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tyounekogami 2025年04月25日(金) 20:33:33履歴
『[[GURPS Magical Styles: Dungeon Magic]]』『GURPS Magical Styles: Dungeon Magic』は第4版の魔法の追加ルール(特に「魔法系特典」)を扱ったサプリメント・ルールブックです。
オリジナルはhttp://www.sjgames.com/gurps/books/magicalstyles/
繋がりとしては
ガープス・魔法大全(原書はGURPS Magic )から追加サプリメントの「GURPS Thaumatology」、そしてさらに追加サプリメントがこの「GURPS Thaumatology: Magical Styles」です。
「Magical Styles」と銘打っていても、扱うルールは魔法流派よりも魔法系特典の割合が多いとのこと。魔法流派に関しては「GURPS Magical Styles: Dungeon Magic」の方が多いとか。
- このサプリメントの使用法(Using This Supplement) p.3
- 著者について(About the Author) p.3
- GURPSについて(About GURPS) p.3
- (COMPONENTS OF A STYLE) p.4
- 前提技能(Required Skills) p.4
- 選択ルールによる前提技能(Skills Required By Optional Rules) p.5
- 前提呪文(Required Spells) p.6
- 「ギルド」の意義(The Meaning of “Guild”) p.6
- 即席の特典(Quick Picks) p.8
- 流派の前提(Style Prerequisites) p.11
- 特典(Perks) p.12
- 奥義呪文(Secret Spells) p.14
- 呪文リスト(Spell List) p.14
- オプション性質(Optional Traits) p.18
- 流派のコスト(STYLE COST) p.19
- キャラクター作成時の流派購入(Buying Styles at Character Creation) p.19
- ゲーム開始後の流派購入(Buying Styles in Play) p.19
- 複数流派の購入(Buying Multiple Styles) p.19
「[[前提条件の再構築>GURPS Thaumatology: Magical Styles#Restructuring_Prerequisites]]」最も複雑なオプションは、流派のために個々の呪文または呪文系統全体の前提条件を完全に再構築することです。一般的な手順は「前提条件の変更?」 (『GURPS Thaumatology』、32-33ページ) で説明されています。これは、GMに多大な労力を要求する強引な方法です。特に、各流派に独自の前提条件ツリーを与えることを選択した場合はそうです。ただし、長期キャンペーンでは結果は価値があります!
次のプロセスにより、再構築作業をいくらかスピードアップできます:
1. 呪文系統を無視して、流派呪文リスト全体を組み立てます。
2. 呪文を、前提条件数が最も低いものから最も高いものの順に並べます。この目的のためには、より互換性のある方法論のため、『GURPS Thaumatology』の 261-267 ページの前提条件数が『魔法大全』の付録の呪文表(第4版呪文一覧)の前提条件数よりも適しています。
3. 最低の前提条件数が0より大きい場合、最も単純な呪文を基本呪文と宣言して、流派呪文を “ゼロに戻す” かどうかを決定します。そうである場合は、すべての前提条件数から最低の前提条件数を減算して、最低の前提条件数を 0 にし、流派に必要な技能が減算された前提条件数と少なくとも同じ数であることを確認します。
4. 前提条件数を使用して (必要に応じてゼロに戻します)、各呪文に “レベル” を割り当てます。
前提条件数 | 0 | 1 | 2-3 | 4-7 | 8-15 | 16-31 | 32以上 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
レベル | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
5. 低レベルの呪文を高レベルの呪文の前提条件として割り当てます。「前のレベルのすべての呪文の半分、端数切り上げ」は論理的な開始点です。ただし、レベルに4個未満の呪文がある場合、GMは流派所属者に次のレベルの呪文にアクセスする前にすべての呪文を習得するよう要求する場合があります。16個以上の呪文がある場合は、8つで止めるのが妥当でしょう。
もちろん、 “レベル” は退屈で使い古された用語です。 “サークル(circle)” や “度合い(degree)” などの別の単語を選択するか、番号付きの等級を派手なタイトルや色付きのローブなどに置き換えることを検討してください。

「GURPS Thaumatology: Magical Styles p.20」の「Ex-Stylists」に由来。
「GURPS Thaumatology: Magical Styles」の主な内容は、魔法流派でもたらせられるであろう「魔法系特典」のリストにあります。「魔法系特典」は、魔法使いが魔法のルールを少しだけ曲げることができる方法を表しています。 原則として、どの魔術師(少なくとも「魔法の素質0レベル」を持っている者)でもそれらを学ぶことができます。 呪文に費やした20cpごとに、魔法の学生は1つの「魔法系特典」を購入できます。しかし、魔法を学ぶ代わりに一貫した魔法の理論を研究する魔術師は、より迅速な結果を達成します。 「魔法学校の慣れ」があり、学校が必須と見なすすべての技能と呪文で少なくとも1cpを持っている者は誰でも、学校の呪文の10cpごとにその学校の特典の1つをさらに購入できます。
それらはすでに同等の構造を持っています! すべての聖職者は彼らの神格からの「神の代行者」を必要とし、前提条件のための独自の特別ルール(つまり、前提条件なし)を持つ制限されたリストから彼らの呪文を選びます。
ほとんどの場合、<宗教儀式>や<神学>などの技能も必要です。
それでも、魔法流派の多くの概念は神の魔法で役立ちます。
特に、神殿流派呪文? と技能を選択するためのガイドラインは、聖職者のためのキャラクターテンプレートと呪文リストを作成するときに時間を節約できます。
特に、神殿流派呪文?(「Spells for Temple Styles」 p.16)と、魔法の呪文系統を神聖な宗派範囲に一致させることに関する注記を参照してください。
GMが僧侶呪文にある程度の力の彩りを持たせたい場合、彼は「再構築の前提条件?」(Restructuring Prerequisites。 p.17)も興味深いと感じるかもしれません。
魔法系特典は聖職者にも適していますが、魔法使いがより自由にアクセスできるようにするのが最もバランスが取れています。
魔法をいじくり回すことは魔法使いの仕事ですが、聖職者はその才能を当然のこととして受け入れることが期待されています。これらの特典は、献身の報酬として最適に機能します。
神聖な呪文20cpごとに1つの魔法系特典は公平に思えます。
ただし、すべての魔法系特典が僧侶に適しているわけではありません。「魔術師階級」、「免許」、「許可」は、より高価な「聖職者」および/または「宗教階級」に統合されます。即席魔法は前提条件なしでは不均衡です。聖職者に他の神の呪文を与えるために、「学歴適合/(魔法流派)」のような縁遠いものを繋げる性質が存在する可能性はほとんどありません。「魔術師隠蔽」は、神聖な人間の英雄には適していません。前提条件がないなら「呪文前提緩和」は無意味です。
これらのルールを聖職者に適応させるときは、<神学>が<魔法学>のほとんどの用途を引き継ぐものと想定してください。
同様に、フレーバーとルールの両方の目的で用語の変更が必要です。
たとえば、「魔法系特典」(Magic Perks)は「神聖系特典」(Holy Perks)になります。 「魔法の素質」と「マナ」への言及は、「神の代行者」と「神聖性」(sanctity)に変換する必要があります。 「魔法の」(magical)または「魔法使いのように」(wizardly)は「聖なる」(holy)、「神授」(divine)、または「僧侶的な」(clerical)であるべきです。 「アカデミー」、「ギルド」、「学校」などはすべて「宗教」または「神殿/寺院」(temple)になります。
GURPS Thaumatology: Magical Styles p。 32魔法流派は魔法の呪文魔法で最もよく機能しますが、その側面をGURPS Thaumatologyの他のシステムに適応させることは可能です。
以下にいくつかの提案があります。「聖職者はどうなのか??」も参照してください。
いずれの場合も、GMは特定のシステムに合わせて魔法系特典を変更し、そのシステムの固有の機能と相互作用するいくつかのオリジナル特典の発明を検討する必要があります。
- ●儀式魔法(「Ritual Magic」 Thaumatology、pp.72-76):
- 魔法系特典はうまく機能します。 「呪文」を「テクニック」と読み替え、前提条件に関係するものをすべて削除します。ただし、儀式魔法の最たる機能「可調性魔法?」は、流派のスペシャリストの傾向とは多少対立しています。それでもGMは、中核技能といくつかの系統技能を中心に流派を構築し、呪文ではなくテクニックを提供したり、すべての必要系統技能を提供するいくつかの流派を作成したりできます。それぞれに異なる中核技能と特典があります。
- ●閾値魔法(「Threshold-Limited Magic」 Thaumatology、pp.76-82):
- これは、異常なエネルギー源を備えた単なる魔法です。魔法流派のほとんどすべてに互換性がありますが、FPへの参照はタリーの観点から読み換える必要があります。
- ●支援霊(「Assisting Spirits」 Thaumatology、pp.90-94):
- ウィザードの場合、これは、「呪文前提緩和」の特典の危険な代替手段として流派に固定することができます。アクセスには、「規則追加」特典が必要な場合や無料の場合があります。非魔法使いの場合、各支援霊には、流派と同じシステム面での役割を果たすための独自ルールがすでにあるため、流派の設定が冗長になってしまいます。ただし、魔法系特典は問題ありません。適切な技能(<秘伝><神秘学>など)の20cpに1つの魔法系特典という相場はほぼ公正です。
- ●パスと本(「Paths and Books 」 Thaumatology、pp。121-165):
- 儀式魔法について与えられた一般的なアドバイスに従いますが、儀式魔法とパス/本のスキルを中心にスタイルを構築します。魔法の各伝統はすでにパスのサブセットを教えているので、このアプローチはここでよりよく適合します。魔法系特典は、システムの詳細に大幅に適応する必要があることがよくありますが、本質的に不適切ではありません。
- ●可調性魔法?(「Flexible Magic」 Thaumatology、pp.166-195):
- GMが用語集を細分化し始めたり、マジシャンに動詞や名詞、またはレルム?(Realms)のみのスタイルを採用させたりすると、可調性魔法?の働きの自由が失われます――が、GMはそれを望んでいる可能性があります。魔法系特典は間違いなくこの魔法の自由奔放な性質に合っています!
- ●パワー(「Powers 」 Thaumatology、pp.202-208):
- パワーはすでに流派に似ています。パワーの使用者に適したすべての魔法系特典は、“現状のまま”かマイナーな適応で、そのパワーの「異能系特典」(Power Perks)としてリストされ、そのパワーの20cpごとに特典1つの割合で利用できます。
- 「魔術師階級/種別」†‡(Academic or Guild Rank) p.21
- 「調整可能呪文/種別」†(Adjustable Spell) p.21
- 「苦境下詠唱/種別」†(Afflicted Casting) p.22
- 「範囲呪文習熟/種別」† (Area Spell Mastery) p.22
- 「基準能力値代用」†(Attribute Substitution) p.22
- 「防御呪文習熟/種別」†(Blocking Spell Mastery) p.23
- 「戦闘儀礼/種別」†(Combat Ceremony) p.23
- 「呪文集中継続/種別」†(Continuous Ritual) p.23
- 「日常的詠唱/種別」†(Convenience Casting) p23
- 「鎮魂の誓約」(Covenant of Rest)p.23-24
- 「霊薬耐性/種別」†(Elixir Resistance)p.24
- 「規則追加/種別」†(Extra Option)p.24
- 「占星術式儀礼/種別」†(Astrological Ceremonies)
- 「流血魔法」(Blood Magic)
- 「暴力的呪文/種別」†(Brute-Force Spell)
- 「高速詠唱/種別」†(Fast Casting)
- 「柔軟な儀式/種別」†(Flexible Ritual)
- 「威圧的呪詛」(Intimidating Curses)
- 「真名識者」(Knower of Names)
- 「集団魔法」(Mass Magician)
- 「秘密の魔法材料/種別」(Secret Material)
- 「迅速魔化」(Speedy Enchantment)
- 「安定化技能/種別」†(Stabilizing Skill)
- 「遠方詠唱/種別」†‡(Far-Casting)p.24
- 「物騒な演出」†(Frightening Side Effects)p.25
- 「巨大目標/種別」†‡(Huge Subjects) p.25
- 「限定免疫/(特定の危険)」†(Immunity to (Specific Hazard)) p.25
- 「即席魔道具」‡ (Improvised Items) p.25
- 「即席魔法/種別」†(Improvised Magic) p.25
- 「簡易小魔法」(Intuitive Cantrip)† p.25-27
- 「手ぶら手当」(Aid)
- 「精神身分証」(Avatar)
- 「魔化品補助」(Boost Enchantment)
- 「不利特徴自給/種別」†(Controlled (Disadvantage))
- 「死人看破」(Corpse Smart)
- 「台風の目」(Eye of the Storm)
- 「限定感覚保護/嗅覚」(Filter)
- 「下草の助け」(Friendly Undergrowth)
- 「転送実感」(Gate Experience)
- 「限定動物共感/種別」†(Good with (Animal))
- 「丈夫な胃腸」(Gut of the Dragon)
- 「幻術師の勘」(Intuitive Illusionist)
- 「小火」(Kindle)
- 「分析補助」(Magical Analysis)
- 「限定感覚保護/聴覚」(Muffle)
- 「開閉動作」(Mystic Gesture)
- 「小石調達」(Pebbles)
- 「物品補強」(Reinforce)
- 「洗浄液」(Rinse)
- 「限定感覚保護/視覚」(Screen)
- 「修理補助」(Spark)
- 「入魂詠唱」(Willful Casting)
- 「呪文中断緩和/種別」†(Kill Switch) p.27
- 「免許/種別」†(License)p.27
- 「生命燃焼」‡(Life-Force Burn)p.27
- 「限定的ER/種別」†‡(Limited Energy Reserve) p.27
- 「学歴適合/(魔法流派種別)」†(Magical Style Adaptation)p.27
- 「魔法武器の絆/種別」†(Magical Weapon Bond) p.27
- 「マナ補填」†(Mana Compensation) p.27
- 「白兵呪文習熟/種別」†(Melee Spell Mastery)p.27
- 「強力呪文/種別」†(Mighty Spell)p.27
- 「射撃呪文習熟/種別」†(Missile Spell Mastery) p.28
- 「平凡魔法/種別」†(Mundane Magic) p.28
- 「銘刻/種別」†(Named Possession) p.28
- 「呪文動作不用/種別」†(No Gestures)p.28
- 「呪文口唱不用/種別」†(No Incantations)p.28
- 「真名隠匿」(Obscure True Name) p.28
- 「許可」†(Permit) p.28
- 「強力詠唱/種別」†‡(Power Casting) p.29
- 「念式誘導」†(Psychic Guidance) p.29
- 「魔化同伴許容」‡(Quick and Focused) p.29
- 「維持数削減」†‡(Reduced Footprint) p.29
- 「霊薬暗記/種別」†(Rote Alchemy) p.29
- 「抵抗上限拡張/種別」†‡(Rule of 17) p.29
- 「規則免除/種別」†(Rules Exemption)p.29-30
- 「献身的防御呪文/種別」†(Sacrificial Blocking Spell)p.30
- 「縄張り」‡(Sanctum)p.30
- 「巻物読み/言語」†(Scroll-Reading (Language))p.30
- 「魔術師隠蔽」(Secret Mage)p.30
- 「奥義魔法/種別」†(Secret Spell)p.30
- 「呪句宣言」‡(Secret Words)p.30
- 「夢現」(Shaman’s Trance)p.30
- 「呪文前提緩和/種別」†(Shortcut to Power)p.30-31
- 「拡張特訓/種別」†(Special Exercises)p.31
- 「呪文の絆/種別」†(Spell Bond)p.31
- 「呪文決闘者/種別」†(Spell Duelist) p.31
- 「限定呪文DR/種別」†‡(Spell Hardiness) p.31
- 「限定呪文耐性/種別」†(Spell Resistance)p.31
- 「支援霊契約/種別」†(Spirit Contract)p.32
- 「杖同調」(Staff Attunement) p.32
- 「杖の絆/種別」†(Staff Bond) p.32
- 「標準操作手順/種別」†(Standard Operating Procedure)p.32
- 「超共鳴/種別」†(Super-Sympathy) p.33
- 「魔法学的説法」(Thaumatological Doublespeak) p.33
- 「入魂詠唱」(Willful Casting)p.33
- 「浅学呪文/種別」†(Wizardly Dabbler) p.33
- 「魔法服化」(Wizardly Garb) p.33
エラッタ:https://www.sjgames.com/errata/gurps/4e/thaumatolo...
P. 36. The statblock for Rift to Hell should read:
Duration: Permanent, barring Remove Curse or the subject somehow fleeing Hell.
Cost: 12.
Time to Cast: 3 seconds.
Prerequisites: Magery 3, Secret Spell (Rift to Hell), and eight Fifth Circle spells.
「GURPS Thaumatology: Magical Styles」のp.36 魔法流派「The Onyx Path」の独自呪文「Rift to Hell」に由来。《地獄送り》(至難)……通常呪文/意志力で抵抗。死霊系呪文、転送系呪文
対象の足下に燃えるような地割れ的・亜空間的亀裂が開きます――対象は固い表面(地面、床など)に立っている必要があります――そして、被害者は即座に地獄に引きずり込まれることに抵抗しなければなりません。彼は抵抗に失敗すると多くの煙と騒音を伴って地獄へと身体的に引きずり込まれます! 彼が持っているものはすべて彼と共に地獄に送られます。
地獄への経路は誰かが追うにはあまりにも速く開閉し、爆破された地面の継ぎはぎだけを残します。
この呪文は《他者異次元移動》に似ていますが、戦闘を目的としているため、より速く、より安価です。その呪文とは異なり、術者は対象が地獄のどこに行き着くかを制御できず、裂け目の場所で唱えられた《呪い除去》で犠牲者を自分の存在面に戻すことができます(ただし、これが迅速に行われない限り、彼の精神的および肉体健康が損なわれる可能性があります)。
地獄への裂け目は悪魔に影響を与える可能性があります。《退散》ほど手間はかかりませんが、良い考えとは言えません。
●持続時間:永続的、ただし《呪い除去》か、対象が地獄から逃げ出すのを除いて。
●消費:12E。
●前提条件:「奥義魔法/地獄送り」、および死霊系魔法流派の「階級 L6」(ほぼ最上位)の独自呪文として習得。

追加特典とは
- 特典を特集したサプリメント。
- 特典名に併記されている記号の意味。
- 特典分類
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