed)のこと。聖書においてはミデアン人は聖絶され虐殺された民族。 - フリークス(Freaks):
異形の者達。奇形の者達。化物ども。 - 不死王(ノーライフキング。No-life-King):
最高位のアンデッド(主に吸血鬼)につけられる称号。 - Vampyre:
ヴァンパイアの英語の綴りはVampireとVampyreがあります。iとyの違いがあります。海外創作ではより古いy型の方を真祖や力ある特別なヴァンパイアのニュアンスで用いるようです。日本のサブカルでの「竜と龍の字をドラゴンの上下位種の違いに用いる」ような感じでしょうか。 - 真名(マナ):
エルダーヴァンパイア以上や古く非常に強力なヴァンパイアは凄まじい不死性を持ちます。討伐しようにも殺害できず封印するしかない者もいます。さらに封印を施すにしても、そのヴァンパイアの「真名」を知らなければ封印を施せないことも多々あります。強力なヴァンパイアの多くは異名を持ちます。例:「帳(とばり)の画(えが)き手」「小竜公」「人渡り(マンウォーカー)」「氷眼慟哭(レッドアイスクリーム)」「破陽卿(エルドラコ)」「祖銃嬢(グンヒルドル)」「銃之淑女(ガンダムゼル)」「死之林檎(マンチニール)」など。 - 神祖:
真祖を含む全ての吸血鬼の始祖。神学的には西洋吸血鬼の源流は魔女に連なる地母神達(ヘカテやリリスやラミア等)。
以下の「特典」と「くせ」が組み合わさった特徴です。この組み合わさった状態では「くせ」用のスロット枠は消費しません。
- 特典:処女や童貞の判別。
- 吸血鬼用の特典で、知的種族の処女や童貞を直視する・臭いを嗅ぐ・体液を味うなどをしただけで、その知的種族が処女や童貞かどうかが分かります。判別に判定が必要になる場合、知覚力が基準になります。
- くせ:気娘の生き血を好む。
- 吸血鬼用のくせで、知的生物の処女の生き血を好物とします。若く生命力に溢れていたり、恋する美しい乙女や高潔な人物ほど、その血は美味に感じられます。童貞の血も同様に美味に感じられますが、吸血鬼自身の嗜好に大きく影響されます。
「[[対吸血鬼用封印術で封印される>ヴァンパイア#Sealed]]」「対吸血鬼用封印術で封印される」 [0CP] 特色
吸血鬼が猛威を振るっている世界では、吸血鬼ハンター等の抑止力がしばしば登場します。封印された吸血鬼は、多くの場合、怪しげな装飾のロザリオのような物体と化し、仮死状態となります。強力な吸血鬼の中には、その「真名」を知らなければ封印術を施せない上位種もいます。(無効化で再現します)
イメージ:https://youtu.be/djMpiPlGm68?t=90
吸血鬼が封印された物体が破壊された場合、中にいた吸血鬼は解放されます。封印術によっては、封印状態の吸血鬼と会話可能だったり、契約や状況に応じて封印を限定解除できるものもあります。
封印術についての詳細は《魂の壺》《霊体封印》M83P-84Pが参考になります。
あなたは「秘密/死」と同じく、正体が当局等に露見すると、生命の危険にさらされ追われる身となります。「秘密の身元/死」は非常に危険な存在がその社会の誰かになりすましていたり、人間から怪物となったことを世間に隠して人間時の身元や戸籍を維持していることを表しています。この特徴を不利な特徴たらしめているのは、あなたはこの「秘密の身元」の維持に注力しなければならず、この秘密は定期的にばれる可能性が生じる点にあります。
この特徴は基本的に-30CPですが、人間社会で「地位」レベルが3以上の場合、ばれる危険性が高まるため、さらに-10CP加わります。
銀メッキもしくは銀で縁取りした武器は表に書かれている価格の3倍で手に入ります。使用時の品質はメッキや縁取りをした品物の質になります。
文明レベル4になると銀の弾丸も作れるようになりますが、1個当たりの価格は表の価格の50倍になります!
銀の武器は、銀に対する「弱み」をもつ生物に追加のダメージを与えます。銀メッキもしくは銀縁取りの武器になると、負傷の倍率を減少します。×2は×1.5に、×3は×2に、そして×4は×3になります。
ケシの実や網の網目等を見るとその数を数えてしまいます。数えられる物は厳密には、「人為的に設置された(まかれた)物」で「小さな数えられる物」で「同種の物」です。
得られるCPは程度によって3つのレベルに大別されます。
- 「くせ」の1種。-1CPです。<足跡追跡><尾行>中に見かけると集中力が逸らされて技能に-3のペナルティが入ります。
- 「強迫行為」の1種。-5CP*の「自制可能な精神的不利な特徴」です。自制判定に失敗すると数を数えること以外の思考ができません。数えること以外の行動に下表のペナルティが付きます。数え終わるか、数える物から引きはがされるまで続きます。
自制値 | 行動へのペナルティ |
15 | -1 |
12 | -2 |
9 | -3 |
6 | -4 |
自制不可 | -6 |
自制不可のときの獲得CPは-12CPです。
因みに、地球では「満月(新月)の間のみ」の限定は-40%で、「満月の光を浴びている時のみ」だと-50%です。
「盟約」の限定にて、「吸血鬼の名誉重視」が(あるなら)-10%ぐらい、真祖や神格に対する「熱狂」なら-15%です。
「一時的不利な特徴」の限定にて、「満月の狂気」は効果があるなら-8%、「瘴気」は-8%、「自信過剰(12)」は-4%です。
吸血鬼の能力を体系化し、「吸血鬼的能力を封じる技術」によって妨害されるならば、吸血鬼的特殊能力の「パワー修正」[-10%]を施してもかまいません。「パワー修正」の名前は未定です(某少年漫画から「血鬼術」とか)。
基本的にヴァンパイアの特殊能力の多くは、ノーブル・ヴァンパイアか一芸に特化したコモナー・ヴァンパイア以上のヴァンパイアのみが取得可能です。
「高速移動(空中)」[20CP/レベル] を1レベルにつきさらに飛行の移動力が倍になっていきます。5レベルなら2の5乗で32倍になります。基本移動力7なら、飛行で×2、「高速移動(空中)L5」で×32、合わせて448、秒速448mは時速1612.8kmの超音速。
内訳
「代謝制御/1L」[5cp]に「持続時間延長/永続/予め設定した時間や血による目覚めで解除される」+150%と「妖力」-10%を追加すると、12cpのコストとなります。
この特殊な《活動中断》に「自分にしか使用できない」ことを設定するのは0cpで可能です。この制限を価値あるものと見なすなら、癖レベルの「神の呪い/《(前述の特殊な)活動中断》は自分にしか使用できない」[-1cp]も加えます。前述の性質と1つにまとめれば、(呪文レベルが最低でいいなら)合計は僅か2cpで解決します。
あるいは、自分にしか使用できない制限を「奥義呪文での呪文カスタマイズ」の一部として用います。
一例:妖魔術としての奥義呪文《永き眠り》を設計。《活動中断》を元に、習得難易度を「至難」にします。「奥義呪文のオプション」として以下のカスタマイズを加えます。
- 「術制約/重/2L」として「自分にしか使用できない」と「魔化できない」という制限を追加。スロット枠+2。
- スロット枠1つ消費し「起きるタイミングは自分で予め設定できる。また負傷した時や血による目覚めでも解除される」という性質を追加します。これは「手加減可能」+5%や「切り替え可能」+10%を参考に、+10%の価値と見なします。これにより呪文のエネルギー消費が1点増えます。
- 残りのスロット枠3つ消費し、「術消費/重/3L」で呪文のエネルギー消費を3点削減します。
以上を踏まえて、もっとも低コストですむ “永き眠り”を1つの特徴パッケージとしてまとめると下記のものになります。
「[[永き眠り>ヴァンパイア#Sleep]]」 「[[永き眠り>ヴァンパイア#Sleep]]/1L」この特徴は、妖魔術《活動中断》を生命力基準で、かつ、自分にのみ使用できる能力を表します。技能レベルは「生命力-2+対応才能」で、「この特徴レベル-1」点さらに増えます。特徴の内訳は以下のものです。
- [1]特典「呪文前提緩和/妖魔術《活動中断》」。
- [1]特典「基準能力値代用/妖魔術《活動中断》を生命力基準に」
- [1]妖魔術として《活動中断》を基本の「関連能力値-2」として習得。技能レベルの上昇は「永き眠り」のレベルで反映。
- [-1]「神の呪い/この妖魔術《活動中断》は自分にしか使用できない」。
- [0]この特徴は血による目覚めの影響を受けます。
GMの判断を要しますが、百鬼夜翔157ページから「演出効果」[+20%]の増強を採用すれば、強力なアンデッドの様な演出に有利な効果をつけれます。
演出の具体例は
- 冷たい風が吹く。
- 霧が発生する。
- 天気がにわかに曇って稲妻が閃く。
- 鏡やガラスがひび割れる。
- 周囲の灯りが消えたり停電する。
- 水が凍りつく。
- 十字架がへしゃげたり、焼けただれて宗教的シンボルとして機能しなくなる。
- コウモリの大群が現れ渦巻く。
- 月が赤い満月になる。
敵ボスNPC等でない限り、「演出効果?」の有利な効果の濫用は避けるべきです。
攻撃の代わりに、呪文のように「集中」を行ない、目標と目と目を合わせます。目が合ったら自身の能動ターンの最後に「凶眼」を発動できます。効果を適用させるために、ヴァンパイアと目標の意志力で即決勝負します。この時、ヴァンパイアの意志力には「長距離の修正値」の修正を用います(この能力の最大射程は100mであり、距離に関しては200m未満であればペナルティはありません)。
目標が勝てば何の影響もありません(ヴァンパイアの目が妖しく光ってることには気づきます)。ヴァンパイアが勝つと、負けた目標は「失敗度×30分間」、ヴァンパイアが選んだ「精神的不利な特徴」を-15CPまで植え付けられます。典型例は、このヴァンパイアを対象とした「熱狂」です。
この能力は「特殊効果L1」[10CP]に以下の修正(+320%)を加えたものです。
- 特別増強[+15%]「不利な特徴を与える/-15CP分:+15%」
- 増強[+330%]:「呪文状L3:+200%」「持続時間延長/30倍:+60%」「別能力値基準/意志力:+20%」「宇宙パワー:特別増強の「不利な特徴」にある「自発的な精神的不利な特徴は除く」という制限を特例的に除外する:+50%」
- 限定[-25%]:「感覚に依存/視覚:-20%」「不快な副作用/目が妖しく光る/反応修正-1:-5%」
基本仕様として「特殊効果」はダメージ半減距離10、最大射程100、正確さ3、連射1、弾数無限、反動1です。もしダメージ半減距離よりも遠い場所にいたら、犠牲者は判定に+3の修正があります。犠牲者は抵抗に失敗すると特殊効果の影響を受けます。原則として相手は朦朧状態になります。回復するには意志力の判定に成功しなければなりません。目標はこの判定を1秒に1回、能動ターンの終わりに行なえます。「凶眼」による「精神的不利な特徴」は、この朦朧状態からの回復後に発揮(効果時間のカウント開始もここから)されるようにしてもかまいません。
■《霧の体》 知力/至難/通常呪文
白い、半透明のぼんやりした塊になります。固い物体や生き物も突き抜けてしまいます。衣服も身体と一緒に霧になりますが、装備は持っていけません。武器を振るったり何かを動かしたりはできませんが、物理的攻撃を受けることもありません。
魔法は、精神に直接作用するものだけ効果があります(情報伝達系呪文、精神操作系呪文、魂に影響する死霊系呪文など)。抵抗に-2のペナルティがあります。この状態で魔法や魔法や、魔法的な能力(魅了の視線など)を使うには、判定に-5されます。
この状態なら、通常の移動力で空中を歩けます。ただし、強い風があると流されます。霧の体になったヴァンパイア同士は、互いをすり抜けます。
「形態変更」の「変身している間、もしくは変身を解いている間装備は消えている」の増強のコストは、無荷まで+5%、軽荷まで+10%、並荷まで+15%、重荷まで+20%、超重荷まで+25%。
大柄な狼に変身できます。身に着けていた衣服や防具などはどこかに消え、戻ると再び現れます。手に持っていたり背負った品は地面に落ちます。
変身しても知力(意志を含む)はもとのままですが、狼の姿で可能なことしかできません。例えば呪文は動作なしでかけられるほど熟達していていないと唱えられません。呪文をかけるのに必要なFPは(新しい姿ではなく)本来の体力から減らします。
ヴァンパイアとしての共通特徴はそのままです(GMの判断で修正してかまいません)。この姿は、戦うためでなく、隠密行動のために使われることが多いでしょう。
長時間、この呪文を維持していると、1時間ごとに1度知力を1点失います。知力が5点まで下がったら、永遠に動物のままです。何らかの魔法的手段を使ってもらわないと元に戻れません。もとの身体に戻れば、失った知力も回復します。
■■狼に変身後のデータ
体力:10 敏捷力:12 知力:元のまま 生命力:12
HP:15 FP:元のまま
意志力:元のまま 知覚力:11
移動力:9 基本反応速度:6
よけ/受け/止め:9/-/-
防護点:1
サイズ修正:0
特徴:「超嗅覚」「四脚」など
攻撃手段:噛みつき/技能レベル12=1d-3/切
■《変身/蝙蝠》 知力/至難
狼への変身と内容は同じです。変身後の姿が大型のコウモリです。空を飛べるのと、隠れやすいのが利点です。
■■大型蝙蝠に変身後のデータ
体力:4 敏捷力:14 知力:元のまま 生命力:10
HP:6 FP:元のまま
意志力:元のまま 知覚力:12
移動力:2(空中12) 基本反応速度:6
よけ/受け/止め:9/-/-
防護点:0
サイズ修正:-4
特徴:「翼による飛行」など
攻撃手段:噛みつき/技能レベル14=1d-3/切
1度だけダメージを止める「剥離装甲」ですが、失われたHPと同じ割合で“治癒”します。
ヴァンパイアの凄まじい再生能力(「HP再生/瞬時」毎ターン10HP回復)と合わされば、陽光下でない限り、使い捨ての装甲も瞬く間に再生していきます。
「部位再生」を発動するためにあえて低いHPで「HP再生」を持つ場合、剥離装甲の防護点はダメージに対して事実上追加HPのように機能します。
本来DRを無視する呪文などに対しても機能させたければ、「対呪文状」+50%も必要です。「対呪文状」は、1つのパワー起源 (例:超能力) に制限する「タイプ限定」つきか、または+50%の防御版「宇宙パワー」と組み合わせる必要があります。この増強は+50%ですが、「呪文状」からのみの保護の場合は +0%です。
動画、DIO版:https://youtu.be/d9H9GgZF9cA?t=156、ストレイツォ版https://youtu.be/5KNnNwh8qEU?t=74
戦闘開始は1:37から | 戦闘開始は0:15から |
「特殊攻撃」の「焼きダメージ:5CP/レベル」か「叩きダメージ:5CP/レベル」か「貫通体:5CP/レベル」を威力1点(サイコロ0.3個分で最後に端数切上)で1レベルにします。[1.5CP]
攻撃の仕方によっては「壁/柔軟」[+30%]や「円錐状」[さまざま]などがありますが、ここでは以下のものを組み合わせます。※は百鬼夜翔の修正です。
「範囲に効果/L7/半径128m」[+350%]、「範囲内選択」[+20%]、「増強選択」[+10%]
「有効距離延長/L3/10倍(ダメージ半減距離延長は+L3で100倍に)」[+45%]、「手加減可能」[+5%]
「持続/10秒間」[+40%]、「速射/300発/発射速度選択/切替可能分裂弾1×300、2×150、3×100、4×75、5×60、他」[+310%]
「実体に影響」[+40%]、「非実体に影響」[+20%]、「曲射」[+30%]、「パワー全開?※/L5」[+50%]
「演出効果?※/派手な爆発や魔法陣展開、多種多様な弾種の流れ弾で範囲内の重要でない物が演出ですむ範囲で破壊される」[+20%]
「能動防御される?※/よけ・止め・妖術受け可能」[-30%]、「不快な副作用/派手な攻撃で目立ち隠密活動ができない」[-5%]
「不快な副作用/家紋として機能する魔法陣が展開され、出自がばれる可能性がある」[-5%]
修正は「+935%-40%=+895%」で基本が1.5CPなので端数切り上げて15CPになります。
以上によってできた「弾幕ごっこ用の光弾」[15CP]の性能は、
- 発動の判定は<特殊攻撃/弾幕ごっこ>で行ないます。腕からに限らず、自分の周囲からも光弾が発射できます。
- 長射程範囲攻撃で、ダメージ半減距離1000、最大射程1000、正確さ3、連射300(変更可能)、弾数無限、反動1
- 秒間300発の連射が可能です。命中判定300回は大変なので、分裂弾として命中判定を少なく処理できます。
- 範囲内目標1体につき毎秒300発(見かけ上はもっとあります)の弾幕が直径256mの範囲に10秒間飛び交います。
- 範囲攻撃ですが、目標は射撃攻撃に対するかのように能動防御(の内、よけ・止め・妖術受け)が可能です。ただし、曲射の影響を受けます。
- 範囲内の目標は選択可能で、曲射なので遮蔽物を迂回します。カーブは1回までです。
- 一応範囲攻撃なので、最大連射300発までを各目標に割り振るのではなく、目標各々に対して毎秒300発の攻撃が飛んでいきます。
- 弾幕の発射口は特に指定していない場合、範囲内で術者の周辺に最も近い場所付近か、空中の目標を囲むような範囲枠の立体20方向(水平6方向+上斜め6方向+下斜め6方向+上下2方向)から目標1体につき300発を各方向につき15発飛来します。
- 威力は弾種に選んだ「ダメージタイプ」1点で手加減可能です。防護点が0だと大きな累積ダメージになります。
- 最大HPの10%のHPか、FP5点を消費することによって、1段階強化につき威力を+1点できます。これを5段階まで行えます。
- 非実体に影響し、非実体時に実体へ影響することもできます。
- 演出効果?として、派手な爆発や魔法陣展開、多種多様な弾種の流れ弾で範囲内の重要でない物が演出ですむ範囲で破壊されます。場合によっては視界が塞がります。
また、魔法陣が家紋のように機能し(判別は吸血鬼に対する<神秘学><紋章学><魔法理論><秘伝>などの技能を用いります)吸血鬼の出自がばれる可能性もあります。 - 光輝く弾幕はとても目立ちます。敵の注意を引き、隠密行動に支障が生じます。
逆にこれを利用し美しい芸術的な弾幕を作りたい場合は、<美術/弾幕ごっこ>(知力/難)を用いります。
おまけ
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強力な「後援者」か、地形クラスの特徴「隠れ里」や天災級の妖術「津波」(の制限を「宇宙パワー」で解除)や広範囲の「群の召喚」などの応用。
「津波」を応用して地上攻撃(ついでに海上でも使える)のみ再現する場合下記のように処理します。あくまで津波を置き換えた物なので、亡者が自発的に攻撃しているわけではありません(ただし、高さ24mの衰えない津波と同程度の被害はもたらします)。
- 精度レベル知力±0[8CP]
- 威力レベル24[基本120CP]、直径800kmの範囲に高さ24mの津波、破壊力は叩きつけられる度に24d級ダメージ。準備1秒。持続24分毎。
- 以下の修正[+140%]を加えると、精度レベルに8CP、威力に288CP、しめて296CPとなります。
- 技能レベルのコストは第4版の至難と同じです。8CPで基準能力値±0。威力レベル1につきLC1つ分のCPが必要です。
- 「広範囲」の妖術の効果範囲は自身を中心に、威力レベル10なら直径100m、威力レベル14なら直径1.5km、威力レベル15なら直径3km、威力レベル20なら直径90kmです。
- 「広範囲(天災)」とあるものは、自分を中心とするばかりではなく、通常の広範囲型の効果範囲内の一点を中心として、効果を発動させることができます。
- 精神系は知力基準、肉体系は敏捷力基準です。
- 持続時間に○○単位とあった場合、そこに威力レベルの数字が入ります。威力レベル3で分単位なら、集中を切っても3分は持続するということです。
- 妖術なので、基本的に準備に1秒かかります。第4版なら、準備1秒なら呪文と同じく、戦闘行動の「集中」を行なえばその能動ターンの最後に使用できることとします。瞬間的に使えるならば自由行動のように使用できます。
効果範囲を分厚い暗雲で覆います。太陽光を遮り、まるで夜のようにあたりが暗くなります。雲の厚さは、威力レベル1につき5mですが、厚みに関係なく、術者が指定した範囲に暗い影が落ちます。「天候操作」の妖術では、この妖術で作った雲を追い払うことはできません。自然の風はもちろん、妖術の風でも吹き払うことは不可能です。
★特別増強:雲もないまま、太陽光だけを遮ります。やや薄暗い薄暗い程度から、昼間でも星が見えるようにもできます。+100%
★特別限定:頭上の黒雲ではなく、地表に白い霧を湧き出させて日光を遮ります。霧の中では、視野が10mしかありません。±0%
妖術「幻覚」の特殊な形です。水平線に幻の街を造ったり、太陽を2つに見せるだけが効果ではありません。地形や建物、風景だけを、別の姿に見せかけることができます。効果範囲内に、幻の家や山、迷宮を作り出すことが可能です。効果範囲を、実際の半分から2倍の広さに感じさせることも可能です。
この妖術で迷宮を作り出して、目標を迷わせることもできます。GMが実際に迷路を作って、マップを作りながら抜け出させるのもいいでしょう。あるいは抜け出すのに知力判定を行なわせてもかまいません。効果範囲の広さを考えて、GMが脱出するのに必要な時間を決めてください。
目標の特定事項についての知識を、奪い取れます。医学・学術・技術・芸術・専門・趣味・言語系に属する技能を1つ奪えます。GMの判断次第では、社会系・盗賊系の精神技能や個人的な記憶も奪えてもいいでしょう。
技能を奪うと、目標が技能に費やしたCPを、術者がその技能に使ったかのように、技能レベルが決まります。術者が持っている特徴などで、技能レベルは普通に修正されます。もとの目標がどんな特徴を持っていても、術者の技能レベルには影響しません。
同時に奪える技能の、費やしているCPの合計は、威力レベル×1CPを越えることはできません。
一度には1つしか奪えません。威力レベルぎりぎりまで、中途半端に奪うこともできます。余ったCPは、どこかに消えてしまいます。
術を逆転させて返す(捨てる)か、術者が死ぬまで、奪われた技能は返って来ません。
3ターンの間、目標に触れながら集中します。
4ターン目の始めに、精度レベルで判定します。目標は、寝たり縛られたりといった無力な状態でなければなりませんが、「意志力」(知力±意志の強さ・弱さ)で抵抗できます。
★特別限定:どれか一系列の技能か、個人的な記憶しか奪えません。-50%
★特別限定:威力レベルが許す限り、複数の技能をまとめて奪えます。ただし相手を殺して、脳か心臓を喰らわねばなりません。-50%
パワー全開L10+100%
「姿記憶」の妖術不要+100%
同意していない相手に使用可・相手のみ化けさせる(抵抗は生命力基準)+100%。
人間の若い女性の姿のみ-40%
化ける姿は術者が決められずGMまかせ(基本的に術者の吸血欲求を刺激する姿)-30%
- 「姿」のCPパック[0CP]:
技能レベルが敏捷力基準±0で[8CP]、威力レベル14[4CP×14=56CP]
直径1.5kmの範囲内にある扉や窓など、あらゆる出入り口を一瞬で閉じます。詳細は「監禁」(下記)参照。
「〜〜変形」や「〜〜使い」の妖術と連動すれば、家屋などでなくても、落とし穴を生じさせたり、森の木々を絡み合わせて閉じ込めることもできるでしょう。
★特別増強:壁や床の強度が上がり、扉などにはトラップが仕掛けられます。ドアノブに毒針が出現したりするのです。妖怪を殺せるほどではありませんが、人間には危険でしょう。破る難しさに応じて+50%〜+100%です。妖力が通用せず、透過も透視もできない壁にするなら+200%です。
正確には、術者だけが他の時間の流れに入り込みます。持続は術者の主観時間によります。周りは全く止まっており、術者を認識することもできません。
術者の方も、周囲には、限られた干渉しか行えません。術者は水の中で移動しているかのように、ねっとりとした空気をかきわけて動きます。移動力は半分(端数切捨て)になります。
周囲を殴りつけても、非常に固く感じられ、ダメージを与えられません。下手をすると、拳の方が壊れます。妖術などを発射しても、術者から離れた瞬間に停止してしまいます。
固定されていない物なら、持ち上げたり押したりして、一夜や向きを変えられます。重さは、通常の2倍とみなしてください。扉を開けたり、生き物の姿勢を変えることもできます。生き物の体力の2倍と、術者の体力で即決勝負を行なわねばなりません。
エネルギー体でも、手で掴んで向きを変えることができます。炎を掴んでも火傷することはありません。そのまま、敵の眼前まで持って行くことができます。投げつけた武器や銃弾も運んでゆけますし、落ちようとしている水を掴んで誰かの頭上からどけてやることもできます。
時間が動き出すと、例え位置や姿勢を変えられても、術者以外は行動をそのまま続けます。(動かされた方にとっては)いきなりの変化に対応するには「知力-5」判定に成功しなければなりません。「戦闘即応」があれば+1、「超反射神経(第4版なら超時感覚)」で+2のボーナスがあります。
ビームが目の前にいきなり現れた状態だと、「知力-5」判定に成功して、ようやく能動防御が行なえます。どのくらい近くまで運んでこられたかにもよりますが、能動防御には普通-5程度のペナルティがあります。時間を止めている最中に何度も発射しておき、それを直前まで持って来ておいて、同時に突っ込ませることも可能でしょう。
★特別増強:時間停止中に殴っておくと、時間が流れ出した瞬間に、一斉にダメージが加わります。殴ることで手や武器を傷めるかもしれません。+100%
このページへのコメント
各ヴァンパイア種族テンプレートには、追加能力値に多くの限定が施されています。しかし、第4版の仕様上(Powers参照)、限定をつけられるものは「一時的な」能力値に限られます。
特定条件で能力値が発揮されない(低下する)というのはそういう不利な特徴として扱う必要があります。
不利な特徴への限定は、『GURPS Power-Ups 8:Limitations』のp.6「不利な特徴への限定」(LIMITATIONS ON DISADVANTAGES)参照。
各テンプレートから「秘密の身元/人間時の戸籍」を削ぎました。
「脆弱/自然に存在できない」ものは、レベル2してCPを調節しています。
型月の世界観に例えるならば、
真祖=ノーブル、
死徒=コモナーやスレイヴ、
二十七祖=ノーブルに匹敵するほどの力を蓄えたコモナー、
といった感じでしょうか…?
>「吸血鬼ドラキュラ」に出てくるレンフィールドのような、ノーブル・ヴァンパイアに魅せられ従属する人間信者の類いは、吸血鬼界において地位何レベルとして扱われるのでしょうか?
能力や家格に影響するでしょうが、一般的にレッサー・ヴァンパイアと同じ吸血鬼的地位だと思います。
ノーブル・ヴァンパイアの側近や四天王ポジションとして迎えられたなら「地位レベル2」ぐらいでしょう。
質問です…。
「吸血鬼ドラキュラ」に出てくるレンフィールドのような、ノーブル・ヴァンパイアに魅せられ従属する人間信者の類いは、吸血鬼界において地位何レベルとして扱われるのでしょうか?