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第3版では肉体系技能は主に敏捷力を、精神系技能は主に知力を基準能力値にしていました。
そして第3版では両者のCPコストの相場は異なっていました。
しかし、第4版では、肉体系技能も精神系技能もCPコストは同じです。
能力値も技能も、第3版と第4版でCPコストが違うので注意しましょう。

第3版の技能/CP表

肉体系技能	技能の難易度				精神系技能	技能の難易度
最終技能レベル	易	並	難		最終技能レベル	易	並	難	至難
能力値-4	-	-	-		能力値-4	-	-	-	0.5
能力値-3	-	-	0.5		能力値-3	-	-	0.5	1
能力値-2	-	0.5	1		能力値-2	-	0.5	1	2
能力値-1	0.5	1	2		能力値-1	0.5	1	2	4
能力値+0	1	2	4		能力値+0	1	2	4	8
能力値+1	2	4	8		能力値+1	2	4	6	12
能力値+2	4	8	16		能力値+2	4	6	8	16
能力値+3	8	16	24		能力値+3	6	8	10	20
能力値+4	16	24	32		能力値+4	8	10	12	24
能力値+5	24	32	40		能力値+5	10	12	14	28
さらに+1	+8	+8	+8		さらに+1	+2	+2	+2	+4

第4版の技能/CP表

	技能の難易度
最終技能レベル	易	並	難	至難
能力値-3	-	-	-	1
能力値-2	-	-	1	2
能力値-1	-	1	2	4
能力値+0	1	2	4	8
能力値+1	2	4	8	12
能力値+2	4	8	12	16
能力値+3	8	12	16	20
能力値+4	12	16	20	24
能力値+5	16	20	24	28
さらに+1	+4	+4	+4	+4

第4版では技能に0.5CPだけ払うことはできなくなりました。

　技能表記の繰り返しを避けるために、同じルールを用いる関連した技能を1つの見出しにまとめて説明することがあります。もし技能の説明に「専門化すること」が書かれておらず、技能全体の説明があってその後に個別の名前が書かれている場合、そうした技能を習得するときには、その技能を専門化としてではなく個別のものとしてとってください。

例：接近戦用の武器はすべて<白兵武器>（206ページ）で説明されていますが、あなたがショートソードを学ぶときには<白兵武器／ショートソード>ではなく<ショートソード>と書いてください。

　技能1つ、専門1つ(強制・自発的問わず)の場合は<技能名/専門>と書いてください。
例：<美術/絵画>。
複数の細分化が必要な場合、以下の指針に従ってください。

文明レベル

技能技能名の後ろ、専門の前にさらにスラッシュを入れてTLを書いてください。
例：<エンジニア/TL8/民間>

追加の専門化

あなたの専門がさらに細かく追加で専門化される場合、｢、｣で専門分野を分けてください。
例：<美術/絵画、油彩>

複数の専門をもつ技能

まれにですが専門を2つ選ばなければならない技能があります。この場合専門を中黒(･)で分けてください。
例：<地理/TL7/自然･地球型>

技能レベル	目安	成功率
3	どん底	0.5％
4		1.9％
5		4.6％
6	不手際	9.3％
7		16.2％
8	月並み	25.9％
9		37.5％
10	平均的	50.0％
11		62.5％
12	いくらか熟練	74.1％
13		83.8％
14	かなり熟練	90.7％
15		95.4％
16以上	専門家	98.1％

※ガープスでは、17はファンブルか自動失敗、18は必ずファンブルである為、17、18は割愛する。

特定の職業でプロを名乗るさいは、相応しい技能のレベルが12以上あると良いです。

　後ろに感嘆符｢!｣が付いている技能は、「万能技能」と称されるものです。
選択ルール「万能技能」はその分野における諸技能を全て包括しているマンガ的な技能です。
基準となる能力値、敏捷力や知力の違いで別個の物扱いになります。
GMの判断に大きく依存しますが、マンガ的英雄としての特殊な背景が必要だったり、習得可能数がそのキャラの背景に因んだもの1〜2種類に限定されていたりします。

CPコストは第四版技能(基準能力値に関わらずCPコストの内訳は統一されています。)の至難の3倍なので、能力値に対する最終技能レベルと必要CPは以下の通りです。

能力値-3で3CP
能力値-2で6CP
能力値-1で12CP
能力値+0で24CP
能力値+1で36CP
能力値+2で48CP
能力値+3で60CP
さらに+1につき+12CP

エラッタあり。誤字・訳語不統一。

　生物の健康、機能、重要器官に関係する以下の技能には｢生理学修正｣がかかります。
<応急処置>、<医師>、<診断>、<手術>、
<ボディ・ランゲージ?>、<経穴>、<秘孔>
　これらの技能の記述は、あなたの種族に使用する場合を想定して書かれています。
異なる種の一員に使用するときには以下の修正を用いてください。

• 似た生体組織を持つ種族：-2(人間からエルフ)〜-4(人間からトロール)
• 似ていない生体組織をもつが、同じ世界の住人：-5(大半の動物)
• 完全に異なる生物：-6より悪い修正(GM修正)
• 機械：判定不能！　これらの技能は｢機械｣の共通性質をもつ生物には機能しません。

　適切な技能判定に前もって成功すれば上記のペナルティを無効化できます。この判定はふつうその生物を対象とした<生理学>か、生物全体に関する<生物学>-4です。

　あなたが機械についての技能を選ぶ場合、その技能は設計・修理・使用の3種類に分けられることを心にとめておく必要があります。

　母国語は知力と同じレベルでスタートし、1ＣＰで知力+1、2ＣＰで知力+2、3ＣＰで知力+3といった具合に習得を進める。
　母国語でない言語は精神系の技能として扱う。


易：エスペラント語（って今の人知ってるんだろうか・・・）などの人造語。
並：一般的な言語（英語、日本語、フランス語など）
難：バスク語、ナバホ語などの人間の「普通の」言語形態から外れたもの。
至：発音が困難な言語（スライム語とか）、機械語など。


　意志の疎通確率は、対話を行うキャラクター同士の平均であるが、
　母国語でも6歳児以上とならば（6Lv以上）時間をかければ簡単な意思疎通が行えるし、
　母国語レベルが10であるにも関わらず、10Lv同士が会話すると意思疎通確率は50％であることから、
　このルールはいまいち実用的でないといえる。


言語の習得内容の目安：
4Lv以下：重要な単語を知っている。
5〜6Lv：単純な内容をゆっくり話すことができる。
7〜8Lv：あまり不自由なく話せる。異国語ならば変なアクセントがある。
9〜10Lv：母国語レベル。異国語ならば若干なまる程度。
11〜12Lv：教育を受けた人の母国語レベル。異国語ならばかすかになまる。
13〜14：ことわざまで完璧に話せる。会話からは外国人とはわからない。
15以上：きわめて流暢。異国語でもその言葉で考えることができる。

　技能なし値：敏捷力-4か知力-4(基準能力値による)

　世の中には冒険の役にも立たなければ、収入にもほとんどつながらないものの、人々が身につける様々な技能があります。こうした趣味の技能はすべて別の技能として扱います。機敏さや手先の器用さを必要とする趣味(ジャグリング、凧揚げ、刺繍、折り紙)は敏捷力/易の技能で、技能なし値は敏捷力-4です。知識や含蓄に重きをおいた趣味(コミック、SF（精/易）、ロック音楽、熱帯魚)は知力/易の技能で、技能なし値は知力-4です。
　こうした趣味系技能に少々のCPを費やすと、キャラクターを演じるのが楽しくなります--芸が身を助けることもたまにはあるでしょう。趣味系技能を習得したり、レベルを上昇させるためには、先生は必要ありません。しかし、既に存在して説明されている技能を、趣味技能として学習することはできません。

　現実で職業に使用する技能の多くは、賃金を得るには役に立ちますが、冒険ではほとんど役に立ちません。ですから個別に詳述していませんが、だからといって習得できないわけではありません。職業技能はそれぞれ個別の技能になります。もし「冒険に役立つ技能だけでは、生活費が満足に稼げない」と思ったときには、職業技能を習得すると確実に固定収入を得ることができます。キャラクターを何かのプロとして作成するときには、適切な技能を最低でも12レベルで習得していなければなりません(”無能”なキャラクターであると設定したい場合は別ですが)。
　ほとんどの職業には、それに関する知識の体系があります。そのため<職業技能>は基本的に｢知力/並｣の技能で、技能なし値は知力-5になります。賢明であるほど、仕事に必要な技術を素早く思い出してうまく使用することができます。例えば航空管制官、染物屋、理髪師、ビール醸造者、桶屋、醸造酒業者、花屋、ゲームデザイナー、ジャーナリスト、売春婦、製革業者、葡萄酒販売業者、動物園の管理人などが含まれます。
　一部の例外(ガラス職人、仕立屋、織物職人)は知識を思い出すことよりも手先の器用さが重要です。こうした職業の技能は｢敏捷力/並｣で技能なし値は敏捷力-5です。
　GMの判断次第ですが、ある職業技能の技能なし値が他の技能になることもあります。例えば、<ジャーナリスト>の技能なし値が<記録-3>になるのはごく自然です。
　高給の職業、あるいは周囲から尊敬される仕事に必要な職業技能は、前提条件を必要とすることがあります。例えば<航空管制官>には<電子機器操作/センサー>が前提条件として必要でしょう。技能なし値と同様に、これらはすべてGMの判断次第です。
　あなたは自由に自分の職業技能を作ることができます(ただしGMの承認が必要です)。これは独自のもので、きちんと定義されていなければなりません。例えば次のようなものがあります。